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俺ケツ!異世界に来た俺は魔法少女100人からケツを狙われている!!!!!!  作者: お花畑ラブ子
第2章 異世界に来た俺は30人の魔法少女からケツを狙われている
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俺のケツがいぬ間に

結局あのあとさちよさんは現れなかった。残りの日数は子どもたちにボコボコにされていた。


「ってて。魔力を探る、ね」


数日たつと、全身の毛が逆立つようなゾワゾワを感じるようにはなった。あくまで、ぶちあたる直前なので、当たるか否かの時に躱すって感じだった。直線的な攻撃は見て、変化球はゾワゾワを感じることで次第に避けられる回数は増えて言った。


あとは、さちよさんの言っていた。魔力のコントロールか。異世界召喚者でも、この土地のものを飲み食いしてれば、そのうち魔力は発現するらしい。


「お前のケツは神様の魔力で成り立ってる。こないだの白いお前のように、お前自身が魔力をコントロールできれば楽なんだけどな」


「俺だって魔法とかつかってみたいさ。だけど、あの時は、怒りで頭真っ白だったし。今となっては、どうにもこうにもうまくいかないんだ」


ふむ。と、さちよさんは考えはじめた。


「あのお前の魔法は、神様が最後まで手放さなかった魔法のひとつだ。想いが強すぎると、ケツから杖が永遠に出続けて、しまいには、所有者が死んでしまうんだと。お前が選ばれたのは、案外信念とかがない、空っぽだからかもな。お前が成すべきことを考えてみな」


「おれの成すべきこと」


そんなことを考えながら、帰路につく。もう1週間はたつけど、みんな大丈夫だろうか。


寄宿舎に戻ると衛兵が2人駆け寄ってきた。


杖職人様(マエストロ)!衛兵長から伝言があります。」

「お、ガブコからか!」

「はい!」


手紙を差し出す。中には、達筆な文字で文章が書かれていた。こちらの文字は楔形文字のような、変わった形を羊皮紙に打ち込むようにして、文字を書く。読めない!!


「ごめん。俺まだこっちの世界の文字は不慣れで、読んでくれないか。」

「分かりました」


変態さん。あっしは、変態さんの誤解を解くべく『氷豹』さんに、直接文句を言いに一足先に王都に向かうっす。修行が終わったら変態さんも王都に来てください。こないだ渡した魔瓶を売って滞在費にしていて下さいっす!


「ガブコ…」

良い奴だな!

「あ、魔瓶の売ったお金は後で請求するんでよろしくっす!」


しっかりしてんな。


「んほっ!」


王都か。アクエリアスの杖をケツから引き抜いて思う。無事に治るといいけど。


「では、王都に転送いたします!」


え?そんないきなり?


「はっ?ちょ、ま、」


転送(ワープ)!王都24区正面!」


「なんか体がよじれギャァァァァァァ」


身体がよじれねじきれるかのようにして、空間を飛ぶ。


彼を転送した後2人の衛兵が話をはじめた。


「あらあらかれんちゃん、解除していいわよ」

「「解除(リリース)」!」


衛兵の2人の姿が、村の姉妹に変わる。


「あらあら、まだあの子の修行は終わってはないのだけれど、さちよから言われてたから。1週間たったら、王都に転送しろって。さてさて、お嬢さん何のようかしら」


「ちっ!1歩遅かったかにゃ!せっかく杖職人がいる情報をつかんだのに!」


黒いフードの女が叫ぶ。先日現れた少女よりも少し身長が高く、獣の耳をもっていた。黒髪で黒い耳、短パンはダメージがかなり入っており、隙間から尻尾が出ていた。

「拘束して献上して、お金持ちで黒犬さんに褒めてもらう計画がだいなしにゃ」

かなり、心の声がでかいヤツだな。


「…あらあら、たしか、あなた、黒犬のところのストーカー」


「ス、ストーカーじゃないにゃ!応援隊長にゃ!」


「あらあら、黒犬のところの部下は使えないって本当のことだったのね」


「んにゃ!?ゆ、許さないにゃ!『にゃにゃん拳』!!」


「あらあら」


彼女の影がせり上がり、彼女に纏われる。手脚に黒い猫の着ぐるみの手足が現れる。カリンが思わず呟く。


「え!なにあれ?!かわいい!」

「にゃ、ほんとかにゃ?!うれしいにゃ!でも、可愛いだけじゃないにゃ!!!」


軽くステップを踏んだ彼女は、3ステップ目に急加速を見せた。


「ぐべっ!」

「油断しないっ!!」


たまずさに、首にかけてあったマントを引っ張られカリンは変な音をたてて地面に転がった。


「ごほっごほっ!姉様!ひど、いっ?!」


首を横に向けると先程まで彼女がいた場所の地面が大きくえぐれていた。魔力による身体強化か。


「ふふーん!これがあたしの実力だにゃ!」


「あらあら、この程度で満足してるとは、黒犬も堕ちたものね?」


「ね、姉様?!」

なぜ、そんな煽るようなことを。あの魔力の使い方、かなりやるようだった。


「はぁ?」


黒猫の声質が低くなり、かなりガラの悪い声で問うた。


「あらあら」


「姉様!なんであんな怒らせることを?!」


「カリン。あの子を制圧しなさい。」


「ええええ?!」


「なぜか怒ってるの?最近の子は怖いわね」


姉様が怒らしたんじゃ。


「…なにか?」

「や、やらせていただきます!!」


たまずさの有無を言わさぬ圧力を受けて、杖を構えた。


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