3話 2回目のレベルアップ
いろいろあって久々の3話目の投稿です
レベルが上がった次の日俺は、いつもだったら魔物狩りの指示がない限り家でゴロゴロするか村をほっつき歩いているけど今日は自分の意思で久々に狩り行くことにした。
それもそうだよねだってレベルの上がり方がわかったんだもん、一狩り行こうぜだは。
えーっと、確か今ゴブリンが68のコボルトが59でスライムがちょうど100と。
村周辺に魔物がいるって言ってもそうほいほい出るわけじゃないから、ちーとばかしかかりそうだな。
数匹で群がっているところを探せば、運が良ければ今日中にまたレベルが上がるかもしれないな。
魔物狩りの準備を整えて村を出ようとした時うざったるーい気配を感じるとロックスのやつがこっちに向かって来ていた。
「レヴァル〜、お前レベルが上がったんだってなー」
おっちゃんめ、ロックスに言いやがったな
「そーだけどそれが何か」
「おいおい、そんなに卑屈になるなよ俺はお前にお祝いをしに来たんだ、レベルが上がらないスキルを手に入れて今まで喚いていたお前に」
「そりゃどーも、あんがとさん」
「とは言え俺のレベルは137そしてレヴァルは13、追いつくにゃーまだまだ相当かかるなー、まーせいぜい頑張りたまえよ」
そう言ってロックスは去っていた。
なんなんすかあいつただ嫌味を言いに来たんですかあんにゃろう。
ていうかあいつもう137まで上がってたのかよ。
村の自警団の団長のアイザックさんが確か149が村で1番高いレベルだったし、このままいくとあいつが1番強くなっちまいそうだな。
親の仇のダンジョはあいつが1番最初に攻略しちまうのかねー
ま、そんなこと考えていても仕方ないし魔物の群れを見つけに行きますかー。
村を出て数時間1体や2体ではちょくちょく見つかるものの群れを成してる団体様はみつからないなー。
今んところゴブリンが13体、コボルト8体のスライム22体か。
やっぱり1体ずつコツコツやっていくしかないのかねー。
ん?なんかあそこひかってねーか。
魔物を探している最中俺はよくわからない光を見つけた。
なんか着いて来いって言ってるみたいに動いてるけど、着いていっていいのかー罠じゃねーよなー。
まーそれはねーかこんなところに罠しかけるようなやつはいねーはな
そうして俺はその光についていくことにした。
何処に連れて行ってくれるのかなー、おっ!
光についていったらそこにはゴブリンの群れがあった。
ひー、ふー、みーと、いいねー9体もいるじゃないのさくっと一狩り行きますか。
同時に9体つっても特攻効果にレベル差がある。
ゴブリンの平均レベルは5ついでにコボルトも5俺との差は8もありゃー、余裕のよっちゃんよ。
そうしてゴブリンを倒したらまたあの光が動き出していた。
そして、またしてもその光はゴブリンの群れに連れてくれていた。
しかも今度は11体じゃないの、これを倒せば101体レベルが上がるじゃないの。
そうしてゴブリンを全て倒すと
てぃろん♪また変な音が聞こえた
《ステータス》
レヴァル・ライズノート
LV18
HP 744
MP 272
ATK 201
DEF 195
INT 146
RES 170
[スキル]
魔喰い
いいねいいね〜なかなかレベルにしては良いステータスじゃないの。
やっぱり自分のレベル加算によるステータスアップと魔物のステータスが加算されるっていうのがいいよねー
スライムとゴブリン分が足されて実質26みたいなもんだしね。
レベルアップを確認したあと、光はまた動き出して今度は、コボルトの群れに案内をしてくれた。
なんか知らないけど光についていけば今俺が探しているところに案内してくれ、本当に最高だね〜
光に案内をされるままコボルトの群れを倒していたら、いつのまにかコボルトを99体を倒していた。
あと1体コボルトを倒したらまたレベルが上がる。
さーさー光よ俺をコボルトまで案内してくれ、ってあれ?
光がなくなってるじゃねーか!!
あと1体なんだよ、ここまで案内してくれたら最後まで案内してくれよ。
まーいいやどうせあと1体だし光の案内がなくたってすぐに見つかるだろうしね、かかっても1時間も行かないでしょー
1時間後
みつからいよ、まったくもってみつからないよ。
おかしいなー、コボルト1体どころか、ゴブリンとスライムもみつからないよ。
確かにコボルトはゴブリンやスライムより出会う確率は少ないけど、スライムなら数分探せば1体は見つかるのに、なぜwhy?
あーもー、だめだこりゃ今日は引き上げるか、こんだけ探してもいないんならここら辺にはもういないだろ。
狩りから引き上げた俺はいつものごとくおっちゃんの店に行った。
「おっちゃん飯〜」
「おー、レヴァル帰ったか、それでレベルの方は上がったんか」
「上がったは上がったんだけどよー聞いてくれよ」
「なんだ?」
「ゴブリンは100越えたのそいでさーコボルトも100こえると思った矢先にさ魔物が一気にいなくなったのよ、99体でだよ」
「ほー、それは残念だなー」
「本当だよもー」
「それで魔物がいなくなったてのは、全ての魔物が1体も出なくなったてかとか」
「そーだけど、それが何か?」
「ああ、それは新しいダンジョンができる前触れだな」
「そーなの?」
「魔物はな、特殊な感性を持っていて新しく出来るダンジョン周辺を避ける習性を持っているんだ、お前の狩りをしていた所で新しいダンジョンができるはずだ」
「新しいダンジョンって10数年ぶりだなー、楽なダンジョンで周りのダンジョンにいない魔物がいればさらにレベルが上がるじゃんか」
「と言っても、ダンジョンができるのにあと数週間はあるがな」
「前触れがあってから案外かかるのね、ていうかおっちゃんロックスに俺のスキルのこと言いやがったなー」
「おー、お前ロックスと仲良かったろなんだ自分から言いたかったのかー、そりゃーすまなかったなー」
「違いますー仲良くなんてありませんー、密かにレベル上げてあいつを見返してやろーしたの」
「そうか、そいつはすまなかったなー」
その後もおっちゃんとたわいもない話をしてから飯を食って店を出ることにした。
「おっちゃんご馳走さん、おいじゃ」
「おう、またな」
やっぱりおっちゃんの飯はうまいなー、うん
ていうかおっちゃんって料理人のくせに魔物に詳しいのな、魔物の習性にダンジョンができる前触れの方なんか全然知らなかったは。
おっちゃんってあんまり昔のこと話さないし、昔に冒険者でもやってたのかな。
ん!?家に帰ろうとおっちゃんの店を出たら俺を魔物まで案内してくれていた光がまた俺の目の前に現れた。
なんでこんな所にあん時の光が、まさか近くにコボルトがあるのか!
俺は光について行った。
こっちは、村の出口とは違う方向だけど、もしかして魔物が村に侵入したのか今までそんなこと一度もなかったのに。
そのまま俺は村の中に魔物がいるのかと心配しながら、光についていきおっちゃんの店から少し離れた宿の中に、光は入っていった。
俺は武器を持ちその宿に入ると、光が止まっていた所にいたのは、魔物ではなく俺と同い年くらいで赤く長い髪の女だった。