海外の大学へ島流し
四国の田舎で生まれ育った私。社会不適応の私は、小中学校でも学校や同級生とうまくいきませんでした。成績も振るわず、地域でも悪名高い底辺高校にしか進学できませんでした。私が劣等生であるという噂はすでに地域に広まっていました。
底辺高校を何とか卒業したものの、日本の大学に合格せず、就職もできなかった私。私は自宅でニート生活をしていました。こんな私を恥ずかしく思い、世間体を気にする父母は私を海外の大学に行かせました。いってみれば島流しみたいなものです。
私は高校卒業後、海外の大学に進学しました。しかしこれは親や親族の「所払い」の結果です。
私の家庭は決して裕福な家庭ではありません。しかし私を海外の大学へ行かせたのです。それだけ私がジャマ者だったのです。私は仕方なく、親や親族に追い出されるように海外へ行きました。
私は海外で生活し、海外の大学へ行ったので、英語は上手になりました。しかし日本の大学を卒業していません。私は日本では底辺高校卒扱いでした。
大学卒業をしても、外国でも日本でも就職ができませんでした。仕方がないので、日本でアルバイトして少しでも金が貯まったら、海外のいろいろなところを旅していました。動画サイト「ヨウツベ」に「360度撮影」などといって、マヌケ面を晒したのもその頃です。
だけどそんな生活を続けるわけにはいきません。私は日本に帰って仕事を探しました。




