表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Duty college  作者: スケトウダラの子
第0章
1/17

プロローグ

2040年、世間に衝撃、というか、疑問を与えた法律が制定された。

遊戯大学ゆうぎだいがく義務進学法ぎむしんがくほう

端的に言うと、国に選ばれた人間は遊戯大学とやらに強制的に入れ。ということだ。


義務化する理由がさっぱりなわけだが、国のお偉いさん方は我々一般人とは違う考え方をしているらしい。


この法律は、まだ法案だったときに与党によってほぼ強制的に可決された、過去数えても少ない通り方をした法律だ。ここで言う「ほぼ強制的」というのは2013年末に可決された法案の通り方と似通っている、というところだ。まあ、反論の着眼点がちと違うわけではあるが。


問題視されたのは、「なぜ義務化するのか」というところだ。当たり前だ。今まで3つしかなかったというのに大学に入ることを義務化、まして国が選んだわずかな人間のみに対してだ。平等なんてあったもんじゃない。国民間に義務の差があらわれること。よく憲法に反しないと判断できたものだ。おかげさまでいまだに議論が続いている。


輪をかけて厄介なのは、それが特定機密保護法に引っかかるということだ。国民はその情報を知ることはおろか、話すこともしてはいけない。ゆえに遊戯大学という単語そのものがタブーとされた。この意味の分からない大学は完全に国の支配下。おまけに情報さえも独占されている。


だが、噂ってものはいつでも聞こえてくるものだ。ネットで見つからずとも、どこからともなくそんな情報ははいってくる。遊戯大学は遊ぶための学校。ゲームを行い脱落した人は早くて数日で帰ってくる。ばかばかしい。いくら国のトップの頭がすごくともそんな適当なことを法律に、まして義務化するわけがない。まったく、人の考え、改め妄想力はすごいものだな。


2047年の春、俺は高校三年になった。特に夢や希望があるわけじゃないが、遊戯大学とやらにかかわるのだけは御免だな。俺は、普通に普通の暮らしをしたいだけだ。イレギュラー、想像だにしない人生はもうこりごりなんだ。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ