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タヴィ29
巨大なリーダーはついに自力で網を振り払い、ダリもその隙に両手を縛っていた網を解いた。
ダリは槍をリーダーに投げつけて命中させたが、致命傷には至らなかった。激痛に苦しむリーダーはダリに向かって突進し、ダリは必死に逃げ続けた。
そのとき、ダリは待ち伏せしていた狩人たちがマンモス狩りのために残していったと思われる槍を見つけた。手に取ろうとしたが、柄の部分が岩の割れ目に深く挟まっており、すぐには抜けなかった。焦ったダリはその槍をリーダーの方向へと向けたまま、その場を離れた。せめて時間を稼いでくれることを願いながら、走り続けるしかなかった。
しかし、その瞬間、予想外の事態が起きた。突進してきたリーダーはその槍に自ら突き刺さり、ついに力尽きて倒れた。倒れ込んだ巨体はダリを押し潰すかに見えたが、ダリはとっさに岩陰へ身を投げ出し、間一髪で難を逃れた。
参考文献
Emmerich, R. (2008) 10,000 BC(=『紀元前一万年』).
推定総盗用率:およそ0–5%




