●登場人物一覧●
現在メインキャラクターのみ書いています。ネタバレ満載なので読み飛ばして頂いて結構です。むしろ初見の方は読み飛ばした方がいいです。おめめないないしてください。
正直このページは作者の個人的な備忘録みたいなものです……。
●前川圭子●
主人公。日本人の社会人女性。ブラックな勤務形態で体がボロボロになっていた所、運悪く転倒した先が線路であっけなく死亡。しかし不思議な万年筆の働きで異世界の肉体に魂だけ転移し活動再開と相成った。その時一緒にネトゲの自キャラも来たもんで毎日至高の作品を見られてHAPPY!って思っている。
前世での趣味は『イストワール』というオンラインゲーム。凝る性格とコツコツタイプと社会人の課金力で上位プレイヤーの一人として名を連ねている。全職カンストさせているので特に不得手な戦闘などはないが、強いて言うなら前衛で戦うのが好き。大剣コレクターでもある。当人は謙虚に否定しているが、プレイヤースキルだけでも最上位プレイヤーと胸を張って言える。対人戦では特にそれが輝くが、当人は対人戦よりもモンスターを狩って素材集めしてロキシーを飾る方が好きなので対人戦は滅多にやらない。
自分と仲間が幸せならそれでいいという、良くも悪くも他人に対して無関心な性格。ただし自分と仲間が害された場合は烈火の如く怒るので、家族からは瞬間湯沸かし器と言われたことがある。
転移前も転移後も戦闘力は皆無なので、転移後の世界では完全にロキシーにおんぶされている状態。当人はそれを当然だと思っており、またロキシーも当然だと思っているので、端から見ると二人は「依存状態の恋人」や「子離れできない母親と子」といった歪な関係に見える。
乱暴な口調こそしないものの、結構口が悪い所がある。
●ロキシー●
フルネームは『ロキソプロフェン』。ケイコが『イストワール』で作り上げたプレイヤーキャラクター。『イストワール』ではヒューマン族が全身甲冑を着たキャラクターなのだが、ケイコはオリジナル設定で『ドラゴンのアンデッドが全身甲冑になったもの。それ故中身は空洞で、鎧こそが本体である』という赤面待った無しの中二病設定をつけていた。ケイコの魂の転移にあたりそちらのオリジナル設定が優先されたために本当に全身甲冑の姿をしたドラゴンのアンデッドになっている。
性格は極めて温厚かつケイコに対してのみ献身的な性格。己という存在がケイコあってこそであることを自覚しており、さらにケイコが金と時間に糸目を付けずに己を成長させまくっていたことをよく知っているのでその愛情を素直に受けている。ケイコのことは創造主と呼んでおり、当人的には「お母さん」「おねえちゃん」「リーダー」「ボス」など意味を込めている。
厳密に言うと彼はドラゴンでもなく人間でもなく『前川圭子の被造物』。奴隷的生活をしていようが己の主がケイコならそれで幸せ。もしもケイコから離れる時があるのならそれは己の消滅の時であると認識している。
見た目は紺色の大きな全身甲冑であり、身長は2.5mほど。見上げるほどに大きい。鎧は瑠璃石でできていることから紺の中に美しい金色が散っている。さらに鎧の端には細かな金の装飾がついており、動かなければ王城にある美術品の甲冑のように見える。兜の後頭部あたりから長い赤色の尻尾(ケイコは一応『鶏冠』と呼んでいるが、どう見ても馬の尻尾に見える)が生えるようにして出ており、たまに感情に合わせて揺れている。
戦闘能力は超一級。装備とから受け継いだ戦い方が相当ハイレベルなものであるため。
趣味、というか好きなことはケイコに愛でられること。ケイコが顔をでれでれにして自分を磨いてくれるのが気持ちいいし嬉しいしで最高に幸せ。
●万年筆●
前川圭子が曾祖父の代から大切に使われていた万年筆。前川圭子の死の間際に不思議な力を持っており、その力の全てを使って前川圭子を転生させた。ただし万年筆単体の力では完全な転生などできなかったので、とある何かの力を頂いて事を為した。
前川圭子の転生と同時にその存在は完全に消滅している。
2018/08/06 ケイコ、ロキシー、万年筆