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夢の続き
「うおっ」俺の体が光となって少しずつ、足下から消えていく。
「おお、もうそんな時間かね」何のっていっても、転生するまで思い付かない。
「2つだけ言うぞい。まず1つ。このあと、とある村に着くから、そこでしばらく情報収集するのじゃ。そこに教祖と崇められておる転生した者がおるので、何とか話し合いしなされ」なるほど、情報収集か。『魔界』だから武器とか要るのか聞いた方がいいな。しかし教祖か。どんな奴なんだろうな、オラワクワクすっぞ。
「そしてもう1つ。こちらの方がわしには重要じゃ」え、何か嫌な予感がするんだが…
「夢の通信の分、転生する分、2回転生先を選んだ分、そして情報料、しめて1000000000000000うぇんを払って貰うのじゃ。ちなみに、うぇんは向こうの通貨じゃな。向こうの平均年収の10000000000年分じゃな」高ええええぇぇぇぇぇ!!
「それじゃあの。ちなみにトイチじゃからな(嘘)」
これなんて無理ゲ?そう思いながら、俺の視界から完全に転生神の姿は消えた。
今回で夏の夢15夜終わりです。
夢見十六夜はどうなってしまうのか、それは後ほど。