香水
掲載日:2021/04/22
わたし
シャネルのNo5で寝ています。
私もこんな風に言ってみたい
シャネルのNo5の似合う
大人の女になりたい
君は無邪気な顔で
笑いながら
こんな事を言っていた
星の数ほどある
香水
でも
僕が 大好きなのは
君が いつもつけている
安い香水
君のシャンプーの匂いと
混じって
とっても良い香りがする
これが君の香りだね
と
言ったら こんな安い匂いなの?
と
少し怒ったように笑ったね
ある日
君は
僕の知らない
香水の匂いをまとって
帰ってきた
シャネルのNo5なの
少し困ったように
応える君の顔は
少し大人の顔
No5の匂いだけを残して
君は僕のもとから
去っていった
僕は
君の香りを
今も
探している




