池面の活躍、そして怪文書
青年海外協力隊員として活動したボリビアから帰国して、5年以上が経ちました。5年以上経っても、私の生活は全く上向いていきません。
私は個人事業主に登録しましたが、仕事などほとんどありませんでした。またある会社の技術責任者として、ボリビアの民族衣装を着て、マヌケ面をネットに晒したこともありました。しかし、回ってくる仕事は少なく、食いつなぐのに精一杯です。仕事がなく、ネットサーフィンで暇潰しをする毎日です。日本でもボリビアでも、ネットサーフィンで毎日を過ごす毎日は変わりません。
そんな中、池面が作成しているらしいブログをハッケンしました。池面は帰国後就職し、仕事もプライベートも充実しているようでした。またJICA関係の行事にもたびたび呼ばれ、協力隊員としての体験談を発表するなど、協力隊OBとしても活躍しているようでした。
私は正直、池面の活躍がうらやましいと思ったし、恨めしくも思いました。池面は見事に日本社会で活躍しているのに、私はまともに就職すらできない人間です。JICAも池面も、私のような人間に協力隊OBなど名乗ってほしくないでしょう。
私は次第に怒りを覚えてきました。池面は充実した毎日を送っているのに、私はただの中年ニート・中年童貞。自分が帰国してもまともな生活ができないのは池面のせいではないかと思いました。そして、池面に復讐を実行しようと思ったのです。
私生活も充実し、JICAからの評価も高い池面に対し、復讐を始めることにしました。まずは手始めに、怪文書を送ることにしました。送付先は、池面の勤務先と、JICAです。
しかし怪文書を送るにしても、中年ニート、中年童貞の私の名前で出しても、説得力がありません。私は久しぶりにニンニクに連絡し、ニンニクとの連名で怪文書を送ることにしました。ニンニクも私同様、池面にケチョンケチョンにやられた人物です。ニンニクも了解してくれました。
私は池面のありもないことを書き連ね、JICAと池面の勤務先に送りました。私とニンニクの実名は怪文書に書きましたが、連絡先は一切書きませんでした。また怪文書はニンニクとの連名にしましたが、ニンニクには一切怪文書の内容は知らせませんでした。アホなニンニクに事前に知らせても意味がないと思ったからです。
ただここで誤算がありました。池面はすでに転職し、その会社にはいないようなのです。これは風の噂で聞きました。ボリビアから帰国して数年経過していますし、転職していてもおかしくありません。私は池面の過去の職場に、一方的に誹謗中傷批判する手紙を送り付けたようです。またすでに私も池面も、協力隊員として派遣されていたボリビアから帰国して、すでに数年が経過。こんなに時が経った今になって、怪文書を送りつけても、何の意味もありません。
また池面はどのような形で私やニンニクから怪文書が送られたのを知ったのかは知りませんが、池面は、私とニンニクが怪文書を一方的に送りつけたことについて、各方面の人に苦情を呈したようです。それを私の周辺の人間も耳にし、私の友人たちも、私を避けるようになりました。
一方的に怪文書を送りつけたが、これはただの自己満足であり自慰行為。しかもこの自己満足・自慰行為にニンニクも巻き込んでしまいました。別にニンニクに申し訳ないという気持ちはありませんけど。




