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はじまりの時

初めてのものなので誤字脱字が耐えないと思います。作品自体を楽しんで頂ければ幸いです。

人間関係。それは最低限のものさえあればいい。無駄な人間関係をつくるやつは騙されやすい。人間関係は最低限のものだけにしておけば、事件だってなんにも起こらずすむだろ。つくるやつはきっと幸せを求め、理想の関係を目指す。その結果は結局、いいものではない。だから人間関係は最低限のものだけつくろう!と暇な俺は考えていた。

俺の名は魔導(まどう) 闘也(とうや)。中学生2年生。イケメンでクラスに女の子の仲がいい幼馴染がいる…なんてのはありえない。たとえそんなやつが生まれたとしても性格も整ってるはずがない!!くそっ、俺だってアニメの主人公みたいになってみてぇよ。

俺はイケメンではなく、顔は中の上、幼馴染はいるがほとんどカップルのうざいリア充。

と、俺が頭の中でアニメの最初っぽい風に脳内トークしているところになにやら胸が平な、ショートの黒髪女子が近づいてきたようだ。

「闘也!キモイ!なんで上向いて満足気な顔してんの?」。

こいつは花田(はなだ) 真美(まみ)。幼い頃よく遊んでいた幼馴染。ちょっと待った!諸君!ここからラブコメが始まるわけではない!こいつはリア充。そう、交際しているのだ。

「別に。何でもねえよ。」

こんな適当な返しをしておけばどっかいくだろう。こいつ騙されやすいし。

「そ、そう。あのさ闘也って部活入ってたっけ?」

部活?そんなもの入るわけない。辛い練習や努力をしないで家でアニメを見て感動しているほうがマシだ。中学2年一緒にいてわからないのか?俺、そういうの苦手だから。で?なんの話?」。

机の横にいる真美を横目で見る。

「あのさ…例えばだよ?部活を作るって私に言われたら協力してくれるかな?例えばだよ?」

こいつさあ…例えばって言えば確認作業できると思ってんの?わかり易過ぎんだよ。部活作りたいんだろ?どうせ。

「部活?まあ…興味は無くはない。でもこの学校、先生とかうざいし、お嬢様見たいな学校を動かしてくれる友達とかいないし、無理だろ。」

そう、この学校はキモイぐらい普通でドラマやアニメの学校は羨ましいくらいだ。普通というのは理想から離れすぎると辛いものだ。

「別に誰も作るとは言ってないよ!」

「はいはい、そうでしたね。でもさっきのそういう意味だろどうせ。」

本当にこいつわかりやすいな。そして座っていた俺は変な体勢で座っていたため、自然に立ち上がった。それと同時に真美が口を開く。

「いやあ、まあ、そうなんだけどさ…」

いや落ちこむなよ。すこし落ち込んだ表情をする真美。こういうの苦手な俺はすぐ。

「わかった。わかった。悄げるな。でなんの部活なんだよ」

「やった!ありがとう!もう、闘也もツンデレだなあ。」

「だれがツンデレだ!このクソリア充!」

そもそもなぜ俺に頼むんだよ。てか俺の質問無視すんな。真美はすこし怒った顔でこちらをみている。

「別にリア充でなにが悪いのさ!この変態オタクボッチ!」

だれがオタクだ!だれがボッチだ!このくそ女が。

「もう1回聞くけど、なんの部活?」

質問されてたんだった!みたいな顔をして、少しもじもじしている。そして小声で俺の耳に直接口を近づけて囁いた。

「人間関係研究部…」

「えっ…」

俺は思わず少し大きめの声で言ってしまった。ちょっと待った。人間関係?そんな部活聞いたことねえぞ。なんの研究すんだよ。中学そういうのないだろ。研究とか。

「な、何さ!」

むうっと唸っておれをにらんでくる真美。俺はもう諦めさせようという手段に入っていた。こういう意味のわからん小学生が大人ぶった感じの中学生よくいんだよなあ。

「おい、お前それ本気か?」

「本気だよ!」

マジかよ。どうしよう俺。もうこいつの目、キラキラしてるんですけど。

「はあ。一応聞くが、なんでこの部活作ろうと思ったんだよ。」

少し真美が照れている。これで胸がもう少しあればなあ。駄目だ駄目だ。こんなこと考えてる場合じゃない。

「それはね。人間関係で困ってる人とかいたら助けたいじゃん!ね?」

シンプルかよ。何こいつ勝手に青春物語つくろうとしてんの?まあ、俺が部活に入んないんだったら勝手に部活つくらせとけばいいか。

「お前は少し甘い考えをもっているようだが…やれるだけやってみれば。」

「う、うん。わかった。ありがと。」

手伝いくらいなら暇だし、それにすぐこの部活作成計画も潰れるだろ。こっちが不利すぎるからな。

「さっそくなんだけど、部活作るには確か人を…何人集めればいいの?」

こいつはもう少ししっかりしてくれ。真美はわからなあい。みたいなポーズをとり、俺を見てくる。

「そもそも、作れるかどうかもわからんだろ。俺も知らん。」

「希望無くすこと言わないで!」

真美は悲しい表情をしてツッコンできた。でも事実は事実なのだ。現状を受け止めれる方が最強。

「んじゃあ、さっさと誰かに聞こうぜ。てかお前が聞け。」

「うん…って…そこは闘也が気遣って行ってくれるところじゃないの!」

「馬鹿かお前は。そんな理想はお前の彼氏にでも押し付けとけ。」

むぅ〜っと表情をしてみてくる。いや可愛くないから、周りから見れば可愛いけど。この流れ的に全然可愛くないから…。

「部員は5人以上必要だよ。」

ふと、横から声が飛び込んできた。そしてその声はまだ喋り続ける。

「さらに顧問も必要。それにすごい特別な理由じゃないと無理だね。」

今急に教えてくれたのは、同じくクラスメイトの野村たける(のむらたける)。頭もそこそこ悪いし、うるさい。たまにいい奴。っと言ったどこの学校にもいそうな奴。

真美がお礼を言いたそうな顔をしている。こういう時こそ俺の出番。と俺がさらっとお礼を言おうとすると。

「ありがとう…」

真美が先に口を開いた。おう。たまにはやるじゃねえか。でも俺のカッコつけた時間返して。

「無理そうだな。あきらめるか。」

もうこれは無理だ。どんな奇跡が起きようと無理だ。あきらめるとこも大事だ!ってよく言われたな。

「いや…」

「ん?」

「先生に聞くだけ聞いてみる」

「そうか」

結果は変わらないだろうな…。可哀想に。まあ、いい経験だろ。人間関係研究部!とか言って笑われてこい。

「じゃあ、聞いてくるね」

「へいよ」

今は昼休みだったな。もうチャイムが鳴るな。俺は残り少ない時間を次の小テストの勉強時間にした。そのまま真実を待っていると、キーンコーンカーンコーン。チャイムがなってしまった。次の授業は視聴覚室。移動しないといけないな。真実はまだ先生と話している。これは放課後まで聞けそうにないな。


放課後

もう気づけば放課後だ。今は5月。いい感じに空がオレンジに染まっている。おっと忘れてた。真実のこと。あいつまだ掃除終わってないのかな。と校門へ向かっていた足は止まり。学校の玄関の方へ振り返った。真実の姿はない。しょうがねえな。待つか。俺は柱によしかかりながら目をつぶって好きな女優を思い出しながら待った。

それからしばらくして聞き覚えのある声が玄関の方から聞こえた。

「闘也ーー!」

「ん?」

真実がこっちに走ってきた。随分と汗だくだなおい。下着すけねえかな。

「ねえ」

「ん?」

「私の下着のこと考えてた?」

「考えてません。すいませんでした。」

何この人。怖いんだけど。つい謝ってしまった。考えることも許されねえのかよ。

「まあ、それはいいとして掃除疲れたんだからね。」

「それはお前が運動不足だからだ。床拭きでもしたのかもしれないけど。疲れすぎだ。」

「うるさいし。毎日100m歩いてるし!」

「100mぐらいみんな歩くわ!!」

とナイスツッコミをしたところで、俺はあの部活のことが気になっていた。

「あのね。部活のことなんだけどね。」

「う、うん。」

「だめだった…えへへ…」

「そうか。」

残念そうな顔をして下を向いている。わかっていたがどうしても可哀想に見える。まあしょうがないことだ。神様だって大変なんだ。いろんな人に奇跡あげてるんだ。今回は貰えなかったってことだ。

「まあ。他にも部活はいっぱいあるしよ。気にすんなって。」

「別に凹んでないから大丈夫だ…よ…」

「帰るか」

「うん」

てかこいつ俺と帰るのか?女子と帰るとか何年ぶりだよ。

「彼氏さんはどうした?」

「今日は部活でいないの。」

「そうか。」

俺は彼氏の話をして、さらにこの女と一緒に帰るんだ。やばい怖い。嫌な予感がするから適当に言い訳して帰ろうかな…

と思った次の瞬間。空に白い光が見えた。俺はよくわからなかった。そして、その光が近ずいてくる。UFOか?俺と真実の動きは自然に止まっていた。

「え…」

と真実が声を漏らす。光はどんどん近いてくる。待てよ。俺の方に近いてきてないか。本当に訳が分からなく、混乱していた。そしてその光は物凄いスピードで俺の所にきた。矢のようなものだ。これは危ない。やばい。

「闘也ーー!逃げて!早く!」

もう遅かった。俺の胸には白く光る矢が刺さっていた。

「いやーーー!闘也ーー!」

不思議なことに血は出ていなかった。こんなのありかよ…そのまま俺は倒れた。END


続く。


はじめて書いた小説でした。間違いがたくさんあると思います。今回は微妙な感じで終わったと思います。次回から本格的に始まりますのでよろしくお願いします。読まれた方はいないと思いますが読んでくれていたらありがとうございます。

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