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水滸前伝  作者: 橋邑 鴻
第九回  小将軍 神臂もて妖邪を排し 宋保義 宿魔の性を萌芽せしこと
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夜明け

「宋保義」

『水滸伝』で宋江は「及時雨」と「呼保義(こほうぎ)」という二つの綽名(あだな)を持っている。その「呼保義」と宋江の姓を組み合わせた造語。

 妖々たる紅蓮の朝霞は満天を覆い、梁山に金烏(太陽)の(たわむ)るを迎う。


 (あした)の閑院(穏やかな庭)に妖翁在り、暗々(ひそか)宝蓋(ほうがい)喬木(きょうぼく)()らん(※1)と欲し、また義士在りて、明々に喬木(※2)の守護たらんと(うで)を揮う。


 ()しこの晨に、神箭をして大樹の黒腐(こくふ)(※3)を射らずんば、罡煞(こうさつ)の節俠(※4)、(いずく)んぞ宛子(えんし)城(梁山泊)に義を交わさんや。


 ≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪


 朝から風の強い日だった。


 仄暗い室で、風に揺れる戸の音に花栄は目を覚ます。

 一度、僅かに戸の方を見遣(みや)って目を閉じ、少しの間ウトウトと微睡(まどろ)むも、表からの音に諦念の溜め息を軽く零すと、ゆるりと身体を起こした。外では遠く朝を告げる鶏鳴を掻き消すように、地鳴りのような風声がビュウビュウと低く唸っている。


 何かを思い立ったように、花栄は身体を起こして寝台から床に足を下ろすと、両手の指を絡ませ「んん~っ…」と掌を上に向けて高々と突き上げた。

 ふーっ、と息を吐き、両腕をだらりと垂らすと、何とはなしに腰を回してみたり、身体を左右に倒してみたり…。


 体調が甚だ良い。


 ここ数日の不調など微塵もなく、忘れ掛けていた「爽快」という感覚に、花栄の表情も自然と緩んだ。

「これならもう、四郎(宋清)からイジり倒されずに済みそうだ」などと心中、密かに思い描いている御様子ですが…


 小将軍。

 誠に残念なお知らせながら、四郎は単に小将軍のリアクションが楽しいからイジってるだけなんですよ?だから、別に体調が良くなったからって、どうなるものでもないんですよ??


 それに気付いた訳ではない。が、別の何かに気付いた花栄は、(いぶか)しげな視線を戸に向ける。すでに久々の「爽快」は、じっくりと堪能する間もなく消し去られていた。

 外からは昨夜と同様、(くぬぎ)の枝がざわざわと風に踊る音が届く。それが理由でもない。

 その枝擦(えだず)れの音に交じり、聞き覚えのある声を花栄は聞いた気がしたのだ。


 立ち上がり、戸の元へ進んだ花栄は、すっと戸を開ける。と、同時にその双眸が驚きで大きく見開かれた。


 世界が紅い。


 その様はまるで蒼天ならぬ、禍々しいほどの朝焼けに赤々と妖しく染められた「紅天」の欠片が、霧となり(もや)となり、吹き荒ぶ風によって大挙、地上まで運ばれてきたかのよう。


 その紅い世界の中、庭には二人の男の姿があった。


 一人は宋江。

 花栄にほとんど背を向けた状態で、脱力したように腕をだらりと下げ、聞き取れるか否かといった声量でブツブツと何事かを呟いている。


 そして、その宋江と顔を付き合わせるように立っていたのは──


「貴様っ…」


 宋江の身体に隠れるように立つその男の顔は、花栄からはっきりと見て取れない。しかし、花栄は容易にその男の正体を見抜いた。

 驚愕と共に庭の二人へ惹き付けられた花栄の視線と、客間から現れた花栄にチラと向けた男の視線。その刹那と呼べる視線の交錯だけで、花栄が男の正体を悟るには十分に事足りた。


 宋江の身体越しに覗く風体はどこにでもいる農民そのものといった様相で、道衣(道士の衣服)を纏っている訳でもない。不思議な事に、いつぞや風帽越しに覗いた顔の記憶は、今では驚くほど曖昧になっている。が、そんな事は大した問題ではない。


 それこそ、たかだか僅かな時間を同道しただけで、別れた直後に「斬り捨ててやれば良かった」と、およそ普段の花栄であれば抱くべくもない、物騒な感情を抱いたほどの相手だ。そのあまりにも特徴的で不快極まる視線を忘れる訳がない。


「これは…いつぞやのお役人様。異な所でお会いするものですな」

「……っ!!」


 老いた男は一瞥の後、視線を宋江に向けたまま語る。


 すぐさま庭に飛び出し、男を取り押さえようとした花栄であったが、その右手に光る抜き身の短刀に気付いて踏み止まった。

 短刀如きは花栄にとって何ほどの事もないが、今は宋江を質に取られたも同然の状態である。老人を取り押さようと庭に飛び出そうにも、その前に「最早これまで」と宋江を道連れにされてしまっては元も子もない。


「…ここで何をしている」

「はて?お伝えした筈ですがな。この老いぼれにもまだ為すべき事がある、と」

「為すべき事だと?()()がか!?」

「左様。しかし、そうですか。宋押司(宋江)から聞いた『体調を崩した客人』というのは…県城からの道々に感じた(ほとばし)る妖気も、貴方様がこの屋敷に逗留していたとなれば合点もいく」

「…?」

「フ、さすがにこの言葉の意味するところは理解出来ぬと見える。が、それで良い。所詮、全てを語ったところで、到底、貴方様には理解の及ばぬ話ですからな。ならば、いっそ知らぬ方が宜しかろう」

「安い挑発を…そんな言葉に惑わされはせん!」

「結構。ともあれ、今暫くそこで眺めておられると良い。万民の救世主たる存在が誕生する瞬間を、な」


 花栄にとって目の前の現実は想定外以外の何物でもない。が、言葉を変えれば、正しくそれは花栄の失態であると言わざるを得ない。


 例えば、戦場で敵の夜討ち、朝駆けに対する最も重要な備えは何かとなれば、表現に多少の差異はあっても、結局は似たような答えに行き着く。


『想定』


 無論、他にも有効な手立てはあろうが、何よりもまず敵の奇襲を想定していなければ話が始まらない。

 仮に兵達の就寝中に敵が攻め寄せたとしても、奇襲が「あるかも」と意識の片隅にある状態で眠りに就いていれば対処は容易だ。


 とはいえ、常に奇襲に怯えていたのでは将も兵も気が休まらず、むしろ戦に支障が出る。故に状況を分析し、先々を想定し得る目を持った者でなければ、兵を統べ、率いる立場は務まらない。


 それは何も戦の場に限った話ではない。

 為政者であろうと、商売人であろうと、山野の賊徒であろうと、およそ人の上に立ち、人に命じる立場にある者には、事態の推移を想定する力が求められる。

 何をどのように命じるにしても、前提となる想定が誤っていれば、状況に即した的確な命令など出しようがないのだから。


 いや、想定の及ばない事も世の中には確かにある。

 しかし、それは天変地異の類いとか、極稀な、文字通り「人智の及ばない」出来事を言うのであって、およそ世に満ち溢れる「想定外」が、そんな大仰な話であるはずがない。どれも少し頭を捻れば容易に予期し、想定し得たはずなのだ。

 そこで金を惜しんだか、手間を惜しんだか、或いは世間体を気にしたものかは知らないが、ともかく面倒臭がって対処を怠ったという、ただそれだけの事で、世にそれを「想定外」とは表現しない。


 それでも尚、人を率いて事にあたりながら、望んだ結果が得られなかった言い訳に際し、まるで免罪符か何かのように「想定外」を振りかざす者は後を絶たないが、そもそもが想定外でも何でもないのに、なぜか「想定外だから仕方ない、私は悪くない、周囲も納得するに違いない」と思い込めるのだから、何とも滑稽と言うか愚かしいと言うか、そこまでいくといっそ哀れですらある。


 とはいえ、そこには多少なりとも同情の余地が無いでもない。

 人を統べる資質もないクセに思い上がり、自薦や簒奪によって人の上に立ったのであれば、いよいよもって救いようがないが、そんな人間を担ぎ上げ、或いはその地位に任じた周囲も周囲である。というか、むしろ周囲の方がよほど罪深い。

 挙げ句、その人間が問題を起こせば、自らが推し、薦め、任じた事など棚に上げ、寄って(たか)って非をあげつらい、糾弾するというのだから、それもまた随分と無責任な話だ。


 ともあれ──


 目の前の光景を全く想定していなかった花栄には、たとえ寝起きである事を差し引いたとしても、斟酌すべき余地がない。


 何となれば昨夜、宋清に対して偉そうな講釈を垂れ、将に今、眼前で繰り広げられている光景を例えに注意を促したのは、他ならぬ花栄自身だ。

「得体の知れぬ者を軽々に信用するな」と。


 それを心に留めておけば、いくら寝起きといえど、表からの声に反応しながら、丸腰で無造作に室を出る事はなかったろうし、更に言えば、庭に出る二人の気配を察し、その時点で目を覚ましていた可能性もある。


 しかし、花栄は宋清の「今晩、一晩だけの事だから」という言葉に、自らの懸念をいとも容易く捨て去ってしまった。御丁寧にも宋清からは「『一晩でも油断するな』って言わないの?」と指摘されたにも拘らず、だ。


 では、それをもって花栄が無能の烙印を押されるべきかといえば、当然そんな事は決してない。

 真の無能とは、想定外の事態に遭遇しただけで思考を放棄し、事後の批判を「想定外」の一言で片付けようとする、巷に満ち溢れた有象無象の如き性根の持ち主であって、我らが真面…ゲフン、小将軍はそんな有象無象と並べて語られるような不埒極まる性根の持ち主ではない。元より花栄がそんな性根の持ち主であれば、周囲だってわざわざ「真面目将軍」などと揶揄したりはしない。


 人の上に立ち、命を下す立場であれば、朝廷の為政者であれ、戦場の指揮官であれ、他人の命を預かるという事実に大差はないのだが、求められる判断力と決断力の早さには大いに差がある。


 およそ国家の運営は、平穏無事だった年と「同じ今年」を迎えるものとして計画が立てられる。だからといって旱魃なり洪水なり、地震なり疫病なりが起き、つまりは平穏無事でない年が訪れたとして、それを「想定外」の一言で為政者に匙を投げられてしまっては、被害を被る民達は明くる年を迎える事もままならない。

 才に満たない者が国事を司る悲劇は歴史を紐解くまでもないが、民の側からみれば、そんな為政者などいい迷惑──どころか、もはや害悪以外の何物でもない。


 それは確かにそうなのだが、イレギュラーから実害までの間に、まだ僅かながらも手を施す時間的な猶予がある為政者の場合と違い、戦場に立つ指揮官はもっと刹那的だ。

 戦場で想定外の事態に遭遇した指揮官が「想定外だから」と匙を投げてしまっては、投げた本人は言うに及ばず、率いられた配下達だって、新年の御来光はおろか、明日の朝日すら拝めない。


 だからこそ微に入り細に入った戦前の予測が重要となる訳で、いかに事前の想定で戦場での想定外を「想定内」にできるか否かが「名将」と「凡将」の分かれ目と言えようが、どれほどの名将がどれほど緻密な戦略を立て、準備万端のつもりでいざ出陣を迎えても、戦場で戦前の想定にない事態と遭遇する事など全く珍しくない。むしろ戦前の想定通りに事が運ぶ方が稀と言ってもいい。


 それに、事前に想定をするにしたって、人間のやる事には限度ってモンがある。

 どこぞの仙女サマなどは、それこそ「名将を名乗るくらいなら、天変地異の一つや二つくらい予知してみろ」なんて御無体な事を、さも当然のような顔で仰られるが、将としての資質が云々の前に、人間にそんな身も蓋もない事を求められても、無理なものは無理なのです。


 いずれにせよ、事前の想定によって想定外との遭遇を回避できるに越した事はないけれど、上に立つ者の有能、無能によって程度の差こそあれ、想定外との遭遇を完全に回避する事は現実として不可能なのだから、上に立つ者に物事の趨勢を読む力と共に求められるのが、起きた事象に対して臨機応変に対応する力である。


 根が正直すぎて、目に見える物こそを真理と捉えがちな花栄は、確かに未だ起きていない事を予測する前者を不得手とするが、いざ眼前に現れた事象を捉え、分析し、即応する後者の能力は高い。

 無論、それは花栄が武官である事と無関係ではない。


 どんな意図があり、どんな経緯を経て眼前の光景に至ったのか、未だ花栄には知る由もない。

 目の当たりにしている光景は、正しく花栄にとって想定外ではあるけれど、その光景にどんな意図が潜み、花栄の知らないところでどんな経緯を経ていたにせよ、裏に潜んでいたものが現にこうして眼前で白日の下に晒された今、花栄が自らの為すべきを導き出すまでは早い。

 正に「真面目将軍」と揶揄される花栄の真骨頂である。



【この男に「為すべき事がある」というなら、それはこの国に乱を生み出す事に相違あるまい。しかし、それで何故、宋哥(宋江)を質に取る必要がある?


 思い出せ。いつぞやの時、この男が何と言ってたか。


『民には憤怒と怨嗟の代弁者たる象徴が要る』


 この男の言う「万民の救世主たる存在」を「象徴」として決起の旗印とするなら、迎える結末の如何はともかくとして、その「象徴」の出自は低い方が民の支持を得られ易い。

 (ちん)(しょう)然り、漢の高祖陛下(劉邦)然り、蜀の昭烈陛下(劉備)然り、(こう)(そう)然り…


 江湖(こうこ)(世間、渡世)の声望でなら、滄州(そうしゅう)の柴進殿が宋哥と双璧を成すだろうが、柴進殿は後周の血筋を引く家柄と聞く。そこで宋哥に狙いを定めた、という事か。


 この男が宋哥を乱の首領に据えようというなら、差し当たり宋哥が害される事はあるまい。だが、男には「こんな所」で死ぬ気もない。

 俺に声を掛けたあの時、この男はまだ宋哥と出会ってなかった筈だ。それを素直に受け取れば「こんな道端(ところ)」で死ぬ気はない、という意味だろう。しかし、見方を変えれば「鄆城(うんじょう)」で死ぬ気はない、という意味にも取れる。


『表に現れた事柄だけが真実ではなく、その裏に潜む物事の本質を見極める』


 父上の言う通り、物事には裏がある。そしてあの時、男の心の内が思わずその一言に洩れ出たのだとすれば──


 宋哥を(たぶら)かす為に男はこの地へ来た。それは間違いなかろう。しかし、宋哥だけが目的じゃない。男にはまだ向かうべき地があり、(そそのか)すべき相手がいる。


 だから「鄆城(こんなところ)」で死ぬ訳にはいかない。


 この男を斬り捨てるに、今や一片の躊躇もない。朝廷への叛意は明白だし、この状況なら後に宋哥の証言も得られよう。しかし、仮に今の推測が正しければ、一足飛びに飛び掛かるのは…


 突如現れた俺を見て驚きはしたものの、こうして逃げる素振りを見せないのは、俺の逡巡を見透かしてるからだ。いつぞやに警告として剣を向けた際、この男が眉一つ動かさなかったのも、それが警告である事を見透かされたからだ。

 つまり今、俺が本気で取り押さえようと飛び掛かれば、それも見透かされ、それが見透かされれば、この男は迷わず逃亡を図る。


 この男にとって宋哥は大事な質だが、連れて逃げるという選択肢はあるまい。となれば、ここで宋哥を手放す事になるが、それでも俺の足を止める事は出来る。


 男はただ宋哥に手傷を負わせるだけでいい。

 倒れた宋哥を目の前にすれば、俺は逃げる男を捨て置いてでも宋哥の手当てを優先するしかない。


 しかし、それは「俺と宋哥の親しい付き合いを知ってる」という前提があってこそ取り得る行動だ。

 ではあの時、俺に声を掛けたのも、俺と宋哥の親しい付き合いを知った上での事か?


 俺を唆し、共に宋哥を誑かそうと──

 誘いを突っ撥ねた俺が屋敷に居ながら、こうして潜り込んできたのも、宋哥を質に取れば俺が手出し出来ないと見越して──


 …いや、違う。

 今、この男は「押司から体調を崩した客の話を聞いた」と言った。そして男の反応から見るに、その客が俺だと知ったのも、正に今の事だろう。


 では、何故あの時この男は俺に声を掛けた?今までの男の言動からは、俺に声を掛けた理由が見出せんが…


 この問いを解く鍵が男の言動の中にあるとすれば…それが「妖気」か?


 …ハッ、下らん!そんな虚言や戯言の類いなど、真剣に論ずるまでもない。


 この男の言葉にどれほどの(じつ)があり、何を思い、何を企ててるのか…今はまだ分からん事が多すぎる。

 仮に男の言う「妖気」とやらが真実だとしても、どう頭を捻ったところで俺には答えが出せん。答えの出ん問いに、いつまでも(かかずら)ってたところで時間の無駄だ。


 だが今、虚実の入り混じる眼前の光景に、一つだけはっきりと姿を見せている真実がある。他の何にも増して揺るぎない真実が。


 天下にとって、万民にとって、この男の生には全く益が無い。

 いや、益が無いどころか害でしかない。


 どれだけこの光景に虚実が入り混じっていようと、その真実だけは揺らぐまい。それがつまり今、目の前で繰り広げられている光景の本質という事だ。

 その本質から導き出される俺の取るべき行動は──考えるまでもない。


 この得体の知れぬ男は近い将来、必ずこの宋に仇を成す。

 今ここで絶対に野放しにする訳にはいかん!】



 ほんの瞬き一つ二つもする間に、花栄の思考は恐るべき速さで自らの為すべき事を導き出す。


 その結論が正解であるか否かもまた、今の花栄には知る由もない。

 しかし、自らが導き出した結論を確信を得た花栄は、迷いなく庭に背を向けた。

※1「宝蓋の喬木を砍らん」

「宝蓋」はウ冠。「ウ冠」に「木」で「宋」、その木が(たか)い=大きいので「大宋」。つまり「宋王朝の打倒」の意。宋王朝を木に例えているので「砍る(叩き切る、ぶった切る)」。

※2「喬木」

「宝蓋の喬木」。ただしこちらには「大人物の宋」、つまり宋江の意もある。「宋江のどこが『大人物』なのか」ですって?だって『水滸伝』では散々に持ち上げられてるんですもの…

※3「黒腐」

本来は樹木の病である根腐れ病を指す。ここでは「大樹(宋王朝、宋江)を蝕むもの」。

※4「罡煞の節俠」

天罡星、地煞星を宿した108人の好漢。第五回「仙女さまは御立腹」後書き参照。

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