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依頼№1
ダイナミック解体リフォームセンター。それはキチガイ沙汰な、いや思いも寄らぬ方法で不動産の解体を行う業者である。
今回の不動産は、海辺の堤防の上にできた家。
地上の柱2本と、海に刺さった柱2本の計四本で支えられた、何とも不安定な家だ。
～依頼主の言葉～
「この家はいつも地震が来ると嫌な揺れ方をするんですよ。こんな家、この海に沈んでしまえばいいのに…」
この言葉を叶えるため、ダイナミック解体リフォームセンターが動き出す！
まず監督はどこかに電話し、何かを呼んだ。
そして10分後…
「ザーザザザーザザー」
海の向こうにUボート潜水艦が現れた！
Uボート潜水艦はこちらに向きを合わせたかと思えば…
「ヒュルルルルル～～～～」
なんと！何発もの魚雷を打ち込んできたではないか！
「ドッガ―――――ン！！！」
「ドガ――ン！！！」
「ドガドガドガ―――――ン！！！」
そのうちの2発は柱に命中した！するとどうだろう！家が傾き始めたではないか！
「ギギギギギ………」
そして…遂に…！
「バッシャ―――――ン！！！」
家は完全に沈み込んだ！
そして後続の魚雷の何本かが命中し…！
「バッコ―――――ン！！！」
「ガッシャ―――――ン！！！」
家は跡形もなく崩れ去って行った―――――！
こうしてこの依頼は完了したのだった―――――
～翌日～
「ニュースです。昨日突如○○湾に洗われた潜水艦により、堤防の一部が破壊されました。堤防からは大量の海水がその先の集落に流れ込み、その被害総額は数億円規模と見込まれます。以上ニュースでした。」
本当にこんな業者があったら逮捕されるがな！
