表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

1話 魔王、元魔王になる

『先輩あなたの時代はもう終わったんです……』


 私は魔王コバルトこの国を治める王であった、だが信頼していた部下の一人にやられてしまった。あいつはいい奴だったいつも隣にいたそれなのになんで……と思ったりもしただが今更考えたところで仕方がない、それよりも今考えるべきはこの見慣れない景色のことである。

 ここに来てからいろいろとおかしいところがある。それは今までのように魔法が使えないということである。一切使えないわけではないんだがそれこそ子供のような魔法しか使えん。そして文字が読めんこんなことは初めてだった。ただここがどこなのかが気になったのでそこら辺にたくさんいる人間どもに聞いてみることにしよう。

 『おい、そこの人間ここはどこなんだ』

 『は、はい? ここは渋谷ですけど……』と素っ頓狂なな声で答えてくれた。だが私は渋谷という地名を聞いたことはなかった。そもそも私が国王をやっていたときにはこんな高い建物がある街など聞いたことがなかった。

 そこで一つの仮説が頭に浮かんだ

 『ここはもしかして異世界というものなのか』と元いた世界でも異世界から人呼び寄せる魔法があったはずと思い出した。もしそうなら私の魔法でもとに戻ることができるはず、ならこの世界を見ていろいろな技術を持ち帰るか……

 『よしそこの人間ここを案内しろ』

 『えぇ…』

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ