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偽善行為してみた

時と場所は代わりに代わって、あれから少し経って家への帰り道。



あんまり明確に表記出来ていない気が否めないけど最近は個人情報の流失なんたらからがマスメディアの客寄せパンダになってしまうので割愛させてもらう。



 まぁ実際は町の描写をすると会話が減って純文学っぽくなってしまうからだなんて神の見えざる手の好みなんかではなかったりするような気がしないで無くもないような気がするけどさらに無くも無くもないかも知れないのかも。



そして今の一文を真面目に解読しようとする人はこれを読まないことをお勧めしない。



ついで純文学が嫌いだとかそんな子供染みた理由ではない。



俺は両手につい今し方、買ったばかりの食材やらなんやらの入ったエコバッグを引っ提げながら帰路についていた。



 チューペット状のシャーベットをしゃぶりながらあまり人のいない裏道を迂回して近道になるゴーストマンションを通り抜ける。



でこのマンションというのがいろいろと曰くつきなのである。



地方役員と建設会社の癒着問題や近隣に墓地があることなどが負の連鎖を生みだして低迷していた居住率は遂に二割を割ってしまい、晴れてゴーストマンションの仲間入りしてしまったというわけである。



ナムナム。



もっとも利便さを追求したらしく駐車場完備で最寄り駅までは八分と立地条件はかなりよく近道するには丁度いいので人通りが少ないというわけではない。



まぁ、それも朝から夕方にかけてのことで暗くなるとそれに比例して人通りは遠退いていく。なのでそれを好機と思い悪さをしようとする輩は少なからずいるわけで……



「きゃあぁぁぁぁっぁぁぁっぁぁぁぁっぁぁっぁぁぁっぁっぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁ!」



まぁ、確かにこんな悲鳴の一つや二つが聞こえてきてもおかしいとは思わないものの、やっぱり面倒事に変わりはないわけで思わず溜め息が漏れてしまった。



「はぁ、せめて夕飯が遅くならないくらいの時間には終わってほしいかも」



俺は買い物袋片手に天に嘆きを響かせるのだった。


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