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俺ケツ!異世界に来た俺は魔法少女100人からケツを狙われている!!!!!!  作者: お花畑ラブ子
第3章 異世界に来た俺は50人の魔法少女からケツを狙われている
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七星仮面騎士団(パーリーナイト・マスカレード)2

 挿絵(By みてみん)


おちゃらけた不気味な仮面男の映像は、『弍』と描かれた仮面のカメラに収められる。


「いまから、俺たち七星仮面パーリーナイト騎士団・マスカレードが全世界に宣戦布告をしちゃうぞ!!これからのトレンドはケツから杖出す変態黒の杖職人マエストロなんかじゃねー。俺たち白の仮面の神秘ミステリアスな大人のダンディズムだ」


 大陸中に仕掛けられた小型魔獣から映像が投影される。人々は足を止め、その映像を見る。見ようとしない者たちへも否応なく見えるように、聞こえるように。道に、壁に、隙間に、それらは潜り込んでいた。

 ドラムロールが響きわたり、ために溜めた後、シンバルが鳴り響く。


「さてさてさて、『フィフス』!」

「あらあら、私の出番ね。飛べ、飛べ、飛べ、地と地を結び、顕現させよ!『転移テレポート』」

 地響きとともにかつて、辺境の地の領主が使った魔法のガトリング砲が現れる。『武器倉庫デパート』によって生み出された魔道具で、悪徳領主が撃ち放った危険な代物だ。領主の失脚後、杖職人討伐隊が回収し、王都に運び込んでいた。空中から落下して、土煙と地響きを立てる。


「どこかのおバカさんが王都まで運んでくれて魔力の節約ができたわ。これもあなたの差し金?『ファースト』」

「さてねぇ?秘密さ。観客が退屈しちまう!さっさとやろーぜ」

「あらあら、そーね。駆けよ!駆けよ!駆けよ!遥かな地へと結び届けよ『超転移(ワープTheワープ)』」

 空間に三つの穴が開き、向こう側に三者三様の景色が見える。遥かに背の高い木々のそびえたつ連邦協議場・レンガ造りの街並みが美しい王都の城のある第1区・黒く厳かな雰囲気の帝都の帝城。それぞれの上空だと思われる。


「時間は稼いだぜ?!いけるよなぁ!『フォース』!!」

「はいはーい。ちょうど、吸い出し完了だぁ!シャボンの泡よ!喰らった魔力を魔道砲に装填っ!『吸魔ドレインシャボン」!」

 会場に居た魔法少女や観客たちを包んでいたシャボン玉から魔力が吸い出され、魔道砲にあつめられていく。



 参と描かれた仮面を被る女が、静かに魔道砲に手を当てる。

「撃って撃って撃ちまくれ!!『サード』!!」

 ガトリング砲から魔弾が撃ち出されていく。白く巨大な魔弾が次々に、ワープ先に吸い込まれる。

「……影よ……深遠なる闇よ……糧を食らって……飲み干しちまえ……『銀狼群団レギオン』」

サード』と呼ばれた仮面の女が呟くと、撃ち出された白い魔弾が銀色の狼のような魔獣に代わり、各地に転送されていく。


「各地の映像をリンクさせろ『セカンド』!」

『壱』の仮面から電子音で作られた音声が響く。

「あいあいさー!ポチッとな」

 試験会場の中央に浮かぶモニターに各地の様子が映し出される。空から降り注いだ白い狼のような魔獣が人々を襲っている。人々は突如現れた魔獣たちにパニック状態だった。

 そして、各地に設置された魔法で阿鼻叫喚の人達を嘲笑うかのようにでかでかと1人の男が映し出された。


「そしてこの俺様が…七星仮面パーリーナイト騎士団・マスカレード…団長にして、先代魔王に続き、この大陸を新たに支配する超絶かっこいい大☆魔☆王!!『ファウスト』!!様だ!!!世界を守る100人の魔法少女よ。俺たちから世界を守ってみな!ははっ!がーはっはっは!」

 もはや民衆は見ていない。襲いかかる魔獣たちから悲鳴をあげながら逃げ惑うのみ。


 悲鳴は喝采だ。俺様の物語が再び始まる。

 息を吸い、高らかに笑う。誰もが畏怖するように

誰もが恐れ、恐怖するように


 星よ 煌めく星たちよ

 異なる世界を結ぶ

 か弱き線よ

 見守る時は過ぎさった

 逃げろ

 隠れろ

 無駄だ、無駄だ

 破壊する時が今来たれり


 もうお前に手が届く!!





「君たちかい…試験をめちゃくちゃにしたのは…」



 静かに語りかけたのは、氷の槍を手に取る『蒼豹』だった。


「おっとっと!やぁ、学園長」


 昼下がりにあった友人に声をかけるように彼は言った。コロシアム内は白仮面たち以外に立っているものはいない。


「わぁー!みんな!見て見て!アナホリーダで知る人ぞ知る超有名人の『蒼豹』学園長様々だあ!」


「万死に…値するね…」

苦々しく呟く。


「おー怖っ。そんな殺気立つなっての!世界中のみんなー!ちょこーっと待っててね!話を中断するこわーい魔女を退治するから……さ」


 するりと剣を抜く。7つの魔石が輝く。『蒼豹』は注意深く観察する。剣に直接魔石が埋め込まれてる。切れ味よりも魔法で戦うタイプの魔剣士か。能力が分からない以上あまり、近接的な戦いはしたくないのだが。

目を配るとあちらこちらに試験に参加していた魔法少女や、各国の要人が倒れている。生きてはいるようだが。はやくこの場から離さないとならんな。


「……やりにくい」


『蒼豹』も槍を構える。ふざけたやつだが、全て考えてやっているなら、厄介だ。3都市への一斉攻撃など、戦争がおきかねない。知能犯にしろ、バカにしろ、相当な危険分子だ。


「俺様もせっかくだ。お披露目するにはいい機会だぜ。派手に、秘密兵器のこの剣を使うとしよう。じゃーじゃじゃーん!……七星剣・7つ星の大剣……『魔導虹剣アルカイド』!!!!」


 北斗七星の形にならぶ魔石が一層鮮やかに輝いた。

今週はここまでᐠ( ᑒ )ᐟいつも読んでくださりありがとうございます!

来週土曜日22:00更新予定です(ง˙ω˙)ว

70話まで来たのですこしお話を。


70話

七星仮面騎士団パーリーナイト・マスカレードの話が本格的に動きだしたのは、は、初めからの、よ、予定だったんだから、ね!

ぐ、偶然じゃ、ないんだからねっ!!勘違いしないでよねっ!!


ファーストファウストと読ませる流れが個人的にずっと出したかったのでようやくだせました。

厨二病全開です。

私が厨二病って訳ではなく。そう彼が!彼が考えてるだけだから!ね!

ご、誤解しないでよねっ!


(  人  ) ゜д゜)おしりの彼が氷漬けのまま、話が進んでいきますが、大丈夫でしょうか?!ラブ子は基本的にキャラクターのかおをイメージしながら話を書いているのですが、

既に思い出せないんだが!!笑


読者のみなさまもそうでしょう。

ふふふ

作者の術中にハマっているのですよ。


なぜ、私が、お話を作る際、くそめんどくさい『』を多用して、魔法少女の名前を通り名メインにしてるのかっを!!

えっ?、

100人の魔法少女の名前考えるのがめんどくさいからだろ?!


ば、ばば、ば、ば、ばかなことを

わ、わた、わたし、わたしが、ふはははは

そんなことないんだからねっ!!!

あ、あそうだ!!

ふ、伏線だから!!伏線だからだよ!!!うん!

そういうことにしといて!

お願いしますm(_ _)m


さて、また来週にお会いしましょう!

いつも読んでくださり、

ありがとううううううううううᐠ( ᑒ )ᐟ


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