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第十二章



ムーナ星から10光年ほど離れた特別基地では、例の兵器の装填が史上トップクラスのスピードで始められていた。


装填は、数百万人の超ブラック労働と国家予算50年分の金額を代償に、わずか四日ですべての準備が完了する運びとなった。


そのときの動きは、まるで一つの生命体が慌ただしく、けれども、規則正しく動いているようであった。


完了からわずか一時間後。秘密兵器である兵器「ME」は、王による非常事態命令により、天の川銀河に向けて、星一つを彼方に飛ばすように、一発の圧縮球体を放った。


その速度は、科学的に説明することのできない光速を超えた異次元の力であり、その存在に地球人が気づくことは全くなかった。


「ME」は天の川銀河へと到達すると、銀河全体に届くまでの眩しい光を巻き散らし、やがて、銀河は覆った。


この瞬間、()()()()()()()



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