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水滸前伝  作者: 橋邑 鴻
第九回  小将軍 神臂もて妖邪を排し 宋保義 宿魔の性を萌芽せしこと
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目覚め。目覚める。

 板塀に刺さった矢にぶら下がる物言わぬ屍を前に、二人は言葉もない。


 ややあって、先に言葉を発したのは宋江。


「賢弟(花栄)、何と早まった事を…」

「良かったんですよ、コレで。捕り方に引き渡す際は俺から事情を説明しますが、出来れば宋哥(宋江)からも──」

「そんな単純な話ではないぞ、コレは」


 だいぶ意識も持ち直してきた宋江は、花栄の手を借りて立ち上がる。


「聖上が道教に傾倒しておられる事は、賢弟も知っているだろう?理由が何であろうと、この御時世に(ろく)な調べもないまま道士を害したとなれば、後でどんな言い掛かりを──」

「奴は道士じゃありませんよ。自らそう言いました。宋哥は覚えてないかもしれませんが」

「何を子供みたいな事を言っているんだ、お前は」

「…?」


 はぁ、と宋江は一つ溜め息を零すと、


「賢弟がそう聞いたと言うのなら、そうなんだろう。しかし、そんなものは『鴉声(あせい)』と同じではないか。分かるだろ?意味は。それとも一から説明するか?」


 大丈夫です、小将軍は分かってますありがとうございます。


「それは…」

「仮に奴が道士でなくとも、状況はさほど変わらん。あれほどの術の使い手だ。いかに奴が胡乱気(うろんげ)であろうと、それを承知で奴を利用し、のし上がろうと考える輩は無数にいる。この件をお上に報告し、奴が討たれたと知れ渡ってみろ。どんな大物から恨まれ、何処で目の敵にされるか分かったものではないぞ?」

「言われてみれば…確かにそうかもしれません。考えが足りませんでした」


 宋江に丸め込まれた花栄は、気まずげに視線を落とした。その傍らで、宋江は何事かに思い当たったように、一人ブツブツと呟いている。


「そうか、奴のように他人を操る力があるのなら…確かに今、御政道は乱れ、民には怒りが満ちているのかもしれん。しかし、それもただ聖上が周囲の奸臣達によって正を邪と、邪を正と(たぶら)かされておられるだけだ。元々聡明であらせられる聖上が、好んで民に苦難を強いるような真似をなされる筈がない…そうだ、そうに決まっている」

「…宋哥?」

「あ、ああ、すまん」


 小声を聞き取れなかった花栄が聞き返せば、宋江は我に返り、僅かに何かを考え、何かに思い至ったように慌て出す。


「賢弟、すぐに屋敷を出ろ」

「…は?」

「ここの始末は私に任せ、賢弟は屋敷を出て清風鎮に戻れと言っているんだ」

「ちょ…え?」


 花栄が驚くのも無理はない。


 花栄と久しぶりの再開を果たせば10日も勤めを休んでもてなし、花栄の滞在が青州(せいしゅう)からの使いが来るまでと知れば2、3年は居ろと言い、花栄が体調を崩せば狂ったように狼狽し、花栄から「青州に帰る」と脅されれば渋々勤めに戻り、花栄が心配だからと苦労も厭わず実家から勤めに通う。


 そんな宋江の「花栄LOVEみ」を誰よりも知っている花栄が、その宋江の口から「屋敷を出ろ」と言われれば、驚くなと言う方が難しい。


 花栄の手を取り、腰に手を回した宋江は、屋敷の方へ(いざな)いながら「いいか?」と一つ前置きし、


「ここの巡捕都頭は二人いて、姓を朱と雷と言うが、どちらも私とは昵懇の仲だ。だが、朱都頭はともかく、雷都頭の方はちょっと気性に難があってな。偏屈というか、妙に気位が高く、自分の考えを押し通そうとする嫌いがある。賢弟は自ら申し開きをしようと言うのだろうが、あまり奴に対して真っ向から正論を並べ立てると、却って奴の機嫌を損ね兼ねん。無論、賢弟が出頭するとなれば、あらゆる手を使って罪に問われぬよう取り計らうつもりだが、私の職責は取り調べや裁きの場に立ち会うものでもなし、何より世の中に絶対はないんだ。万が一にも私が蒔いた種で、賢弟に罪を負わせるような結末を招く訳にはいかん」

「しかし、俺がここを離れるとなると、宋哥が奴を()った罪に問われる事になります」

「だからいいんだ」

「…!?」

「私は今、屋敷(ここ)に住んでいる訳ではないが、それでもここは私の屋敷だ。しかし、賢弟は客だ。家人が侵入者に抗して手に掛けるのと、客が手に掛けるのとでは、情状酌量の余地がまるで違う」

「い、いや、しかし、宋哥は今朝、起きてからの事を殆ど覚えてないんでしょう?朱・雷両都頭に経緯を説明するにしても、その間の事は俺がいなければ説明のしようがないんじゃ…」

「そのくらいは私から頼めばどうとでもしてもらえる。二人とは昵懇の仲だと言っただろう?しかし、賢弟が直接、衙門に出向いてしまったら、この場に居なかった事には出来ないではないか」


 慌てながらも、立て板に水の如くペラペラと回る宋江の舌に、花栄は若干の違和感を覚えつつ、しかし、それも自分のためを思っての事かと感じ入る。


「…あ、そういえば、青州からの使いがまだ来てません」

「ああ、そういえばそうだったな。しかし、それこそ後でどうとでもなる。賢弟が帰路の道程を決めておけば、ここへ着いた使者に私が伝え、追い掛けさせれば済む話だ」

「はあ…」

「ともかく、一刻も早く屋敷(ここ)を出て、済州(さいしゅう)からも出てしまうに限る」

「宋哥、お心遣いは有り難いですが…どうしました?」

「別にどうもしていない。さっきも言っただろう?賢弟は聖上の股肱たる禁軍提轄だ。私の所為でお前の経歴に傷を付け、その上、罪まで背負わせてしまったら、青州の義父上(花毅)に、いや、何よりも聖上に申し訳が立たん!」

「聖…?宋哥、何を言ってるんですか?」


 さすがに花栄も聞き流せなかった。

 いくら何でも話が飛躍し過ぎている。


「青州の義父上に申し訳が立たない」というのはまだ分かる。

 休暇と称して青州を出た花栄を、言わば宋江は預かっている身だ。その花栄が「預けた先で人殺しの嫌疑が掛けられた」とあっては、それは確かに申し訳が立たない。


 しかし、聖上──つまり今上帝・徽宗に対して申し訳が立たない、などという理屈はない。


 百歩譲って、今がまだ更戍(こうじゅ)法下の兵制を維持しているというのであれば、それでもかなりこじつけた理屈ではあるが、理解できないでもない。


「更戍」の「更」は「更新」の意で「戍」が「守る」「備える」といった意味を持つ事からも分かるように、更戍法は禁軍の内、東京(とうけい)(宋の首都・開封(かいほう)府)と地方に駐留する兵を数年ごとに入れ換える兵制の事で、今は地方──花栄であれば青州に配属となっていても、数年後には異動で東京に配され、その警備にあたる訳だから、そこで殿前(でんぜん)軍(※1)に配属ともなれば、それこそ「聖上の股肱」という表現も、あながち間違いではない。


 すでに更戍法は廃止されて30年以上が経つ。

 花栄はおろか、花毅でさえ、更戍法の下で軍務に就いた経験はない。花栄にしても、ただ知識として花毅から「そういう時代もあった」と聞いた事がある程度だ。


 地方に駐留する武官が、定期的に東京へ異動する事もなくなった今、それでもまだ「聖上の股肱」と称されて然るべきは、禁軍の中でも精々、東京に駐留する殿前軍の者達くらいであって、それとて聞く者によっては「何を大仰な…」と鼻で嗤われても全く不思議ではない。


 無論この時代でも、地方に赴任する武官の中から武に優れ、忠に篤いと評された者が、制度としてではなく、個別に殿前軍への異動を命じられる事もあるにはある。だが、可能性としては決して高くない。

 その決して高くはない可能性のみをもって、禁軍に属する全ての武官を「聖上の股肱」などと称するのは、いくら何でも馬鹿げている。


 世間の者は口を揃えて宋江が忠に篤いと噂する。花栄もそうだと思う。

 しかし、宋江は自らの忠義を表に出す事をあまりしない。殊に、大上段に振りかぶったような、仰々しい物言いは好まない。どちらかと言えば砕けたような、ざっくばらんな物言いを好む。


 口に出してみたところで、そしてその物言いが大仰であればあるほど、周囲の理解を得られないからだ。


 花栄の忠義も、宋江に負けず劣らず篤い。それこそ、朝廷への反旗を(そそのか)されれば、真っ向から拒絶するほどに。

 しかし、花栄の忠義が噂に上る事はあまりない。


 花栄の忠義が宋江と比して劣っている、という事では決してない。

 国家の禄を食んでいる以上、花栄の忠勤は義務であり、つまり忠義は尽くして当たり前なのだ。当たり前の事を当たり前にしているだけなのだから、それが誉めそやされずとも当たり前である。


 宋江の忠義が広く噂されるのも理屈は同じだ。

 つまり、宋江の忠義が当たり前ではないから噂されるのだ。


 農村に生まれ、胥吏として衙門に勤める宋江は、国家の禄を食んだ事がなく、直接的に国家から恩を受けた事がない。

 それでいて宋江が国家に対して忠を覚えるのは、毎日を平穏に過ごせている事──言ってみれば、この宋という国によって、国土が平穏に保たれている、という事に対してだ。


 しかし、国家が国家として存続するために、領土を平穏に保つのは当たり前であって、その国に住まう民の側から見れば、そのために施す政策の恩恵は受けて当たり前である。


 国家が存続するために当たり前の事を当たり前にしているだけなのだから、それが誉めそやされずとも当たり前なのに、そこに恩を感じ、忠を覚えているから、宋江の忠が篤いと噂されるのだ。


 別に宋江が勝手にそう思いたいのなら思えばいい。だが、周囲の圧倒的大多数は、そもそも当たり前としか思っていないのだから、宋江の忠は珍しいと誉めそやしはするけれど、だからといって宋江の考えに理解を示せるかといえば、それとこれとは全く別の話である。


 その宋江が、殊更に「聖上に申し訳が立たない」などと言う。

 花栄が思い返せば、先ほども「天の理」だの「忠臣の道」だのと仰々しい物言いをしていた。


 どうも花栄には引っ掛かる。

 それが良いとか悪いとかの問題ではなく、花栄が知る昨日までの宋江とは何かが違って見えていた。


「『何を』も何もない。あの二人の巡捕都頭は、私が報せも無しに勤めを休んだと知れば、すぐにスッ飛んで来てもおかしくはないぞ。あとの事は私に任せれば上手くやる。賢弟は早く荷を纏め、とにかく出立の支度をしろ」


 宋江の主張はそれっぽく、何となく筋が通っているように聞こえる。しかし、実は矛盾にまみれていて、筋が通っていると思っているのは一人、得意気にまくし立てている宋江だけだ。


 花栄が感じた点も無論ある。だが、それは矛盾と言うより違和感のようなものであって、矛盾とは少し違う。


 では、どこがどうおかしいのかと言えば、具体的には挙げられない。

 抽象的に、包括的にという事であれば、まだ何とか。


 全てだ。

 最初から最後まで全てがおかしい。それを具体的に挙げるとか、ホント御勘弁願いたい。


 強いて一つだけ挙げる。


 花栄が罪を負わなくて済むよう、すぐに青州へ帰れという、話の出発点がそもそもおかしい。

 主張の前提となっている部分が矛盾しているのだから、その後に続く主張の全ては矛盾しているに決まっている。


 花栄が出頭すべきでない、というのはまあ分かる。

 矛盾に(まみ)れた宋江の言を借りれば、予期せぬ事が起こって花栄が罪を得てしまう可能性もゼロではないし、それ以前に、宋江には今朝の記憶がほとんどないのだから、擁護しようにも覚束ない。


 故に青州へ帰れ、と宋江は言う。


 話が繋がっていない。おかしいのはそこだ。

 繋がってもいない、因果もない前者と後者を「故に」で繋いでいるから、前後が矛盾してしまっている。


 宋江は「花栄の行動に()むに已まれぬ事情があったのだと擁護しても、こちらの主張が通らず、結果的に罪を負わせてしまうかもしれないから逃げろ」と言っているのではない。

 朱仝と雷横とは昵懇だが、花栄が衙門に出向いてしまったら、この件に関わらなかった事にできない──つまり、花栄が出頭さえしなければ二人を説得し「屋敷に招いて一宿一飯を施した男から牙を剥かれ、已むなく自分が討った事にする、花栄は最初から居なかった事にしてもらう、それが出来る」と言っているのだ。


 どこに花栄がわざわざ屋敷を逃げ出してまで、青州に戻る必要があるのか。


 都合のいい事に、宋江の屋敷には仏堂の地下に隠し部屋がある。

 何でそんな物があるのかといえば、万が一、官僚の不興を買い、押司の職を解かれるだけでは飽き足らず、その身まで危ういとなった時に、ほとぼりが冷めるまで身を潜めていようという、言ってみればシェルターのようなものだが、そんな大仰なものを持ち出すまでもなく、花栄はただ両都頭と宋江の話が纏まるまでの間、屋敷の一室にでも隠れていれば、それで済む話だ。


 いや、二人を説得できると言うのなら、いっそ花栄が身を隠す必要すらない。姿を見せようが何だろうが、居なかった事にしてもらえばいいのだから。


 宋江の行動は、一見すると花毅や樊虞候と同じように見える。

 花栄の身を案じ、わざわざ青州を離れさせた花毅や、花栄の将来を慮り、自ら使者に立った樊虞候のように。


 全く違う。


 宋江が花栄の身を案じていない、というのではない。花栄の将来を慮っていない、というのでもない。

 花栄が青州を出た時と今とでは、状況が全く違う。


 花栄は清風鎮で兵馬提轄を務める。鄆城(ここ)ではいざ知らず、清風鎮でそれを知らぬ者はない。

 そんな中、仮に花毅の思惑が外れ、その累が花栄にまで及ぶとなっても、日々の生活を続けながら所在を誤魔化す事など、できる訳がないのだから、そこで身を守るとなれば、清風鎮を出るくらいしか手がない。


 その状況と、ただ客として宋江を訪ねているだけの今が、同じであるはずがない。


 何の事はない、ただ「手を差し伸べたい」という宋江の自己満足なのだ。

 姿を隠す必要もなく、屋敷を出る必要もなければ青州に戻る必要もないのに、それでは自分が大した事をしたように見えないから、(いたずら)に騒ぎ立て、矛盾にまみれた屁理屈を振りかざしては、やたらと恩着せがましい事を言い、挙げ句、自分の頭で何か善後策を捻り出すのかといえば、置かれた状況の違いに気付きもせず、話に聞いた花毅や樊虞候の猿真似をする。


 正真正銘、これこそが正に『(ひそ)みに倣う』に似たり、というものだ。


 ところが──


「分かりました。俺には宋哥の深慮を推し測る事も出来ませんでした。宋哥の言われる通りにします」


 花栄はその支離滅裂な屁理屈に乗った。


「ああ、そうしろ。父上と四郎に挨拶をしていくだろ?知らせてくるから、賢弟はその間に荷を纏めておけ」


 そう言って二人の下へ向かう宋江の背を、花栄は何とは無しに見送った。


 ふと、生唾を一つ飲む。

 何か取り返しのつかない事が起きてしまったような気がして。


 強風にざわめく椚の枝擦(えだず)れに誘われたかのように、花栄は庭を見遣(みや)る。

 丁度、目線の高さには、椚の陰から板塀に刺さった矢の羽房(はぶさ)(矢羽)だけが覗いていた。



【何て事はない。不快極まる奴の言動を相手にして頭に血が上ったから、まだ気分が昂ってるだけだ…


 それよりも…コレに懲りて宋哥もこの先、気を付けてくれればいいんだが】



 花栄は失念していた。

 自己満足を満たすためだけに紡ぎ出された宋江の深慮、とやらをではなく──


 男の放った一言を。


 いや、失念したというのは正確ではない。

 あまりの不快さに、男の言動全てを記憶の奥底に閉じ込めたのだ。


 所詮は進退窮まった奴が、虎口を逃れようと適当に紡いだ世迷い言だ。思い起こすだに腹立たしいが、その男も今はもう亡い。全ては終わった事、忘れるに限る──と。


 その封じた記憶の中で男は言う。


『これこそが宋江の本性である』


 まるで相手の魂の深層に潜む「何か」に働き掛け、惹き付け、蠱惑するかのような魔性の「何か」。


 およそ普段の宋江が決して吐かないような、花栄曰く「不義不忠の塊」のような、花栄の信条とは対極に位置するような言葉にさえ、花栄の「何か」は惹かれた。


 自ら記憶を封じ、全ては終わったと思い、宋江も普段の姿に戻ったように見える今、花栄が思い至る事はない。


 あれほど確たる決意を持って二の矢を構えていながら、宋江の言葉一つでその弓を下ろしてしまった事に。

 ペラペラと回る宋江の舌に違和感を覚えつつ、自分の事を思ってくれているのだからと感じ入ってしまった事に。


 今、将に矛盾に(まみ)れた宋江の支離滅裂な理屈を受け入れた自分に、何の疑念も抱いていない事に。


 無意識の内に己の「何か」が別の「何か」に惹かれた事にすら思い至らぬまま、我に返った花栄は客間に戻って慌ただしく荷を纏め始める。


 そしてまた──

 二の矢を射る直前、相手が何事か呪言のようなものを唱えていた事にも、その視線を浴びながら言葉を交わしてしまった事にも、投げられた短刀を(かわ)し、大きく横に動いたために、その視線を浴びた者がもう一人いた事にも思い至れぬままに。


 いつからであろうか、紅蓮を駆った碧空には、散り際にあって尚、妖しい煌めきを放つ星影が現れていた。


 どれほどの間もなく、旭日に呑まれて今日の生を終えたその星を、人は時にこう称する。


 天穹108星の魁たる妖星──即ち「天魁」と。

※1「殿前軍」

宋の禁軍は「殿前軍」「侍衛親軍馬軍」「侍衛親軍歩軍」に大別され『水滸伝』第63回でもそれが語られている。殿前軍はその名の通り「軍(部隊)」で、この殿前軍を統轄しているのが、楔子「遇洪而開」に一度だけ名称が登場した「殿前()」(「司」は「役所」「組織」)。本文の「東京の警備」という観点から見ると、史実においての殿前軍は、東京城内で皇宮が建つ「大内(だいない)」の警備にあたっていた。また、皇帝の近侍として、殿前軍の中から特に武勇に優れ、忠義に篤い者が選ばれたとされる。

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