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目覚め
目が覚めるとベットの上で横向きに寝ていた。
(知らない天井だ、ができないじゃないか)
と、どうでもいいことを考えてしまう。
そんなことをしていると。
「セージ、大丈夫?」
と、お母さんの声がする。
「うん大丈夫」
「良かった~、も~心配したんだよ~」
「ごめんなさい」
「もう少しでご飯だからしばらく休んでなさい」
「うん」
そしてお母さんが部屋をでていった。
(お母さんの名前はセルフィーユ、お父さんの名前はバジル、
この世界で大切な両親だ、そして俺はセージリザードマンだ!)
自分を改めて確認したその時。
ぎゅるる~
おなかの音がそれに応えるかのように鳴る。
(滅茶苦茶恥ずかしい~でもそんなことよりも
まだごはんできないかな~)
やっぱり転生しても変わらないセージ。
そして、ご飯を食べるまで食べ物のことを考えていたのであった。