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家を出た私は小さなアパートを借りた。
お父様が保証人となってくれて借りる事が出来た。
「さて、まずはお金を稼がないといけないわね……」
やはり何はなくてもお金が必要、就職先を探さないといけない。
「元貴族令嬢の出来る事と言ったら限られてるし……、でも貴族関係とは関わりたくないわね」
貴族の家に使用人とか家庭教師とか色々あるけどできれば関わりたくない。
母国の婚約破棄騒動は多分他国にも既に流れている。
時が経過しても噂はいつまでも駆け巡る。
何処で誰が繋がっているかわからないのが貴族社会という物だ。
「だったら貴族とは関係無い……、やっぱり冒険者になるしかないわね」
冒険者になるにはギルドで登録するだけだ。
そこからは自分にあった依頼を受けてお金を稼げば良い。
別に魔物を倒したりとか悪人を退治したりとかだけが冒険者の仕事じゃない。
私は早速冒険者ギルドに行き登録をした。
登録自体は簡単に終わり適性検査を受けた。
適性検査は自分に合った『ジョブ』剣士や戦士、魔法使い、賢者等になれるそうだ。
で、私の結果は『採取者』だった。
採取者は文字通り何かを探すのが仕事であり冒険者としては余り良い仕事ではない。
それでも選ばれたのだから仕方が無いので私は採取者となった。