僕のもの
君なんか死ねばいいのにな。その白く柔らかな身体を縛り上げ、震える可愛らしい声は喉元を切って黙らせてあげよう。さっきまで止まることなく溢れていた涙をぬぐい、闇より黒い瞳をそっとまぶたで閉じるように覆う。艶のある長い髪とともに君の頭を優しく撫で続け、僕は笑う。
「最高だ……。」
おっとまた興奮してしまった。深呼吸でもして荒い息づかいを整えなければ。落ち着け、落ち着け僕。
君を殺したい君を殺したい……。
この欲求を抑えられない、毎日毎日何度でも僕の頭の中で君を殺す。この世界から君の命が消える瞬間こそが美しい。生きてる君に存在価値なんてないよ。
ラズベリーだか野苺だか分からないけど、そんな香りのシャンプーを使って今日も風になびく君の髪。あの整えられた黒髪をハサミで滅茶苦茶に切ってやれば君の絶望した顔を見られるだろうか。
遠くでお友達と話す君。可愛げに笑っている君の顔はもう見飽きたよ。まだ誰にも見せたことのない醜い君の表情が見たくてたまらない。
また男達が君を可愛いとひそひそ話してるのが聞こえた。なんで君はモテるの?なんで君は可愛いの?みんなの人気者である君なんていらないよ。君は周りから見られてはいけない。君を見ていいのは僕だけなんだ。あぁ、独占欲の塊……。
「ああいう子が彼女だったらなぁ~。」
おい、そこの男。何言ってんだくたばれ。お前みたいなレイプ顔は犯すことしか頭にない低脳野郎だろうが。
……待てよ、君が見知らぬ男達に犯され泣き叫ぶ姿もいいな。散々弄ばれ、最後にはゴミくずのようにポイッと捨てられた君を僕が優しく抱きしめてあげる。男達に汚された身体を見つめながら「可哀想だね」って僕は面白おかしく笑うんだ。
あぁ、君をいつ殺そう。いつ殺してあげようか……?
君にはどんな死に方がお似合いかな?綺麗に殺してあげたいけど、君の肉片が転がった血の海も素敵じゃないか。誰にも邪魔なんかされたくないんだ。君を誰にも渡さない。あいつにも、あそこの奴らにも絶対に渡すものか。君は僕のものにするんだ……。
ずっとずっと前から君を見ていた。君だけを見つめ続けていたよ。どうしてって?さぁ、僕にも分からない。なんで君を好きになってしまっただろうね……。
君はきっと僕を知らない。一度も話したことなんてなかったから。でも、僕の頭の中では何万回と君との会話を楽しんでいたけどね。
君の人を少し小馬鹿にした態度だって、自分が可愛いからってワガママで欲張りな性格も好きさ。君がいつだったか、嫌いな女の子を酷くイジメてたね。何人かの男を騙してお金もらってたのも知ってるよ。そういえば、最近帰りが遅いそうだけど君のことだからガラの悪い連中とつるんでるんでしょ?可愛い顔してさぁ、君って最低だよね。でも、好きなんだ。
君が好きだ好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き。
最低な君を殺す勇気が無いよ。存在価値のない君は今も生きている。これからも自分の最低な人生を生きるだろう。
君が死ねばいいのに。君が死ねば一生僕のものになったのに……。
あぁ、君に傷1つ付けられない臆病者の僕。殺して僕のものにしたいほど君が好きでした。
だから……
代わりに僕が死んであげる。君の為なら僕の命なんて簡単に捨てられるさ。
あっちの世界でもずっとずっと君を想うよ。
死んでも君が好きです。
それを君の為に証明してあげよう。
ひそひそ話。誰もが耳にする噂。
「ねぇ、隣りのクラスの人が自殺したって本当……?」
初投稿の物語が半日で考えたこのクズ作品です。