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第24話~シアル西の湖で釣りを

なんとなく、なろうコン大賞に参加してみました。



スゴいッスね。参加したとたん、色々と増えました。



びっくりしました。



なんとなく参加するなって?出来心なんです、すみません!

「・・・ッラァッ!」


『グェッ!』


大きく口を開けて襲って来る蛙を、肘打ちで落とす。落ちた蛙を掴み上げ、何度か地面に叩きつけてから空中に放り投げ、投擲ナイフでトドメを刺す。


「蛙の動きに慣れたな。」


剥ぎ取りナイフを刺しながら、ここまでの道のりを思い出す。






シアルの街西門から湖まで駆け出したのだが、途中で立ち止まり歩くことにした。初めて行く所なんだから、向かう過程の景色を楽しもうと考えたのだ。整備が多少されている道を辿りながら、周囲に視線を向ける。とりあえず後方、街の方を見ると、駆けていたから気付かなかったが、西門から少し行った所に水門らしきモノがある。ノーシュ山の方から流れているのであろう川の水を、水門を通して街に引いているようだ。この川は湖の方へ、穏やかに流れる。フィオラさんが言っていたけど、ワニ型の魔物が出るらしいからな。川から街に、魔物が侵入しないようにするための水門なんだろう。遠目で見ても、何人か兵士がいるみたいだし。穏やかに見えて危険な川だからな、近付かないようにしよう。人影の一つもない静かな道だね、川の音しかしない。まぁ、のんびりと湖を目指しますか。



街を出てしばらく歩いてきたが、やっと湖が見えてきた。・・・なかなかでかい湖のようだな。いい獲物が釣れそうじゃないか。気分が高まり、湖に向かって走り出す俺。そして、気付いたこと、


「・・・あれ?道から外れているじゃないか。」


俺は道を外れて、やや川沿い気味に進んでいたようだ。周囲を見回しても、道の一つも見えない。・・・道を辿れば安全に行けると聞いたが、今の俺は川沿い。嫌な予感がするな。・・・ボコッ!何やら足下の玉砂利が盛り上がったような・・・と思った瞬間、


『ゲゴォッ!』


「・・・ぶぁっ!?」


玉砂利と一緒に、ウサギ並の蛙が飛び出してきた。そのまま、俺の顔にへばり付く。


「うぇっ・・・ぺっ!ぺっ!」


俺は慌てて引き剥がし、投げ飛ばすが・・・口に蛙の粘液っぽいのが入った。たしか蛙には、微量ながら毒があったような・・・。俺はボックスからアンチポイズンポーションを取り出し、一本は頭から被り、もう一本は口に含みうがいをした後に飲んだ。戦っている最中に、実は毒があって戦いきれませんでした・・・なんか笑えないからな。初魔物は慎重にいかないと。さて、投げた蛙はっと、


【シアルフロッグ】LV23

シアル川・シアル西の湖周辺に生息している蛙型の魔物。その皮膚・粘液には、微弱ながら毒を持ち、過度に摂取すると体調不良から、死に至ることもあるという。周辺では食物連鎖の下層に位置しており、普段は地面の中に隠れている。危険が近付くと、地面から飛び出し、奇襲をしてから逃げ出す。自分より格が下だと感じたら、逆に襲って来る。因みに、その肉は食用である。


やはり毒持ちか、使って良かったアンチポイズンポーション。・・・この蛙はここらでは、一番弱い部類の奴か。自分より弱そうな奴を襲うのか、俺の場合は・・・、


『ゲコゲコ・・・!』


向かって来ますか・・・、なるほど。蛙の癖に生意気な、返り討ちにしてくれるわ!



対峙する俺と蛙、最初に動いたのは蛙の方だった。奴はピョンピョンと俺の周りを飛び跳ねる。俺は油断なく、その動きを・・・、


『ゲロッ!』


「っぶね!」


ピョン!と突然、飛び掛かってくる。俺はやや反って、蛙の攻撃を避ける。・・・動きが読み難いな、意外に。


『ゲコッ!』


「あだっ!?」


着地と同時に跳ねて、背中に体当たりをかましてきやがった。ダメージは少ないが、衝撃は中々。森より魔物が手強いと言われているだけのことはある。だが、俺に勝つには力不足。再び襲って来る蛙に向かって、体勢を崩しながらも足下の玉砂利を蹴り上げる。その砂利が当たり、ひっくり返る蛙を思いきり蹴飛ばした。グェッ!と声を出して飛んでいく蛙に対し、


「ダークショット!」


闇の射撃を放つ。・・・とりあえず、三発ほど。その場から動かず、蛙の様子を窺うもピクリとも動かない。近付いても反応なし、倒したようだな。俺は剥ぎ取りナイフを取り出し、蛙に刺して素材を入手する。さて、来た道を少し戻って、安全なルートで湖を目指しますか。このまま行った方が近いけど、いつ魔物に襲われるか、湖に着く前に疲れちまうからな。踵を返して戻ろうとすると、ボコボコボコッ!至る所から、蛙の姿が・・・、


「・・・このパターンね。」


安全確保のため、やるしかないか。出てきた奴だけでもな。






・・・・・・で、最初に戻るわけだ。出てきた蛙は全て倒し、素材は回収した。やはり戻って、安全な道で行った方がいいな。そう結論づけて、再び歩を進めようと思ったが・・・。ボコボコボコッ!と、再び蛙が出現する兆候が。


「付き合いきれん、・・・撤退だな。」


盛り上がっていく玉砂利を無視して、ダッシュで来た道を戻る。しばらくして、見覚えある道に出る。


「ふぃー・・・、釣り前の準備体操ってか?えーと、こっちが湖のに行く道だよな?」


湖はもう少し、のんびり・・・と思ったが、結局我慢出来ずに走る俺であった。



そして・・・、


「うーーーみーーーっ!!・・・じゃなかった、湖ぃーーーーーっ!!」


そんなことを叫びながら、湖のほとりまでダッシュする。現在、テンションMAX。PC冒険者でここに来ることが出来るのは、おそらく俺一人。なんという開放感、なんという優越感。いい気分の中で俺は、コイツをすることが出来るわけだ。


「さぁ、釣りを始めるとしようか!待っているといい、まだ見ぬ獲物よ!」


釣竿片手に、声高らかに宣言する。


『『『クェーーーーーッ!』』』


ほとりに生える草の茂みから、鳥型の魔物が襲ってきた。フィールドで大声を出すって、バカじゃないの?と自分に言ってやりたい。・・・釣りの前に、一戦闘ですな。



――――――――――――――



さぁ、釣りの時間がやって来ましたよ。・・・ん?戦闘はどうしたのかって?苦戦はそこそこで、サクッと倒したぞ。投擲ナイフとショットで牽制しつつ、アローで撃ち落としました。どういうわけか、アローが一番良く効くみたいだ。なんでだろうね?落ちて暴れているところを、ポキッと首をね。そんなわけで、釣りだよ釣り。クハハ・・・何が釣れるか楽しみだ。



魔物を警戒しながら、湖のほとりを歩いて良さげな場所を探す。しばらく探すと、大きな岩が鎮座している場所を見付ける。・・・あの上から釣りをすれば、見晴らしも良さげだし、魔物が出ても気付くことが出来そうだ。はしゃぎ過ぎなければ・・・な。そう決めると、素早く岩をよじ登る。今の装備、スーツとコートだが意外に動きやすいな。戦闘でもそうだったが、流石は俺。良い仕事をしているぜ。あっという間に、岩の上へと上がる。とりあえず景色を・・・、


「いい眺めだな。・・・穏やかな湖面、釣れそうな気がする。」


景色を堪能した後は、釣りの準備だな。



・・・で、釣りを始めた結果、


「釣れる釣れる、うはははは!」


湖に糸を垂らせば、すぐに食らい付き釣り上げることが出来る。まさに入れ食いだ。正直、楽しすぎる。早くに、依頼のシアルマス六匹は釣り上げている。その後もマスにウナギ、やや大物なのかな?シアルドジョウが釣れた。ドジョウと聞いて、普通は小さい奴を思い浮かべるだろう。ところがどっこい、デカいんだなコレが。だいたい七十cmくらいの大物だったよ。ドジョウじゃなくてナマズだな!はしゃぎながら釣りをしていたら、岩の下から、


『ゲロゲロッ!』


蛙が一匹、這い出てきた。・・・・・・・・・確かコイツ、ここらの下層に位置する魔物だったよな。餌に出来るんじゃね?俺はおもむろに、岩の下にいる蛙の前に餌付きの針を垂らしてみる。ユラユラ揺れる餌の周りを、ピョンピョン跳ねる蛙は案の定、食らい付いた。針が口に引っ掛かり、もがく蛙を見下ろしほくそ笑む俺。湖の方に体を向け、力一杯に・・・、


「大物を釣るための餌になるといい・・・!!」


蛙付きの針を湖に投げ込んだ。



・・・蛙を投げて、数分後、


「当たり来ないな、やっぱ釣れない?」


ちゃんとした餌じゃないと、釣れないのかね?蛙は蛙でも、魔物だからな。魚は食い付かないのかな、それとも逆に食われる?なんて考えていると、いきなり強い力で引っ張られる。・・・!!来たか!?俺は引き摺り込まれないよう、足に力を入れ踏ん張る。竿はしなるが、丈夫に作った筈だから、そう簡単には折れないだろう。これは純粋に、力比べだな。凄まじい力だ、俺じゃなかったら引き摺り込まれるのは確実。だが、そこは俺。今こそ規格外なステータスの本領を、発揮する時だな!更に力を込めて踏ん張り、対抗する。・・・ぬぉーーーーーーーーーっ!!!



バッシャーーーーン!!と空高く釣り上げられる大物。釣り上げた反動で俺はひっくり返り、そのまま岩の下へと落ちる。頭から落ち、その衝撃に悶え苦しむ。


「・・・っ!!!脳が揺れるっ!!」


一頻ひとしきりに悶えた後、俺の横で元気に跳ねる大物を見る。


〔キラーフィッシュ〕シアル西の湖に生息する大型の肉食魚。目に入ったモノは何でも食らい付く。故に、漁師に恐れられる。過去には、3mを超える個体も確認されている。キラーフィッシュの強靭な歯は、武器に用いられ、その身は高級食材である。


おお・・・!大きな奴は3mもあるのか!今回俺の釣ったコイツは・・・、だいたい1m40cmぐらいか?間違いなく、大物の枠に入る大きさだろう。俺の常識ではだが。それに装備にも、食材にもなるのか。良い物を釣り上げたな。自然と顔がにやけてしまう。いやー、釣りはいいね!餌が無くなるまで、釣り上げますか。無くなっても、蛙が餌になるみたいだから安心だな!






普通の釣り餌が切れた。三十個用意して、その三十個で三十匹の魚を釣った。・・・蛙を釣って、その蛙で大物を釣ったがな。残る餌は十五個、闇の釣り餌と呪いの釣り餌だ。なんかもういいや、って思っている自分もいるのだが、何が釣れるのかな?っていう自分もいる。悩みどころではあるのだが、この大漁的流れに乗って釣るべきだろうな。早速、闇の風味漂う餌を付け、湖に投げ込む。・・・・・・ヒット!・・・来た来た!やはりこの餌でも入れ食いか!?どんな魚がかかっているのか、楽しみだぜ。どっせーーーいっ!!



闇魚人あんぎょじん】LV30

シアル西の湖に最近住み着いた半魚人。性格は凶暴で、突然襲来しては、従来の生態系を破壊することが多い。闇の魔力を好み、突然現れることが多いため、邪神の尖兵と考えられている。


・・・そんなわけで、戦闘中である。何が邪神の尖兵だ、ボケ!めっちゃ魔物じゃないか!闇の釣り餌を使うと、魔物が釣れるのかよ!・・・・・・・・・・・・最高じゃないか!ただの釣りじゃ飽きてしまうが、魔物が釣れるのは刺激的だ。釣りと戦闘のコラボ、楽しませてもらおうか!



「・・・湖に半魚人っているんだな。闇魚人・・・、火属性の餌を使えば、火魚人とかが釣れるのかね?」


闇魚人の死体に剥ぎ取りナイフを刺しながら、独り言を挟みつつ物思いにふける。戦闘描写は省きました。簡単に説明すると、闇魚人が襲ってくる、攻防中に光魔法を放つ、効果は抜群だ、撃破、以上。そんなわけで、闇魚人の素材を回収後、再び闇餌で釣りをしてみる。たまたま、魔物だったのかもしれないからな。



・・・うーむ、最初のを含めて闇魚人九匹と戦った。やはり闇餌は魔物を釣る餌なのだろうか?だけどなぁ、謎っていうしなぁ。・・・魔物はハズレってことにしよう。うん、そうしよう。それに、俺の釣り技術がしょぼいのも原因じゃん?・・・ならば、ちょっと動きを加えたら当たりを引くか?おもりも増やしてみよう。最後の闇餌で、やってみるか。・・・そいやっ!!


クイクイ・・・クイクイ・・・クイクイ・・・クイクイ・・・・・・・・・・・・・・・グンッ!フィッシュオン!!・・・・・・なんという引き、コイツは大物だ!闇魚人ではないこと確実、それ以上の魔物だな!・・・・・・えっ?魔物?いやいやこれは当たりだから、きっとそうだから。・・・でも、その可能性は高いよな!?・・・どうすればいい?このまま釣り上げた方がいいだろうか?・・・いや、もしかしたら魔物じゃないかもしれない。そう考えると、このまま釣り上げた方がいいな!・・・いや、だがしかし。・・・ブツブツと考えながらも、糸を巻き続ける俺。そう、今更ながら俺の釣竿はリール付きなのだ!・・・どうでもいいことを最後に説明した直後に、


「あ~~れ~~~~~っ!?」


獲物が釣れました。人?精霊?・・・妖精?なんだコイツ。






俺は岩の上に座って、釣れた人物?と対面している。見た感じはでかい妖精だ、なんか透明な羽が生えとるし。見ようによっちゃあ、女神に見えなくもない美人だ。・・・にしても、何故釣れた?


「・・・お前さんは何者だ?何故、俺の竿にて釣り上げられた?」


「私は、シアル西の湖の女神的立場にある妖精です。誰も来ない湖底にて暇をもて余していた私の元に、何やら魅力的な魔力が籠められた食べ物が動いているじゃありませんか。ちょうどお腹が減ってくる頃合いだったので、一思いにパクリと食べると口に針が刺さるではありませんか。・・・あ、私はこの程度の傷ではビクともしないですよ、ええ。まぁ、そんなわけでして外す間もなく湖上に向けて引っ張られるではありませんか。私、必死に抵抗しましたよ?それでも力負けしまして、こうやってポーンッ!!と釣り上げられた次第です。・・・貴方様の立派な竿でね。」


「・・・・・・リリースした方が良さげだな。」


なんか面倒事になりそうな予感がプンプンする。俺は自称、女神的妖精を湖に押し落とそうとするが、


「待って待って!後生ですからお止めください!」


必死に抵抗する女神的妖精、何かありそうな気がするからリリースしようとする俺。このやり取りは、約十分ぐらい続けられたのだった。



「で、何か用でもあるのか?用がないなら、ゴーホームしろ。」


戻れ戻らないの攻防終了後、とりあえず話を聞いてやることにした。時間が勿体無いし。


「実はですね。私、先ほども言いましたがこの湖の女神的立場の妖精ですが、最近になって凶暴な連中が発生するというか、この湖に流れてきて住み着いたわけなんですよ。この大きな湖の中を掃除するにも私一人じゃ限界があるわけでして、そりゃあもう私のスペックじゃ到底無理なんですよ。そこで貴方様の力を借りたいんですよ。私を釣り上げた腕?がありますし、今さっき気付いたのですが暴れる外来魔物?外様魔物?侵略者を何匹か討伐してくれてますね?だったらもう少しだけお手伝いしてくれません?タダではないですよ?ええ、ええ、きちんと報酬を払いますとも。ね、ね、ね?この愛らしい私を助けてくださいましよ悪人顔のお兄さん!・・・・・・・・・あ、そうだ。これってアレが出来るよね、クエストってヤツ?」


話が長いし、割り込む隙がなかった。とりあえず、終わったっぽいから断るか。俺は今、釣りの最中だ。餌がまだ五つ残っている。最後の締めは呪いの釣り餌、はたして何が釣れるのか?闇餌で魔物+αが釣れた。・・・たぶん、魔物が釣れるであろう。それでもだ、楽しみで仕方ない。本日最後のドキワクタイム、悔いのないようにしなくては・・・。


「女神的妖精さんや、悪いが今回の話は・・・。」


「そうと決まれば早速実行ね、・・・ブツブツブツブツ・・・・・・。えいっ♪」


断ろうと思ったのだがコイツ、俺に向けてウインクをしてきた。


ピロピロリン♪


・・・あん?なんだこの効果音。


【強制クエスト】湖の外来種駆除を手伝って♪

シアル西の湖を管理している女神的妖精です。この湖に住み着いた外来魔物の駆除を手伝ってください。断られそうな気配を感じたので、世界神様のお力を借りて強制的に手伝ってもらいます。・・・ごめんちゃい!・・・テヘペロッ♪

【報酬】ひ・み・つ♪


・・・・・・・・・・・・・・・は?



「よろしく、悪人顔のお兄さん♪」


「きぃ~さぁ~まぁ~・・・!!」


このドでかい羽虫はあろうことか、強制クエストで強引に、手伝わせる外道な手法を取ってきやがった。くそ・・・、師匠の所でも三日間の強制クエストをやってばかりなのに、ここでも強制クエストだと!?俺の中で今日は、オフなのに。釣りをしていたいのに・・・、世界神という名のたぶん運営、コノヤロウ・・・!だがこうなっては仕方ない、やるしかないな。


「・・・手伝ってやる、仕方なくな・・・。だがその前に、釣りはやらせてもらうからな。呪い餌が残っているんだから。当然、文句はないな?」


「どうぞどうぞ、お気の済むように。」


なんかムカつくなコイツ。まぁ、釣らせてもらうがね。






そして呪い餌で釣れたモノ。・・・・・・魚とも言い難い奴と、なんで生きてるの?って奴。


〔這い寄る魚〕完全に触手である。触手の塊である。・・・そもそも魚なのか疑わしい。使用用途は知られていないが、知っている人は知っているだろう。


〔形容し難い魚〕双頭を持ち、ウナギのような体、人の手のようなヒレ、人毛のような背ビレが釣った者に恐怖を与えてくる。おぞましい怪魚であるが、全身素材の塊で薬の材料になることが知られている。


〔奇異なる魚〕色々な魚が一つに纏まった姿をしている奇怪な魚。何というか、生命の神秘を感じる・・・ような気がする。知る人ぞ知る素材で、貴重な何かの材料になるとかならないとか。


〔ボーンフィッシュ〕骨だけの魚。生きているのが不思議なくらい。一説によると、骨の中を魔力が絶えず巡っており、その魔力で生命活動をしているのではないかと、考えられている。モノによっては、良質の素材になる。


が釣れたわけなんだが、呪い餌・・・パねぇな!こんなの釣れるとは思わないよ。最後の骨魚は想像ついたが、最初の三種は誰得だよ!とツッコミたいが、生産者得みたいだね、説明を見るとさ。・・・・・・・・・とりあえず、ボックスに入れておくか。うひゃっ、這い寄る魚がわしゃわしゃする・・・!



変なのを釣ったが満足した俺、そういえば羽虫の奴はどうした・・・?


『ゲコゲコッ!!』


「このこの!カエルの癖に、カエルの癖にぃ!!」


蛙と死闘を繰り広げていた。ぶっちゃけ、劣勢だ。・・・この先、どうなるのか不安だ。

なんかこうなりました。次回は魔物退治です。



連続イベントの最初にしようか、どうしようか。



それとも、半魚人の村とかの秘境の類いをを開放するキークエストにしちゃうか、悩みますな。



なんか羽虫が足引っ張りそう。羽虫は、緑のあの人が活躍するゲームの湖の女神様を思い浮かべてください。

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