0、天使しおり
はじめまして、これから不定期になりますが書いていこうと思います。よろしくお願いします。
Vワールド、それはこの世の写鏡のようなこの世のものではない世界、その世界には、天界、V世界(下界)、魔界があり、例外はあるがいろんな人や動物が意思や自我を持っており、毎日いろんな意思や自我を持ったものが訪れる。
そんなV世界に、今日もまた一人、V世界に訪れた(落された)ものがいた。
時は遡り、約1億年前、天界のとある片田舎で周りは林や山で囲まれた場所で生まれたばかりの天使族の少女しおりがいました。
しおりは、自然が好きで、よく近所の人と山登りや、林の中で遊んで、キャンプをしながら星を見上げながら寝るのがしおりの楽しみになっていました。
しおりは毎日のようにいろんな場所にある山や林で遊びます。
そんなある日、山の頂上でキャンプをして朝起きた時、天使学校と書かれた場所に人が入っていくのが見え興味が湧いたしおりは一緒に来ていた近所の人に聞きました。
「あれは、なんなのですか?」
「あれは、学校という施設だよ。いろんな場所からいっぱい人が集まってお勉強する場所だよ。」
「しおりちゃんもあと、何年かすると学校にいけるようになるよ。」
「そうなんですか。」
俄然、興味が湧いたしおりはその日、下山しました。
数年後
しおりが天使学校に通い出す。
「ご機嫌よう」
「ご機嫌よう」
それぞれ仲の良い人同士で挨拶する中、しおりは内気な性格ゆえに仲のいい人がいないが、
「ご機嫌よう」
「ご、ごごご、ご機嫌よう」
校門前で挨拶をする風紀委員や先生たちに挨拶するのも一苦労するしおり、そして靴箱を開けて靴を履き替えて教室へ、教室に入って自分の席に座りホームルームまで読書をするのもしおりの楽しみなのだ。
そしてホームルームが始まりホームルームが終わると授業が開始される。今日は堕天使科(道徳)の授業を午前中にして午後から、天使科(歴史)をするみたい。
堕天使科では、こういうことをすれば堕天しますよ。堕天すれば追放されますよ、と言ったことを勉強して。
天使科は言葉通り、天使の歴史を勉強していくの。
他にも、天界語の授業や、魔法の授業なんかもあるんだよ。
あ、今日の授業終わったみたい。
また、みんな仲の良い人同士で挨拶するけど、しおりは仲のいい人がいないし、そもそも人と喋るのが得意じゃないからそのまま帰るという日々が卒業まで続いた。
卒業後
下界に興味が湧いたしおりは、途方もない時間、下界の映像を見たり下界のことを調べたりしていました。
そんな日々が続いたある日、しおりの羽が黒く変色してきてしまいます。
羽が変色するとともに、内気な性格が何故か少しだけ改善され羽が完全に真っ黒になった時、しおりの性格は陽気ではないが内気でもない程度になっていました。
羽が真っ黒になったしおりは天界を監視していた役所の人に見つかり追放され下界に落とされてしまいます。
この作品はとあるVさんのことを想像力と妄想力を作者が駆使して書いております。
なので、実際にそういう事があったのかはわかりませんので悪しからず