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逃がし屋  作者: エマ
9/12

ロキ(キャラ紹介、バリバリにネタバレ含みます)




【設定の補足】


義欠の体(フォルセダー)

 特別な鉄が使われている、義肢全般を示す

 素材には人の肉を必要とし、義手を作るためにはその人物の腕が必要である

 そうすることによって、義肢でありながらも自分の体のように操ることができる


 義欠の体(フォルセダー)の能力は、素材とした人間の思いが、色濃く影響する







 プロフィール



 名前:ロキ

 コードネーム:『逃がし屋』

 年齢:16歳


 身長:130cm

  義足装備時:173cm

 体重:32kg

  義足装備時:82kg


 瞳:黒いタレ目

 髪:ボサボサな赤い短髪



『性格』

 子供っぽく負けず嫌い

 よく喋るが底抜けに明るく、仲間にとっては光のような存在だった


『好きなもの』

 仲間・親友・競い合うこと・何かを作ること・走ること・同期から分けてもらっていたベーコンと砂糖菓子・コーヒー(ミルク少なめ砂糖多め)・家族のようだった同期・今の家族


『嫌いなもの』

 大人・睨まれること・あの声・あの手・逃げるしか脳のない自分




『産まれ』

 見捨てられ荒廃した街

 父は不明、五歳のころに母親は消息不明

 本人は捨てられたと思っている



『軍への入隊』

 軍人との殺し合い中にスカウト

 高い身体能力、身寄りと産まれがあやふやなために、その力を利用する目的で目をつけられた

 当時、彼は10歳であった



『仲間』

 第99期部隊に所属

 10歳の子供でありながら、大人顔負けの学力、脚力、殺しのセンスを見せていた

 けれど仲間からはただ哀れに思われていた

 わずか10歳であるのに……と


 その事もあって男女問わず可愛がられており、最初は戸惑っていたものの、本人もそれに喜びを感じていた

 だが同期は、ラク意外は亡きものとなっている



『足の喪失』

 同期が半分しか居なくなった頃、ロキは『義欠の体(フォルセダー)計画』を知る

 その条件は成績優秀であり、体の一部を自分で切り落として忠誠を誓うというもの

 それを知ったロキは、躊躇いもなく自らの両足を切り落とした


 彼は逃がしたかったのだ

 戦争で苦しみ、家に帰りたいと望む仲間を



『癇癪』

 5年間、『逃がし屋』として彼は要人たちを逃がしつづけた

 そしてある日、襲撃を受けた兵器庫の任務へ向かった

 するとそのには、両足のつぶれた同期と五体満足の要人がいた


 彼は迷った

 炎がせまる兵器庫から、どちらを救うかを


 だが答えがでる時間もなく、要人は同期を撃ち殺した

 『死にかけのアイツより私の方が価値がある! さっさと逃がせ!! 』と男は言った


 彼は要人の四肢をもいで頭をつぶし、同期の亡骸だけをもって国へ帰還した



『逃亡』

 仲間の亡骸をラクへ託すと、ロキは助けた要人たちにこう聞いた

 『銃を見せてくれ』と


 彼は仲間の死因をすべて覚えていた

 仲間の傷と一致する口径を持っていた要人を見つけると、燃料を頭からかけ、生きたまま焼いた


 その断末魔は、彼にとって虫の羽音よりも耳障りだった



 28人焼き殺したあと、ロキは辺境へ向かった

 その間ラクと遭遇したが逃亡に成功

 けれど何者かの狙撃によって腹を貫かれた


 雨のおかげで彼は見つからず、逃亡の最中に発信機等は壊した

 命からがら洞窟に身を隠し、そこで彼は彼女と出会った



『終戦のその後』

 リューべとともに、街中の小さな一軒家で暮らしている

 未だあの声と手に悩まされているが、リューべのおかげで昔よりかは前向きに生きている


 最近の楽しみは、二人でクロスワードをすること


 たくさん喋り、たくさん笑い、二人で食事を食べ、二人で弱さを埋め合う

 彼は戦争で失った時間を、ゆっくりと取り戻している




【装備】



『赤電ナイフ』

 ロキのベルトに装備しているナイフ

 刀身は赤く、表面温度は700度ほど


 ナイフのグリップに電気回路があり、それに高周波電流がながれることによって刃の温度があがる

 ロキの自作装備である


 素材に熱伝導のいい特別な鉄を使っているため、硬いものがぶつかれば簡単に砕けてしまう

 だが人の肉を切るのなら、それで十分だろう



『防弾対爆マント』

 防弾と対爆、その両方の繊維が編み込まれた赤いマント

 ふつうの装備と違って軽量であり、『逃がし屋』のためだけに造られた特注の装備


 けれど所詮は糸である

 ナイフなどの刃物に弱い



義欠の体(フォルセダー)


 (つい)の義足

 別名は『風の足』


 装備すると、風のような速さで走れる

 だが常人がつかえば、ただ足が速くなるだけの道具に過ぎない


 ロキの異常なバランス感覚、元々の身体能力の高さや動体視力

 それがあることによって、壁走りや爆風での大ジャンプ、加速などが可能になる


 ラクとの戦闘で左足は壊れたが、残った右足は今でもロキを支えている



『余談』

 コードネームがついた兵士には、専用の武器が与えられる

 ロキの専用武器は弓である


 戦争時に三回だけ使用した

 現在は国家に保管されている



『軍での成績』


 99期部隊

  訓練人数68人


 義欠の体(フォルセダー)なし


 格闘技術:4位

 射撃技術:5位

 狙撃技術:2位

 隠密技術:2位

 武器分解、組み立て:3位

 総合運動性能:2位

 座学テスト:8位



 義欠の体(フォルセダー)あり


 格闘技術:2位

 射撃技術:2位

 狙撃技術:2位

 隠密技術:2位

 総合運動性能:2位



【人間関係】


『リューべ』

 結婚相手、自分には彼女が必要だし命をかけて守りたい

 

『ラク』

 生き残ってくれた親友、兄のような存在。会って話がしたい


『まゆ』

 昔の自分のようで少し気になっている


『スープ屋のおっちゃん』

 その店の常連客になった。スープは美味しい


『名も知らない命の恩人』

 申し訳ないという感情も感謝もある。いつか二人で会いに行くつもり





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― 新着の感想 ―
[良い点] ラクの周りだけかと思ってましたが結構気のいい方々に軍時代は囲まれてたんですね(上の方はともかく)。それで抱え過ぎたとはいえ彼がやさしい人間に育ったことは腑に落ちました(*˘ω˘) スープ屋…
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