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幼い子供が、母親と祖母と手を繋いでいる。母親は言う、もう帰ろうと。来た道へ繋いだ手のひらを向けられ、パンケーキが食べたいと泣く子供。


コツコツとわたしのパンプスが鳴る。泣き声が追いかけてくる。わたしはその泣き声を置いて行く。


どんなに泣こうと喚こうと、口汚く罵ろうと、「あなた」は変わらんのだ。昂りに任せて起こした行動が現実を変える事なんて出来ない。


白いイヤホンから流れるミスチル。わたしが生まれる何年も前のドラマの主題歌。

ドラマの内容も、歌詞もよく知らない。それでもいっちょまえに切なさだけは感じてる。


じくじく疼く切なさは、傷つけられた痛みか。でもその傷も傷つける行為も、無力で無駄なものなんだ。


明滅する光の中を進む鉄の塊、まどろみの中で、わたしは言うの。

「優しい怪物」って

思ったことをつらつらと。

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