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第3話~キャラメイク2

キャラメイクの続き。

「簡単な問いかけですのであまり身構えずに答えてください。」


そうは言われても身構えるのが人というものだよ。


「あなたの前に魔物が現れました。どうしますか?」


本当に簡単だなぁ~オイ。選択肢ではなく、自分の言葉で答えろってヤツか。


「その場の状況によるな、うん。」


そりゃあそうだろう。弱い相手なら戦うが、格上なら逃げるだろう。数が多くても厳しいし、場所によっても変わる。それに・・・


「次の問いです。お金が貯まったあなたは街で買い物をしようと思いました。何を買いますか?」


・・・っと、次の問いかけか。


「まぁ、その時の状況によるな。」


武器が弱ければ買いたいし、防具だってそうだ。道具も無ければ買いたいし、それに俺は生産に手を出す。自分で出来ることは自分で・・・


「次の問いです。街の広場で同じ冒険者がPTの呼び掛けをしています。あなたはどうしますか?」


・・・あ、次?


「・・・その時の状況によるな。」


基本はソロでいきたいが、PTを組まなければいけない状況があるかもしれない。そもそも・・・


「次の問いです。目の前に傷付き倒れている人がいます。どうしますか?」


・・・・・・問いかけ早くないか?


「やっぱり状況によると思うんだよなぁ。」


だってそうだろ?その人が善人とは限らないじゃないか。フリをした悪人、もしくは化けた魔物かもしれない。俺だって・・・


「最後の問いです。あなたはFree Emblem Onlineの世界で何を成したいですか?」


・・・・・・あれ?最後?


「わからないな。やってみないことにはさ。とりあえず言えることは俺なりに楽しむってことだけだよ。自由気ままに風吹くままに・・・ってね。」


「以上で終了です。」


今思えば・・・同じことしか言ってない。・・・やだな、〈優柔不断〉ってスキルだったら。あるかどうかは知らないが


「お疲れ様でした。それでは、F.E.Oの世界へ転送します。」


その言葉と共に白い光が一面を染める。


「では、新しい世界にて悔いのない日々を・・・。」



――――――――――――――――――



「・・・・・・。」


気が付くと俺は街の中に立っていた。辺りの喧騒に耳を傾け・・・


「・・・凄いな。」


目の前の光景に俺は圧倒された。

キャラメイクが終わりました。

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