第7話
めちゃくちゃ日が開いてしまいました。次話は早めに出したいです(願望)
忙しい毎日にはこれ!
テッテケテッテッテー!エナジードリンクゥ。
これを飲んでもう24時間頑張ろう。
「おい。目は覚めたかい?パッチリ?それとも瞼どっしり?」
声を聴いただけで応答が億劫になるのはなぜだろう。こいつと絡むことで得られる報酬は疲れだけだ。あいむべりーたいやーど。私はとても疲れている。勘弁してくれ。
「いきなりゲームに参加させちゃってごめんねー。でも、楽しんでくれたよね。君はゲームやる、楽しい。OK?」
No, not really. 本当にしつこい。返答しなければいけないのだろうか。
「返事がないなー。おい大学生(仮)!そんなんじゃぁ青春が逃げてっちゃうぜ?僕と一緒にお話ししよう。リア充になろう。」
こっちの返事の有無が分かるとか、無駄に高性能。私は製作者の無駄な努力に遺憾の意を表します。
「朝っぱらからうるせえ。寝起きで頭もまわんねーのにわーわーわーわー。なんなんだよ。」
「他の人はもうとっくにネクストフェーズに進んでるぜ!」
もうなんか、うざい。俺こいつ苦手。
「せっかくルール説明やらなんやらかんちゃらホンダラ、教えようと思ってたのに。もう、そんなんじゃ教えてあげないんだから。」
「お前って何なの?誰かが変声機でも使ってる?こんな饒舌な奴みたことねえぞ。」
「ん?ルアラのこと?」
一人称が自分の名前ってのは、なんか、好きになれないな。こいつがやるとなお一層うざい。
「ルアラはねぇ。うーん。この言い方キモイな。やめよう。僕はAI。ただのAI。自己学習機能がついてるから、日々人が嫌がることを勉強中なのだ。」
なぜここまで無駄なAIを創った。
「じゃあなんだ。感情とかっていうのは無いのか。」
「あるよそのくらい。いまどきどこのレジでも持ってる。」
「それって勘定か?」
「君って頭悪いんだねー。感情っていう言葉の意味教えてあげよっか?」
タブレットに勘定と感情の意味が表示される。ほう。なるほど。こいつは本当にすごい学習能力だ。絶妙にうざい。
「まあ、冗談はさておき、ルール説明しちゃっていい?」
それをさっさとしろ。
「もう、竜ちゃんったら本当に世話のかかる子!でも、そんなところが愛らしいわ!」
「誰だ竜ちゃんって。俺の名前にかすりもしてねえよ。俺はな、」
自分の名を告げようとすると、タブレットに警告音らしきものとともにSTOPと表記される。
「ここで自分の名前を言ったものは退場だよ。どこからだろう。この入試からだったらいいね。」
・・・それだけでは済まないということか。自分の名前を口にするのもダメなのか。全く不便だな。
各ゲームの紹介はもうすぐやります...
うう、睡眠、睡眠をくれぇ...zzz