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北欧27
クババの魂は牢獄に囚われていた。囚われの身となったクババは、魂を通してシグルーンから溢れ出すむき出しの敵意を感じ取り、思わずテュールの顔を思い浮かべた。「テュール……怖いよ。助けて……」「お前がいるせいで、テュールは私を見てくれないのよ! 私だってテュールを愛しているのに!」シグルーンは電撃を帯びた鞭を振り上げた。魂だけの存在であっても、その痛みから逃れることはできない。「お前なんて死んでしまえばいい。そうすればテュールは私だけを見るしかないんだから! あははははっ!」「でも……私が死んでも、テュールがあなたを愛するとは思えない……きゃあああっ!」クババが言い終えるより早く、鞭が振り下ろされた。激しい痛みにクババは悲鳴を上げる。しかしシグルーンは止まらない。「忌々しい人間どもめ!」愛に飢えた獣は、自分以外に愛される可能性のある者すべてへ狂気じみた憎悪を向けていた。
「クババ、私はあなたよりもずっとテュールを愛している! それに、あなたなんか神じゃない!」シグルーンはクババが痛みで意識を失うまで、何度も何度も鞭を振るい続けた。
参考文献
小説家になろう (2004)『軍神の剣』.
推定総盗用率:およそ5~15%




