表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

アグボグブロシー

作者: 大橋 秀人

診断メーカー【物書きさん お題です】の「たった一人」と「切ない」を拝借。

世界最大の電子廃棄物の墓場。


アグボグブロシーにまた一人、幼子が足を踏み入れた。


頼ってきた親戚はもういないと言う。


ケーブルを燃やし、大量の黒煙の中から僅かな金属を見出す。


それを売った金を親に送るのだ。


でも、一日の終わりに集めた金属を奪われた。


途方に暮れて画面の割れたテレビに腰かける。


気付けば周りを取り囲まれていた。


皆、笑ってる。


幼子は呆然と立ち上がる。


歩み寄っていきたかった。


それが敵でも、味方でも。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 僕らが見るべき現実のような気がします。 電子機器により支えられる自分たちの世界が、誰かの世界を奪っている。 痛切な何かを、突き刺されたような気がしました。
2016/08/31 19:25 退会済み
管理
[一言] アグボグブロシー 、という言葉を知りませんでした。 切ないで済ませてはいけないのでしょうね。 このお話を読んで、なんだろう? って、私みたいにググった人がいるはずですね。 なんだか一言言いた…
[一言] 悲しくて寂しいお話でした。 国が見放した現状を、個の力ではどうすることもできない……それが幼子なら なおさらです。無常感、無力さを感じました。 執筆お疲れ様でした。
2016/08/30 23:26 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ