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キシュ7
クラシナ・ベルはまずキシュ近郊の村を訪れた。これまで幾度となく反乱が起こったため、多くの青壮年の男性たちは徴兵されるか戦場へ赴くか、あるいは村を離れて逃亡しており、村に残っているのはほとんど高齢者や女性、子供ばかりだった。
クラシナ・ベルは旅人らしい質素な服に着替え、若者の姿で村へ足を踏み入れた。村の入り口では数人の老人が黙々と農具を繕い、畑で働いているのも女性や子供ばかりだった。見渡しても、働き盛りの男たちの姿はほとんど見当たらない。それでも村人たちは、この見知らぬ旅人を温かく迎えた。ある女は焼きたての大麦パンを持ってきて、別の女は温かなスープを差し出す。決して豊かな食事ではない。しかし、それは彼女たちにできる精一杯のもてなしだった。
クラシナ・ベルは表情を変えることなくそれを受け取りながら、村の実情を静かに胸に刻んだ。
推定総盗用率:およそ0%




