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ダビデ像片手に書いた方が良いのだろうか?

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

今までピンと来なかった物の発見であり、絵師様の画力の高さを見せつけられた話であり、段々と犯罪者に片足を突っ込んでると感じる毎日です。

ある日の事、何時ものように画像を漁りをしていた時の事。なんの気無しに捲っていた中に、掘り出し物を発見した。あぁ……成程ね。この人、描くの上手いね。


「あぁ、君、良いところに。最近いい絵を見つけたんだ」

廊下を歩いていると、突如肩を掴まれた。それは俺の逃走を許す事無く、船の錨の役割を果たす。嫌な予感がする。とても嫌な予感が。

恐る恐る振り向くと、満面の笑みを浮かべた女がいた。片手には携帯端末。一枚の画像が写し出されている。一人の青年が一人の幼女を抱き上げている描写。

「逃げても良いだろうか」

「まぁ待て。私の話を聞いてからでも遅くないだろうよ」

そう言うと画像を見せつけながら、満面の笑顔で語り出す。

「この幼女の体型が、一番現実味を帯びていると思うんだ」

俺は掴まれていない手で携帯端末を取り出すと、とりあえずダイヤルを押す。回す先は決まっている法に元ずき裁きを下す人間。しかし女はそれを見ると、ただ静かに拒絶の意を示した。

「まだ話は終わって居ないよ。最近、絵師殿の秘録を聞いてね。なんでも御方の描く幼女は現実の女性の体格を縮小した姿なんだそうだ。

いまいちピント来なかった。幼女の体型も、成人した女性の体型も、大して変わらないだろうとそう思っていた。そんな時にこの絵を見かけたんだ。

成人の体付きと言うのは、体の部位の一つ一つが長細いんだ。等身に比例して成長するのだから当たり前なのだけどね。でも幼子の身体というのは、まだ溜め込んだ栄養素を成長に使われていないから、ずんぐりむっくりしている。総じて、頬やら、腕やら、脚やらにも、肉が付いたまま。

私の好きな小説に体の小さい子が出てくる。それこそ二十歳を迎えても幼女と変わらない体型の子が。その時の描写を知っているかい? 『ぷくぷくした小さな手を』と書かれているんだ。私ならば『小さな手を』で済ませるところを、ね……。

見ているようで見ていなかった。何一つ。やはり物ごとはよく見るべきだ。そうしてそれを産出出来る人間でなくてはならない。とりわけ作家というのは」

女の目には憂いが浮かんでいた。わたしが書くものはまだまだ未熟で半端なのだと、自責の念が浮かんでいた。そしてそれが俺がこの女を拒絶する理由の一つでもある。

狂気的なまでに現実を求めているだ。書き物に対して。故に何時か、道を外すのではないかと冷や冷やしている。

「誘拐、するなよ。老若男女問わず」

「する訳ないだろう。だがまぁ、女人の体は好き勝手弄り回せるのだけれど、男性の体は難しくてね……。やはりダビデ像片手に書かいた方が良いのだろうか」

日々犯罪者予備軍に足を突っ込み掛けていると自分では理解してるので、犯罪者にならないように今日も生きます。


でも美大をテーマにした漫画で出てくる先生には、まだなれてません。

『自分の全てを捧げなくちゃいけないんだよ。作品よりも、自分のことが、そんなに大事?』

耳が痛いですが、そうならなくてはならないとも。


イラストを漁るのが好きなのですが、その時に気が付かされた描写。

子供って発達前だから、栄養素が身長に回ってないんです。

だからどうしても、ずんぐりむっくり。

いうならば、子供向けの赤ちゃん人形。

ポ○ちゃんとか、メ○ちゃんみたいな。

決してリ○ちゃんとか、バ○ビーじゃないんですよ。


それに今さら気付かされるという話。

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