第一章から第三章までのキャラ紹介
少し物語が進んできたので一旦キャラ紹介を載せておきます。この次の話から新章突入です。
ムゲン・クロイヤ
黒髪で16歳の優しい心根の持ち主の《拳闘士》の少年。通常の人間よりも遥かに魔力の総量が少ない事で過去にはギルド内で不遇な扱いを受け更に冒険者パーティー【真紅の剣】から理不尽な理由からクビを宣告された。その後は【黒の救世主】と言う元のパーティーより高ランクのSランクパーティーをハルとソル、そしてウルフの4人で結成し今に至る。
過去に自分の故郷を守るために内に眠る力を解放して母を傷つけ、幼馴染や村の人間から拒絶されてしまう。自分の母親を巻き込むまいと自ら村を出た。その後はしばらく冒険者とは無縁な日雇いの仕事や時には残飯を漁る生活を送る事になる。そして力を一定コントロールできるようになり冒険者ギルド【ファーミリ】の一員となった。
魔力の強化による補助がなくとも刃物を逆に折ってしまう程の強靭な肉体を持つ。幼いころに母に自分が少し他の子供たちとは異なり体の強靭さに疑問を持ち質問をしたがはぐらかされる。だが二度の力による暴走を引き起こし数年ぶりに故郷へと戻る決意をした。
ソル・ウォーレン
【黒の救世主】のメンバーでありムゲンの恋人の1人である《魔法剣士》のナイスバディの少女。実はまだ駆け出し冒険者だった頃にムゲンに命を救われた過去があり、その日からムゲンに好意を抱き続けていた。その為に彼を理不尽に貶し続けていた【真紅の剣】のメンバーには怒りを抱いていた。しかしかつての仲間ホルンと面と面向かい合って話し合い今は見方を少しずつだが変えていこうとしている。
所持している愛用の武器はドラゴンキラーの剣と呼ばれるバラウールと言う名の剣を扱う。近接戦の戦闘力はトップクラスであり、《魔法剣士》と言う事で魔法を剣などに付与する力もあるが本人としては純粋な身体能力強化で剣を振るう事を得意としている。それ故にムゲンからは内心で《剣士》の方が向いているのではないかと思われている。
ハル・リドナリー
【黒の救世主】のメンバーでありムゲンの恋人の1人である《魔法使い》の心優しい少女。ソルと同様に駆け出し時代にムゲンに救われていつか彼と同じパーティーを組みたいとずっと夢見ていた。ソルと同じく【真紅の剣】の面々には怒りを感じていた。穏やかな口調とは裏腹に意外と大胆な性格をしておりムゲンと距離を縮める為に少し過激な方法を頭の中ではよく模索している。
《魔法使い》としての力量はSランクに相応しく他の《魔法使い》とは魔法の展開速度や威力が一線を画す。所持している魔杖はかなり高ランクの魔道具であるが魔道具の補助なしでもAランクの冒険者以上の戦力を保持している。時々笑顔で黒い発言がある為かムゲンからは恋人の中で一番怖い部分があると思われている。
ウルフ
【黒の救世主】のメンバーでありムゲンの恋人の1人である《弓使い》の亜人である狼少女。ハルやソルとは異なりパーティーに途中加入した人物であり元々は他の町のギルドの【異種族の集い】と言うパーティーの一員であった。しかし過去のムゲンと同じく、いやそれ以上にパーティーメンバーからは虐げられ奴隷として扱われ続けていた。しかしムゲンの言葉で救われ【異種族の集い】から【黒の救世主】へと移籍を果たす。
奴隷と虐げられ続けていたがその弓の腕前は超が付く程の一級品。強靭なゴーレムを貫通するほどの威力、速射能力などSランクに相応しい実力を兼ね備えている。よくムゲンに褒められると尻尾が揺れて子犬みたいだと少し癒されている事には気付いていない。
ミリアナ・フェルン
ムゲンの故郷で彼と共に長年仲良くしていたはずの幼馴染。ムゲンとは同い年だがいつも姉の様に振る舞い子供時代に泣いているムゲンを見つけると励まして涙をぬぐってくれた。ムゲンがいじめられているとよく駆けつけては逆にいじめていた子供を泣かせるほどに度胸の強い優しい娘だった。この頃のムゲンは恋心をよく理解出来ていなかったが初恋の相手でもある。
だがムゲンが故郷を守るために力を解放し暴走してからは冷たくなり彼を突き放した。よく石を投げては彼にすぐに村を出ていくようにと何度も傷つけた。だが彼が暴走してから数日間はいつも通り優しく彼に振る舞っており周りの目など気にする必要はないと励ましてくれていた。だがある日を境に態度が一変して他の村人達以上に彼に対して過激な行動を取り始める。
その後はムゲンが村を出てから数年間は村で生活を送る。そして2年前に村を出て今はとある町の冒険者ギルドに冒険者として身を置いている。だが定期的に村へと戻って来てはどういう訳かムゲンが戻って来ていないかを彼の母親へと確認をとっているらしい。自分から彼を追い出しておきながらまるで彼との再会を望んでいるかのような矛盾している振る舞いについては未だ謎が残る。
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