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第6話~宿と初戦闘

初の戦闘。

「宿代は食事なしで20G、食事代は1食10Gだよ。」


「とりあえず5日で。」


ヒックス&ウエンツと別れた俺は宿の主人シグルゥと話していた。


「うん、丁度だね。食事は食べたい時に声をかけてね。その時に代金をもらうよ。」


シグルゥはニコニコしながら俺に鍵を手渡す。


「部屋は2階の右端の部屋だよ。・・・それにしても助かるよ。客が来ないから、暇で暇で死にそうだったからねぇ。」


客なんかそうそう来るかよ。巨大な切り株が宿だなんて誰も思わない。しかも街はずれ・・・メインから離れ過ぎている。隠れていない隠れ宿だ。


「切り株が宿だとわかる奴などいない。」


「えー、切り株が宿だなんて斬新じゃないか。」


「街中の切り株なんて斬新過ぎるわ!・・・だがまぁ、街はずれとはいえ逆に目立って人が集まると思うんだがな。」


街中の切り株が目立たないハズがない。なんで人が来ない。疑問に思っていると


「あはは!実はね・・・この宿には結界が張ってあるのさ。レンガ造りのただの民家に見えるんだよ。街に溶け込み過ぎて気付かないのさ!」


「意味わからん。何が『暇過ぎて死ぬ』だ。自分で拒否してるんじゃないか。」


「いやぁ~、色々と事情があるんだよ。客を選ばないといけない理由があってね。その点、ティル君は合格だよぉ。顔はアレだけど、あの二人が連れて来た訳だし。」



「また顔かよ。」


「怒らない怒らない。とにかく色々あるんだ。だから、この場所は他言無用だよティル君。」


「わかった。しかし、あの二人に案内されて来たが・・・俺には認識出来るのか?結界があるんだろ?」


「それは大丈夫。覚えたから。」


「・・・?了解。バレても怒るなよ。一応、ソロでいくつもりだから当分は大丈夫だと思うが。」


「うんうん、それで構わないよ。・・・で、これからどうするんだい?」


「そうだな・・・まだ時間があるからちょっと出てくる。渡されたばかりだが。」


鍵をシグルゥに渡す。


「気を付けるんだよぉ~。」


少し間の抜けた見送りに脱力しつつ、俺は草原にむかう。少しは人の数も減っているだろう。待っていろよ魔物!!


――――――――――――――――――



やって来ました草原に。予想通り、人はまばらだ。草原の先にある山の麓にでも行ったんだろう。攻略組?って奴等は凄いね。たぶんその中に妹もいるんだろいう。早速、周囲を見回す。・・・む、何かいるな。近付いてみると有名なヤツがいた。よし、〈鑑定〉だな。



【スライム】LV1

北の草原に生息するゲル状のモンスター。最弱である。



説明短っ!何はともあれ初めての戦闘だ。最弱でも相手は魔物・・・油断はしない。こちらに気付いたスライムが飛び掛かってきたが、慌てることなくそれを避けてナイフを投げる。見事に命中するがスライムは怯むことなく、再度飛び掛かってくる。それを回避、ナイフを投げる。回避、そして投げる。・・・あ、地面にスライムが溶けるようにひろがる。俺は警戒しつつ近付き、足でつついてみるが動かない。倒したスライムに剥ぎ取りナイフを刺し素材を手に入れる。直後に沸いたスライムも同じように倒した。使用した投げナイフは6本。この調子だとすぐに無くなるな。何かしら工夫しないと・・・そう考えているとやや大きめなウサギが現れた。〈鑑定〉・・・



【ホーンラビット】LV1

額の角が特徴のウサギ型モンスター。その肉は食用であり、グランベル王国の主食。



ホーンラビットか。スライムよりは当然強いだろう。・・・いざ!!






ホーンラビットとの戦いが始まろうとした時、スライムが3匹乱入してきた。スライム達はすぐに体当たりを仕掛けてくるが俺は避けながらナイフをウサギに投げる。スライムは後回しだ。ウサギに投げナイフで攻撃しながらスライムの体当たりを避ける。しかし、タイミングを合わせてきたウサギの頭突きをまともに食らった。


「・・・っ!」


俺は体をのけぞり、腹を押さえた。多少の痛みは感じるか・・・VRもやるじゃないか。俄然やる気が出る。すぐさま初心者ポーションを飲み距離を取る。ウサギとスライム達は間をあけず襲い掛かってくる。俺はスライムの体当たりを避けることせずにそのまま殴り飛ばす。殴り飛ばされたスライムはウサギにぶつかる。勢いのまま2匹のスライムを蹴り飛ばし、ウサギの頭突きをタイミングを合わせて避けつつその腹を蹴りあげる。転がるウサギを追撃し蹴る。蹴る。蹴る。蹴る。動きの鈍ったウサギに至近距離からナイフを投げつける。運良くウサギの眉間に突き刺さり即死させる。その間、体当たりを続けていたスライム達を殴る蹴るの暴行の末、最後は投げナイフで刺し殺した。


・・・・・・ボロボロになった俺は無言で剥ぎ取りナイフを突き刺し、素材を回収。なんという充実感。俺は上機嫌で街に戻っていった。


ボロボロ姿で戻ってきた俺にシグルゥが驚いたことは言うまでもあるまい。

ステータス


名前:ティル

種族:人間

性別:男

LV2(+1)


HP:27/90(+10)

MP:40/40

STR:10(+2)

DEF:10(+2)

INT:8

AGL:10(+2)

DEX:16(+1)

MED:9(+1)

LUK:13(+2)


【SP】:5


【スキル】

〈投擲〉LV2(+1)〈鍛冶〉LV1〈調合〉LV1〈鑑定〉LV2(+1)〈採取〉LV2(+1)


【控えスキル】

〈喧嘩殺法〉NEW!


【固有スキル】

〈俺流〉LV4(+3)


【称号】



LVUP時にステータスが上がっているのは〈俺流〉の恩恵です。LVUP前の行動によって変動します。LVUP後、リセットされます。

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