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勢力と登場人物まとめ(太刀谷擾乱編まで微ネタバレ)

*勢力と団体


十橋家 中村と新村(人口それぞれ800と200)をあわせた十橋荘の領主。新村は投網川を隔てて同規模の飯綱家と向かい合う前線の村。群盗編以降、新村の小字として祝田(ほうだ)が加わり、開墾を終えれば人口が100ほど加わると見込まれる。


戸塚家 動員に応じる傘下豪族を合わせて、人口2万。主城は丸岡城。十橋家が身を寄せている。


大輪家 同盟者を除いても人口18万を抱えると自称。主城は村松城。戸塚家は同盟者のひとつ。


飯綱家 十橋家と同規模の小領主で、投網川の向こう側が領地。群盗編で廃絶。


太刀谷(たちや)家 戸塚家と同程度の規模で、飯綱家はその傘下。群盗編で内紛により当主が変死を疑われる死に方をし、幼君・太刀谷浜千代が立ち叔父・太刀谷刑部小夫に後見され、太刀谷蔵管を中心とする反対派と対立した。太刀谷擾乱編の最後で刑部小夫が横死し一党は壊滅。蔵管が支援を受けた代償として、人口にして三千人ほどを大輪家に割譲する結果となった。


与謝部(よさべ)家 大輪家に迫る規模の領主で、太刀谷家を後見してきた。 太刀谷擾乱編で大輪家とぶつかり、大きく兵を損じたうえ、太刀谷領を大輪家に削られた。


佐熊家 佐熊南陽府君を当主とする遠方の君主。大輪家からの礼物輸送隊が十橋荘で襲撃されたと聞き、見舞いの書状を送ってきた。


全転 全転生者組合の略。いくつかある転生者団体のひとつで、配下の術者を訓練し、様々な依頼に送り出す。本文には出てこないが、術者でない転生者の相談にも乗るし、転生者でない術者も所属させる。


新転 新転生者仲間の略。いくつかある転生者団体のひとつ。大輪家勢力下では比較的影が薄い。


小十人組 大輪家と戸塚家からやってきた総勢25名の小部隊。馬の世話などをする小者10名と、両家の次男以下から成る徒士10名、近侍5名。


*主要人物


十橋護堤兵吾 龍吾の三男。幼名は賛丸。新村の村長。群盗編以降は村長を交代して、新村に近い祝田砦の守将として兵二十名余りを束ねる。


弥助 波読みの術者。新村で猟師をしていて、その存在と能力は秘匿されている。群盗編以降は祝田に住むが平時は猟師を続ける。


向田甚太 飯綱家に雇われたが捕虜となり、矢職人として新村で働き始める。


太吉 甚太の息子。早瀬左門に乞われて娘婿に内定する。太刀谷擾乱編で元服し、早瀬与一郎兵佐(へいすけ)となった。


儀次郎 兵吾の乳兄弟。新村の村長代理格。祝田砦でも兵吾を支える。


登紀 新村の村長役宅で、兵吾の世話役兼毒味役。兵吾が祝田に移った後、新村の村長役宅にとどまる。



*十橋家の人々


松 兵吾に嫁入りした佐賀江西大尉の養女。


菊路 佐賀家から松姫についてきた老女。


小太郎 松の実弟。


十橋主膳謙吾 龍吾の長男。中村の村長代理(正式には龍吾)のほか当主見習いとして様々な仕事をする。


十橋安東介鳳吾 龍吾の次男。木の神である萌吹明神をまつる神社の神職であり、中村の塾と書庫を神社方の支配下に置く。新技術の研究開発も統括する。


十橋玄武尉龍吾 十橋家当主。


十橋厳斎 龍吾の次弟。準常備軍である番衆の頭であり、事実上十橋家の軍事司令官。


十橋藤庵 龍吾の末弟。忍びの里との取次(渉外担当)。


笠戸亥三郎 譜代衆筆頭。勘定方を束ねる。


亜里沙 謙吾の妻で、秋葉屋仁左衛門の娘。


名和龍三郎 番衆の副長格。祝田砦の組頭に転じ、主に弓衆を率いる。


伊賀三次 兵吾の鷹狩りに同行した後、祝田砦の組頭となる。主に徒士衆を率いる。


喜十 要人警護のため十橋家に雇われた山忍び。


壮次郎 謙吾専属の屈強な護衛。


海風 十橋家に雇われた里忍び。


藤間(とうま)ひかり 十橋に仕えたいと願い出てきた転生者。直接戦闘に使える術者ではなかったので、それを隠して飯綱荘で奴婢として使われてきた。「遥操(ようそう)術」をつかうほか、最後の一手として得意技がある。



一の御方 故人。厳吾の祖父で、前大戦のあと荒廃し無住となった中村に、漂泊する一団を率いて住み着いた人物。



*小十人組の人々


佐賀大膳正(さがだいぜんのしょう) 小十人組組頭。佐賀江西大尉の甥。


穂沼常丸 穂沼大八郎の三男。近侍のひとり。元服前。


*秋葉屋の人々


秋葉屋仁左衛門 転生者の豪商。能力は非公開だが戦闘能力ではない。秋葉屋の本店は大輪家の城下町(村松)にある。


坂本屋 秋葉屋に雇われて小間物の行商を装い、新村で外敵の諜報活動を見張っている。もと山忍び。



*全転の人々


為吉 村松支店長で、仁左衛門と懇意。


彌右衛門 為吉の部下である里忍び。仁左衛門の依頼で新村を見張っていて、偶然にも花の転生に遭遇した。


山田花 雷術使い(新米)。転生直後の新村で騒ぎを起こす。太刀谷擾乱編以降、術者としての名は山吹。


筑後→沖田家に関係する人々



*戸塚家の人々


穂沼大八郎 戸塚家の武者ぞろえで戦奉行をつとめた。兵吾と松姫の仲人。



*大輪家の人々


大輪潟西府君兼治(おおわせきせいふくんかねはる) 大輪家の当主。


佐賀江西大尉(さがこうせいだいじょう) 大輪家の重臣。兵吾に養女を嫁にやる話が急に進む。


雑賀治三郎 物見衆の熟練者。洲走編で兵吾たちに協力。



*太刀谷家の人々


太刀谷刑部小夫 前当主の弟。前当主の遺児、浜千代を擁して太刀谷家を乗っ取ったが、伝魄斎の企みに巻き込まれ、城で爆死した。


太刀谷蔵管(たちやぞうかん) 刑部小夫への反対派をまとめた一族の長老。大輪家に援助を求めた。



*与謝部家の人々


洲走 早く走れる術者。物見衆同士の戦いで大輪物見衆を苦しめていた。




*沖田家に関係する人々


沖田権弁令(おきたごんのべんれい) 王室の高官であり、副業として「つづら術」を用いた運送業を営む。


権助 歩兵として沖田権弁令の行列に紛れていたつづら師。術者としての通名は羽根弥(はねや)


犬丸 歩兵として沖田権弁令の行列に紛れていた、本物の沖田権弁令。


顔焼きの与五郎 沖田権弁令の異母弟で化粧術者。行列で沖田権弁令に扮して籠に乗っていたが、じつは筑後の顔を写していた。


筑後 全転を通じて臨時に雇われた火術師。歩兵として沖田権弁令の行列に紛れていた。与五郎と同じ顔立ちで襲撃者の撃退に加わることで、本物の沖田権弁令であるように見せ、沖田権弁令や羽根弥から関心をそらした。筑後自身は、与五郎が沖田権弁令だと聞かされている。



*早瀬家の人々


早瀬左門 老境に入った十橋家の譜代。太吉を娘婿に乞うた。


早瀬頭治郎 左門の嫡子であったが雲雀編の戦いで戦死。



*皮職人の徒弟(人斬り吟味編)


佐八 殺されて見つかる。間者であったらしい。


三吉 佐八の同輩。



*萌吹大社の人々


各務嶺北大尉(かがみれいほくだいじょう) 萌吹大社の使者として鳳吾を訪れ、死霊術師の吟味に協力するよう圧力をかけるが、おとりであり実権はない。


二郎三郎(じろさぶろう) 萌吹大社異端審問司の高官。能力全体は不明だが死霊術師に対抗でき、少なくとも呪具は作れる。



*常盤一家


霧氷(むひょう)の銀二 群盗の頭目である術者。鋭い氷の破片を飛ばす氷術者。



*死霊術師一味


伝魄斎(でんぱくさい) 死霊術師。


楓 鋼札に封じられた術者(伝魄斎)に仕える女童。



*神々


鋳砧(ちゅうちん)明神 金神。大輪家が崇敬する。大輪兼治が飼う鷹の霜風は、じつはその化身。


萌吹(ほうすい)明神 木神。十橋家が崇敬する。よく梟を神使に使う。


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