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崩壊61
「これで十分だろう……」「いや、まだ生贄が一人必要だ」「あと一人か……」「アルリムの姉ならどうだ?」「それは……」「なら、あの旅人二人は?」「いや、それはやりすぎだ。ニエンシャでいい」「君は本当に優しいな。文明の滅亡に手を貸そうとしているのに……」「せめて最期くらい、人間のままでいたい」村長はそう言うと、静かに目を閉じた。祭壇の周囲では松明の炎が揺れ、不気味な影が石壁に映し出されている。ナイアーラトテップは薄く笑みを浮かべ、その様子を興味深そうに見つめていた。滅びの儀式は着実に進み、後戻りはもうできない。
一方、エンリルとエンキは村人たちと共に畑仕事に励んでいた。黄金色の麦畑には穏やかな風が吹き抜け、村人たちの笑い声が響いている。村長が何を企んでいるのか、二人はまだ知らない。そして、自分たちがその計画に深く関わることになるとも思っていなかった。
推定総盗用率:およそ20~ 35%




