モンスター解説 七章
本日3話目です。
まずはモンスター解説!…閑話に出てきたものばかりでごめんなさい…
妖精の作った植物とどっちにするか迷いましたがこちらで、お菓子な植物の方はおまけの方に回します。
タイラントベアー
基礎戦闘力8000 体長10m ランクA
巨大な爪と鉄をも弾く強靭な毛皮を持つ巨大な熊のモンスター
非常に残忍で狡猾な性格をしており、発見と同時に討伐隊が組まれる。
獲物を見つけると執拗にいたぶるように追い詰め、高い知能により的確に弱点を狙って攻撃する。
一度餌と認識された場合、どこまでも追いかけられるため逃走は非常に困難。過去には数百km離れた土地まで獲物を追いかけ、その道中で暴れ回ったとの記録も存在する。
その毛皮は特殊な処理をすることで非常に滑らかな手触りになるため、最高級品として扱われる。だが、その討伐の難易度と生命力から、完全な状態の毛皮は世界にも数点しか存在しない。
ウィンドドラゴン
基礎戦闘力20000 体長10m ランクS
風を操り、高速で天を駆ける緑の鱗を持つ中級の竜種
『風竜』とも呼ばれ、風属性の魔法による補助と、その特徴である巨大な翼により、光竜と並び高い飛行速度を誇る。
気性の荒い火竜に比べるとやや温厚であるが、縄張りを犯した者には容赦なく襲い掛かる。
魔力や温度を探知するセンサーを鼻先に有しており、物陰に隠れている生物を発見するとともに得意の風属性の魔法と、急降下による鉤爪の一撃で襲い掛かる。
中級の竜種と言えどその存在は災害の一つに数えられ、討伐した者には竜殺しの名誉と、その死骸から手に入る莫大な財がもたらされる。
竜種の幼体はドラゴンインファントと呼ばれ、下級の竜種として扱われる。
テンペストドラゴン
基礎戦闘力50000 体長15m ランクSS
巨大な翼とエメラルドグリーンの鱗を持つ風竜の上位種
『嵐竜』と呼ばれ、その飛行速度は世界最速であるとも言われている。
炎竜や地竜などのように特殊なブレスは吐かないが、空中を高速で飛び回り風属性の魔法で絨毯爆撃のように攻撃を行う。圧縮された空気による攻撃は視認が非常に難しく、その威力は大型のモンスターですら即死に追いやる。
他の竜種と同じく全身が希少で高品質な素材として扱われており、太陽の光でその色合いを変える鱗は宝石としても高い価値を持つ。
上級の竜種は知能が非常に高く、人や獣の言葉を理解し、念話を活用することで意思の疎通すら可能である。
カースドラゴン
基礎戦闘力- 体長- ランク-
竜種の死骸が魔核に蓄えられた魔力を核として活動を開始したモンスター
『屍竜』と呼ばれるアンデッドの一種であり、素体となった竜種によってその強さは大きく変動する。
腐肉を纏ったゾンビ型、乾燥した肉と皮のミイラ型、骨だけになったスケルトン型が存在しており、その種類ごとに異なった特徴が存在する。ゾンビ型は生物を即死させる猛毒のブレスを、ミイラ型は生前の魔法を、スケルトン型は広範囲に猛毒をまき散らす。
特にスケルトン型は接近することすら困難であり、対処法は自滅を待つ以外にはほぼ存在しない。
どの屍竜も活動した後には不毛の土地が残されるため、アンデッドの中でも特に忌み嫌われる存在である。