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俺ケツ!異世界に来た俺は魔法少女100人からケツを狙われている!!!!!!  作者: お花畑ラブ子
第4章オレは75人の魔法少女からケツを守られている
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決戦のあと

「旦那~!!」

「ん、ああ?」「ん、なんだ」

「なっ!!第一王女」

「あ、大丈夫、大丈夫、決着は着いてる。」

 身構える三羽烏の兄貴分を制する。彼は千虹雲海に空いた大穴を目指してやってきたとか。

 とりあえず簡単な手当を受け、互いの情報交換を行う。

「カリンたちは無事に帝都にいけたのか。良かった。」

「えぇ、旦那。旦那のおかげで」


「いや、それはどうかな」

 第一王女が口を開く。

「昨日きた勇者もどき共は捕らえた」

「捕らえたって。バックアップチームってめちゃくちゃ強いって話だったぞ。」

「未熟な勇者が勝てない敵を排除する。そういうバックアップチームらしいな。No.77 『傲慢プライド』777(ジャックポット)、No.66『暴食グラトニ』毒林檎姫。そして、一桁シングルスNo.5の薬師の3人。勇者を語っていたみたいだが。自白は本当みたいだな」

No.5がいるチームって凄くない?

「あんたが、倒したのかめちゃくちゃ強いもんな。」

「いや。我では無い。」

「へ」

「我はパトロール中だったからな。第二王女の開発した呪われた金の腕輪で魔力を奪い、第三王女の近衛兵団によって制圧。今は牢屋だな。」

「は?じゃあ、カリンたちは?」

「金の腕輪をはめられていたらアウトだな。あれは1度つけたら鍵がないと外せない。」

「そんなっ!」

「さて、ではどうしたい。ご主人様?」

「や、やめてください。……救い出します。仲間もあなたの姉妹も」

「?」

「お姉さんと約束したんだからな」

「カッカッカッ!一丁前に。だが、何から救い出すんだろうな」

「とは、いえ、どうやって帝都へ千虹雲海を抜けるには時間がかかりますぜ、旦那。おれたち三羽烏に任せて貰えたら3日で。」

「時間がかかりすぎる」

 そんなに時間がかかっていたら、何がおこるか。

「んー?帝都に行きたいのな」

「え?」


「嘘ぉぉぉぉ!!!!」


「旦那流れ星みたいに飛んでっちまったな」

 第一王女は、『手』と『赤角』を使って、旦那を投げ飛ばした。ものすごい絶叫とともに飛んでいってしまった。

「それで、盗賊よ、主はどうするんだ」

「いや、行くあてないんで、どっかの集落にでも身をよせようかと」

「カッカッカッ!なら、うちに来るか?」

「は?」

「勇者との連絡役とかはどうだ?」

「ぜひ!!」

 さて、黒いトカゲを取り出す。

「お前には悪いことしたな」

「……クロイヌサンノジョウホウガホシイ。オレノジョウホウニツリアウグライニナ。タイカヲハラエ」

「わかってる。3年前に勇者と関係のあった魔道士が次々に行方不明になっている。」

「ソレハシッテイル」

「いま、連邦にその魔力が集中している。」

「……ホウ」

「カッカッカッ。知らなかったか?さすがのネットワークでも」

「……クロイヌサンガキエテテイッパイイッパイダカラダ」

「世の中ではクーデターってことになってるが、その数日前に父上たちは旅立った。行先は隠してな。だが、我は帝国周りを飛び回っているから、足跡は掴んだ。おそらく天上プラネタリウムの杖関係だな」

「……プラネタリウムノツエ??」

「あぁ、それは、」

「ジュウブンダ」

 それだけ言うと黒いトカゲは手から消えていた。

「あれは何なんですか?」

「あぁ、新米の情報屋さ。カッカッカッ。これから役にたつから先行投資さ。今回で双子座ジェミニも、勇者の手に渡ったからな。獅子座レオをはじめとして他の杖が、誰の手に渡るのか楽しみだ。その時に、知らないわけにはいかないだろ?」




「のわあああああああああ」

 吹っ飛ばされて数十分ほどでシャボン玉が見える。丸が2つに、棒が1つ。なんじゃあ、あの形はまるで。そこにおれは突っ込むの?!

「嫌だア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」

 ぷよんという感覚が身体をつつむ。

「なん、、だ?これは、、」

 目にした光景におののく。

 畑を耕す。

 魔物たち。

 その腕には金の腕輪がある。

 だが、その表情は暗い。

 なんだこの雰囲気。

 違和感を感じる。

 あっという間に帝宮に。

 またもやシャボン玉をくぐる感覚がある。

 目を開くと、白い壁が。

水瓶座アクエリアス!!」

 身体を丸く包もうとするがその水ははじけて消える。なんだ、このシャボン玉。魔力が乱される。

「ぶつかる」

 だが、壁は硬くなく、柔らかい。

「あらあら、勇者様、いらっしゃいませ。それとも、不審者様かしら?」

 杖を振るったのは、第三王女。

「……面白い魔法ですね」

「あら、勇者さまのお眼鏡にかなって光栄ですわ」

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