勇者編
俺の名は新藤真斗
今僕たちは異世界召喚されたそうだけどあまり実感がわかない。
皆も同じ想いだろう
「なんだよ!ここどこだ ふざけんなよ!」
不良の一人が叫んだすると数人賛同し、声は大きくなる。中にはまだ状況を理解していない奴らが
「テレビとかか!おいカメラ探せ」
とか言っている。
そんな中召喚したであろう人たちも僕たちをジロジロと見ては、騒いでいる
「この者たちが本当に勇者だと言うのか」
「まだ子供でわないか!」
そして静かに目を瞑っていた椅子に座った偉そうな人が一言はつげんした。
「皆のもの静まれ!」
この一言で先程まで騒がしかったこの空間は静まり返った!
この時クラス全員が感じたのは恐怖それは周りにいたものも同じだろう
「よくぞ召喚に応じてくれた!勇者御一行 私はこの国の王、リフェル・バートだ!」
勇者?御一行?何を言っているのか理解できないクラスメイトたち 少しの間をおいて、新藤が
「此処は何処でしょう?それに勇者とか御一行とか…」
(この少年、我の威圧をくらって喋れるとはたいしたやつだ!この者が勇者で間違えないだろう)
「フム、お主の質問はもっともだ。此処はヘルテェルゼという世界で君たちが住んでいた世界ではないだろう、私達は勇者を召喚したそして君たちが勇者と、御一行というわけだ」
「なんとなくわかりました」
「そうか、それはなにより」
「だけど質問がまだあります!」
「申してみよ」
「元の世界には戻れないのでしょうか?」
(ダメ元で聞いてはみるが)
「それは出来ない」
(やっぱりか、わかってはいたが)
「理由を聞いても?」
「その権利は君たちにはあるだろう 人間国では召喚はできるが元いた場所に戻すことができない。だが…魔王を倒せば帰れるやもしれん 一説によると魔王は異世界との移動を可能にする魔道具を持っているらしい。
(そんな物は存在したいだが止む終えないだろう)
「ではもう一つ、僕たちは何をするのでしょうか」
「最初の1ヶ月間は城の兵士たちが君たちを鍛える、その後近くにあるダンジョンでレベルを上げてもらう ここまでで2ヶ月 その後は魔王討伐に旅に出てほしい」
「今の所は戻る方法はないし・・・皆はどうする?」
振り返るが皆の返事はない、威圧を解いてないため口が動かないのだ
「すまない、解くの忘れておったわ」
王は威圧を解き
「クソ!ハァハァハァ何だったんだ今の!」
「すまない私のスキル威圧だ、静かにするには手っ取り早かったからね」
「俺はイヤだ!こんな奴の言いなりにはなんねぇ!」
「俺もゴメンだね」
「私もちょっとなあ〜生き物殺すの怖いし」
「俺は行くぜ!真斗は、行くんどろうしな!」
「竜也・・・ありがとう」
「わ、私もいくわ!」
「由美もありがとう」
結果クラスの大半は魔王を討伐に行くことになった。まずは一ヶ月間訓練だな