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ノエシスの錨 —議論が世界線を救う—

作者:林涼子
舞台は軌道ステーション《ノエシス》。誰かが人間に擬態する《エコー》は、噛まずに殺す。結果だけを先に食う——議論が結論へ飛ぶ瞬間に寄生する捕食者だ。眠るたび世界線は巻き戻り、記憶は消える。残るのは、わずかな記憶断片と、行動に染み込む手順だけ。
主人公ユウトは、役職COが錯綜する中で**“過程を儀式化”する戦術へ舵を切る。短句で話し、沈黙を挟み、まず自分の矛盾を晒し、相手を勝たせる論を述べてから反駁する。手順は歌の拍になり、共同記憶は錨守(アンカー)を起動させる。固定点を刻みながら、虚無区画の笑い声、偽装EVA事故、空のポッド——実験の爪痕を一つずつ手順で上書きする。
最終ループ、討論UIそのものを儀式に変えた瞬間、《エコー》は居場所を失う。人を救うのは“名推理”ではない。過程を守るデザインだ。結果を先取りする怪物に、過程の歌で勝つ。ループは終わらない。次に鳴らされても、最初に立ち上がるのは手順**だ。
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