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四号館。

うなぎは、鰻と書く。

作者: caem
掲載日:2026/05/30


 思わず ぐうと お腹が鳴った


 その匂いの正体は うなぎ つまり 鰻であった


 タレが何度も塗り重ねられて その都度にたまらない


 こりゃあぜったいにうまいヤツだ 匂いで分かるんだ


 国産かどうかは 確かめてみないと分からないけど


 肝吸いで待ってから ようやく そいつがやってきた


 鰻重でもなく 鰻丼でもなく じつにシンプルなやつで


 土用の丑の日でなくても 鰻が食べたかったんですよ


 山椒はぴりりと辛いけど あとは黙って 完食していた


 鰻は 美味しかったのだ


 

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