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彼からのミルクティー
2月のある日靴箱で会ったときに
「はい。」
渡されたのはコンビニの袋
「なにこれ」
「ミルクティー」
「え。やった!ありがとう」
コーンスープ買ってくれないならホットミルクティーでもいいと言った私に本当に買ってくれた
彼からのミルクティーは嬉しくて
家に帰ってからラベルに羽田くんからもらったミルクティーって書いて小さくたたんでお守りのような小さな小さな巾着袋にいれた
それは今も持ってるし
誰も知らない私だけの秘密
覚えてたらな覚えてたらなと言われ続け
女子はミルクティー好きだと聞かれたり
しつこく言っていた私に嫌がりもせずに聞いてくれて買ってくれた彼は何でも話せる私のクラス内での支えだった
後々聞くと彼のなかでの私はクラス内での支えだったらしい