表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/44

勢力と登場人物まとめ(群盗編まで微ネタバレ)


**勢力と団体


十橋家 中村と新村(人口それぞれ800と200)をあわせた十橋荘の領主。新村は投網川を隔てて同規模の飯綱家と向かい合う前線の村。


戸塚家 動員に応じる傘下豪族を合わせて、人口2万。主城は丸岡城。十橋家が身を寄せている。


大輪家 同盟者を除いても人口18万を抱えると自称。主城は村松城。戸塚家は同盟者のひとつ。


飯綱家 十橋家と同規模の小領主で、投網川の向こう側が領地。群盗編で廃絶。


太刀谷(たちや)家 戸塚家と同程度の規模で、飯綱家はその傘下。群盗編で内紛により当主が変死を疑われる死に方をし、幼君が立ち叔父に後見されている。


佐熊家 佐熊南陽府君を当主とする遠方の君主。大輪家からの礼物輸送隊が十橋荘で襲撃されたと聞き、見舞いの書状を送ってきた。


全転 全転生者組合の略。いくつかある転生者団体のひとつで、配下の術者を訓練し、様々な依頼に送り出す。本文には出てこないが、術者でない転生者の相談にも乗るし、転生者でない術者も所属させる。


新転 新転生者仲間の略。いくつかある転生者団体のひとつ。大輪家勢力下では比較的影が薄い。


*主要人物


十橋護堤兵吾 龍吾の三男。幼名は賛丸。新村の村長。


弥助 波読みの術者。新村で猟師をしていて、その存在と能力は秘匿されている。


向田甚太 飯綱家に雇われたが捕虜となり、矢職人として新村で働き始める。


太吉 甚太の息子。


儀次郎 兵吾の乳兄弟。新村の村長代理格。


登紀 新村の村長役宅で、兵吾の世話役兼毒味役。


*十橋家の人々


松 兵吾に嫁入りした佐賀江西大尉の養女。


菊路 佐賀家から松姫についてきた老女。


小太郎 松の実弟。


十橋主膳謙吾 龍吾の長男。中村の村長代理(正式には龍吾)のほか当主見習いとして様々な仕事をする。


十橋安東介鳳吾 龍吾の次男。木の神である萌吹明神をまつる神社の神職であり、中村の塾と書庫を神社方の支配下に置く。新技術の研究開発も統括する。


十橋玄武尉龍吾 十橋家当主。


十橋厳斎 龍吾の次弟。準常備軍である番衆の頭であり、事実上十橋家の軍事司令官。


十橋藤庵 龍吾の末弟。忍びの里との取次(渉外担当)。


笠戸亥三郎 譜代衆筆頭。勘定方を束ねる。


亜里沙 謙吾の妻で、秋葉屋仁左衛門の娘。


名和龍三郎 番衆の副長格。祝田砦の組頭に転じ、主に弓衆を率いる。


伊賀三次 兵吾の鷹狩りに同行した後、祝田砦の組頭となる。主に徒士衆を率いる。


喜十 要人警護のため十橋家に雇われた山忍び。


壮次郎 謙吾専属の屈強な護衛。


海風 十橋家に雇われた里忍び。


藤間(とうま)ひかり 十橋に仕えたいと願い出てきた転生者。直接戦闘に使える術者ではなかったので、それを隠して飯綱荘で奴婢として使われてきた。「遥操(ようそう)術」をつかうほか、最後の一手として得意技がある。



一の御方 故人。厳吾の祖父で、前大戦のあと荒廃し無住となった中村に、漂泊する一団を率いて住み着いた人物。


*秋葉屋の人々


秋葉屋仁左衛門 転生者の豪商。能力は非公開だが戦闘能力ではない。秋葉屋の本店は大輪家の城下町にある。


坂本屋 秋葉屋に雇われて小間物の行商を装い、新村で外敵の諜報活動を見張っている。もと山忍び。


*全転の人々


為吉 村松支店長で、仁左衛門と懇意。


彌右衛門 為吉の部下である里忍び。仁左衛門の依頼で新村を見張っていて、偶然にも花の転生に遭遇した。


山田花 雷術使い(新米)。転生直後の新村で騒ぎを起こす。


筑後→沖田家に関係する人々


*戸塚家の人々


穂沼大八郎 戸塚家の武者ぞろえで戦奉行をつとめた。兵吾と松姫の仲人。


*大輪家の人々


大輪潟西府君兼治(おおわせきせいふくんかねはる) 大輪家の当主。


佐賀江西大尉(さがこうせいだいじょう) 大輪家の重臣。兵吾に養女を嫁にやる話が急に進む。


*沖田家に関係する人々


沖田権弁令(おきたごんのべんれい) 王室の高官であり、副業として「つづら術」を用いた運送業を営む。


権助 歩兵として沖田権弁令の行列に紛れていたつづら師。術者としての通名は羽根弥(はねや)


犬丸 歩兵として沖田権弁令の行列に紛れていた、本物の沖田権弁令。


顔焼きの与五郎 沖田権弁令の異母弟で化粧術者。行列で沖田権弁令に扮して籠に乗っていたが、じつは筑後の顔を写していた。


筑後 全転を通じて臨時に雇われた火術師。歩兵として沖田権弁令の行列に紛れていた。与五郎と同じ顔立ちで襲撃者の撃退に加わることで、本物の沖田権弁令であるように見せ、沖田権弁令や羽根弥から関心をそらした。筑後自身は、与五郎が沖田権弁令だと聞かされている。


*早瀬家の人々


早瀬左門 老境に入った十橋家の譜代。太吉を娘婿に乞うた。


早瀬頭治郎 左門の嫡子であったが雲雀編の戦いで戦死。


*皮職人の徒弟(人斬り吟味編)


佐八 殺されて見つかる。間者であったらしい。


三吉 佐八の同輩。


*萌吹大社の人々


各務嶺北大尉(かがみれいほくだいじょう) 萌吹大社の使者として鳳吾を訪れ、死霊術師の吟味に協力するよう圧力をかけるが、おとりであり実権はない。


二郎三郎(じろさぶろう) 萌吹大社異端審問司の高官。能力全体は不明だが死霊術師に対抗でき、少なくとも呪具は作れる。


*常盤一家


霧氷(むひょう)の銀二 群盗の頭目である術者。鋭い氷の破片を飛ばす氷術者。


*所属不明な人々


楓 鋼札に封じられた術者に仕える女童。


**敦馬国の(かつての)国制と通名


 全土はまず省に、さらに県に区切られている。省は太守、県は令が長官であるがどちらも民政官であり、衛兵と捕吏程度しか軍事力はない。軍は城塞都市の府と軍事基地の鎮におり、それぞれ大尉(だいじょう)少尉(しょうじょう)を指揮官とする。省都は原則として府であり、太守が大尉を指揮する。省都であれば太守、それ以外の府では大尉のもとに都市民政長官である介が置かれる。


 大尉や少尉の通名はだいたい私称である。神社は王室とつながりがあり、神職たちに正式な官職叙任を奏請する。介のような文官が多い。


 龍吾の通名「玄武尉」は、平安京の羅城門にあたる王都南門の警備隊長である。小領主がよく名乗る。


 太守への敬称「府君」が大領主の通名としてよく用いられる。しばしば王室から一度叙任され、前官待遇として名乗る。統治の正当性を主張するものであり、王室への献金とも裏腹であるためライバル大領主へ同じ位を叙任することは当然避けられるが、宮廷貴族や術者にも太守位が与えられることがある。大領主はこうした重複に目くじらを立てない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ