2話 スキルが読めるようになった
2話目になります。
どうぞよろしくお願いします。
《ステータス》
レヴァル・ライズノート 17歳
LV13
HP 624
MP 252
ATK 145
DEF 139
INT 112
RES 133
[スキル]
魔喰い
上がってるよ上がってますよ俺のステータスス。
ついのさっきまでレベルが10 だったのにスライムを2匹倒して合計100匹になった瞬間に上がりましたよ。
しかもですよしかも13だよ11と12飛び越えて13まで上がったよ。なんでかは知らんが上がったよ。
あー、やばい興奮が止まらない。
なんたって1年以上レベルが上がってなかったから当然っちゃー当然だけど。
こうなるんだったら経験値が手に入らなくてもやる気失くさず狩に行ったけばよかったー
あれ、ていうかスキルの文字化けもなくなってる。
魔喰いこれが俺の固有スキル。
もしかしたら効果説明も読めるかもしれない。
魔喰い
効果…・このスキルを所持している者は経験値を手に入いれれない
・モンスターを倒した数により新たな恩恵をえる
1体 その魔物の名とステータスを見れる
10体 その魔物に対して与えるダメージが増えるようになる
100体 その魔物の平均レベルとステータスを得る
300体 その魔物を使役できる
500体 その魔物の固有スキルを得る
1000体 冠を得る
・特定の魔物に対しては1体でその魔物の10分の1のレベルと一定のステータス、スキルを得る
・新たな魔物を10種類倒すごとにレベルが1上がる
読めてるよ、読めてますよ、読めてしまいましたよ
おっといかんまた取り乱しちった。よし、一旦落ち着こう。
なるほどー、スライムとか倒した魔物を観れるのはやっぱりこのスキルの効果か。
スライムが一撃で倒れるのはステータスの差だと思ってたけど10体倒してからの効果があったわけだ。
確かにレベル10になった当時は一撃で倒せていなかった気がするしな。
んで、レベルが上がった訳は100体倒したことによるのレベルとステータスの増加って訳か。
今のステータスはレベル10の時にスライムのステータスが足されるだけじゃなくて、俺本来のレベルアップによるステータス加算もあるわけねー。
さらにレベルを上げる方法はあと2パターンもあるのか。
はぁー、レベル10に行った時にもう少しいろんなダンジョン周ればだいぶ早く気づけたかもしれなかったのかよ。俺のおバカ
特定の魔物って言うのはなんなんだろうな?
ま、今はレベル上げの方法を知れたからよしとするか。
てか、残りの効果もうますぎでしょ固有スキル付与に魔物使役なんて可能なのかよ。
確かに魔物をテイムするスキルを持つ者もいるっていうのは噂で聞いたことあるけど、魔物のスキルを得るなんて噂でも聞いたことねーぞ。
で、疑問なのは冠だな他のは特定の魔物を除いて意味はわかるがこの冠というのがわからねーなー。
1000体となると今の10倍はめんどーだな、意味はあるんだろうが今はレベルが上がればそれでいいか、考えるのはまた今度にしよう。
それにいつのまにか1000体倒してるかもしれないしな。
んじゃ、今度こそ村に戻るとするか
村について俺は、腹が減ってたからすぐさま行きつけの店に駆け込んで、店のおっちゃんに料理を頼んだ
「おっちゃん、なんでもいいからうまい飯作ってくれ」
「おっ、レヴァル今日は来るの遅いなー、お前のことだから夕方くらいには狩りをやめてこっちにくると思ってたんだがなー」
「俺もそうしようと思ったんだけどまーちょっとあって狩りを続けてだんだよ」
「お前が狩りを延長するとはねー」
「それがよう、おっちゃん俺のステータスを見てくれよ」
「んなっ、お前レベルが上がってんじゃねーか、しかも2レベルも上がってあの妙な文字化けスキルも読めるし、やったじゃねーか経験値が入らないからもう終わりだーって嘆いてたもんなー」
「それがスライムを100匹倒したらスライムのレベルとステータスを手に入れたらしいのよ」
「ほー、経験値を得らことがなくてもレベルが上がる方法があるとはなー面白いスキルだな」
「でも人って不思議よねー、レベルアップしてステータスが上がってついでに言えばスライムのステータスも加算されてるっていうのに全然何も感じないんだもん」
「確かにな、ステータスを感じる時はHPとMPが減ってる時しか感覚がわからないからなー、昔ダンジョンに潜ってたときに仲間のステータスを上昇させるスキルを持っている奴がいたけど、全然変化を感じなかったからなー」
「不思議だよなー、ていうか早く飯ー」
「急かすなよ、ほらよ今日はカレーだたっぷりと寝かしてあるからうめーぞ」
「あんがとおっちゃん、いただきます」
「おうよ、食え食え」
「うんめー、やっぱりおっちゃん飯はうめーな」
「あたぼーよ、俺の腕前は世界一だからなー」
「はいはいそうですねー」
俺はおっちゃんといつものように何でもない話をしたあと家に帰った。
「ただいまー」
ま、当たり前だけど返事があるわけねーよな。
俺の両親は2人とも亡くなっている、俺の両親は2人ともダンジョンで死んだんだ
俺が10歳の時村の近くに新しいダンジョンができた、そのダンジョンは最初の方は村の周りにある低級ダンジョンと変わらなかったらしい。
だけど奥に行くにつれ見たことのない魔物や100レベルを超える魔物が何種類もあるらしい。
その結果奥の方まで潜った両親は魔物たちに囲まれてやられちまったらしい。
なんでこんなことを知ってるかって、一緒に潜ってたやつがそう言っていたらしい。
でも一緒に潜ってたやつの話しは正直信用ができない、悪い噂もよく聞くやつだからな。
そしてそのダンジョンは出現してから7年経ってもまだ攻略がされていない。
だから俺は、スキルの効果を知ったいま魔物を狩って狩って狩まくってレベルを上げ、両親が死んだダンジョンを攻略してやるぜ。
やっぱり自分がこういうのがいいなと思ったのを書くのは楽しいですね
3話目が書けたらぜひ読んでください