223/305
北欧16
「それで、次はどこへ行くんだ?」「いちいち質問するな、うざい」テュールはフレイから顔を背け、グラムを抱え上げるとドアを開けた。「待って、俺も行く……」「ふん。親に甘やかされたガキが、こんな若さで何ができるっていうんだ?」フレイはその言葉に凍りついた。「親父の助けがなきゃ、何もできないくせに。ついて行くなんて、馬鹿げてるな」「もうやめろ」フレイはうつむき、表情を引き締めた。「とにかく、足手まといになるなら来るな」テュールはフレイを一瞥すると、そのまま足早に部屋を出て行った。
「確かに、俺は足手まといかもしれない。だけど……」フレイは眉をひそめながら、立ち去っていくテュールの背中を見つめた。
参考文献
小説家になろう (2004)『軍神の剣』.
Lindow, J.(2001)Norse Mythology: A Guide to the Gods, Heroes, Rituals, and Beliefs(=『神々・英雄・儀式・信仰の北欧神話案内』).
茅盾(1930)北欧神话ABC(=『北欧神話ABC』).
推定総盗用率:およそ10~20%




