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逃れえぬ永遠の中にそれを閉じ込めることができたなら、あなたと逢えるのだろうか……? 過去に幾度となく訊かされた神話をなぞれば――。
好きとか、愛しいとか、そういった言葉で言い表せるような感情ではなく、それらをすべて超えた何か……としか表現できない。どこまでも遠く、儚くあっても、ただ包まれたいという思いに捉らわれてしまう。
それは人間としての思いなのか、それとも本能としての思いなのか。美しいと思えるものであっても、けっして完璧ではなくて……。
けれど、もし、完璧なままに留まらせておくことができたら、自分はそれで満足なのだろうか……。
深遠よ……遥か高き空よ……重ねられし憧憬は……遠き空へ私を誘う……
唱えるようにそう呟いて、よく研いだナイフを手に取った。




