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異世界マゼマゼ奮闘記  作者: ぷい16
第三章 4人、日本とインジスカン王国を行き来する
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閑話―カンデラ子爵家の日本観光―前編

「あぁ、毎日疲れるなぁ」



 アカツキ伯爵の愚痴(ぐち)である。パソコン教室の授業内容の作成、各貴族に配分する電力の監視、英語学校の授業内容の見直し、やることはキリが()い。せめて思い出だけでもと思いついたのが…



(汲広(くみひろ)、ちょっといいか?)


(何でしょう?)


(カンデラ家は日本観光していないだろう?ちょっと連れて行ってくれないか?)


(いいですけどなんで急に?)


(ちょっと息抜きがしたくてな。せめて思い出だけでも)


(了解です。こちらで全部動きます)


(ありがとう。任せたぞ)



 そして、念話が終わった後、アントネラに伝えると、



「良い案ですね。家の両親も喜びます」



 と喜んでくれた。



「それじゃぁ、準備に動きますか」



 汲広(くみひろ)は、最初にアントネラの兄弟のシフォン、マイク、リサに声をかけた。


 ちなみに、この3人、英語学校を卒業したら、パソコン学校に通い始めた。



「家族(そろ)って日本観光か。それはいい」


「3人の了承を得たら、今度はカンデラ子爵家夫妻だな」



 汲広(くみひろ)は掃き出し窓の魔法でカンデラ子爵領メルタープにあるカンデラ子爵邸を訪れた。



「家族(そろ)って日本観光か。行ってみたいとは思っていたんだよ」



 カンデラ子爵家夫妻の感触も良好であった。


 そして、日時を詰め、観光のため、日本を訪れるのであった。


 まず向かったのは、汲広(くみひろ)の実家である岡塚家である。


 事前に連絡してあったので、父の修司しゅうじ、母の朋子(ともこ)、妹の朝里(あさり)(そろ)っている。


 久しぶりに会う両家。


 しばし歓談し、頃合いを見て、母の朋子(ともこ)が、



「料理を用意していますので、隣の汲広(くみひろ)の家へ行きましょうテーブルも運んであるのよ」


汲広(くみひろ)君、何故この家で夕食じゃないんだい?』


『家の広さ、部屋の広さの問題です』



 汲広(くみひろ)がもらった汲広(くみひろ)の家は、岡塚家の実家の2倍の広さがある。


 リビングも大きく、これだけの人数が行ってもあまり狭さを感じないのであった。



「さぁ、ごはんにしましょう」



 出したのは和食であった。


 ごはんに豚汁、みりん干しの焼き魚にステーキ。


 奮発したのはいいが、バランスというか、センスがちょっとおかしな食卓であった。



『このスープ、美味しいな。ちょっと変わった味だがこんなの食べたことがない。』


『我々は貴族だから結構な頻度で肉は食べられるが、この量、さすがに我々でも出たことがないな』


『魚をこのように加工して焼くとは。我々の調理法にはないな』



 口々に感想を述べるカンデラ家一行。


 料理の評価への通訳は半分くらいにした。


 歓談しながらの明るい食事。


 食後も歓談が続き、その後は岡塚家一行は汲広(くみひろ)とアントネラを残して自宅へ帰り、汲広(くみひろ)の家に残った7人は、ゆったりとお風呂に入った。


 ここからは全てサーメイヤ語である。



「インジスカン王国時間の朝には来ましたが、こちらはもう夜。明日の観光のために、少しでも睡眠を摂って下さい」


「しかし、起きて余り()たないんだ。まだ眠くない」



 そういえばと思い、アカツキ伯爵が持っている映画の中で、良い物がないか探す汲広(くみひろ)


 お目当ての物が見つかり、



「これはインジスカン王国で近日公開予定の映画なんですが、見ますか?」


「おぉ、見る見る。そういえば、王都では映画館というのが流行っているらしいじゃないか」


「映画館も我々が仕掛けた娯楽です」



 7人してリビングで映画を見る。


 もちろん、サーメイヤ語の字幕付きである。


 この家、オーディオも良い物を入れてあり、画面のサイズを除けば、映画館に匹敵する迫力であった。



 映画を見るのは初めてな5人。大げさに感情が顔に出ていて顔を見ているのも面白い。


 お茶とお菓子も用意してある。途中、パリポリお菓子を食べながら映画にのめり込む。



 そういえば、今年の日本語学校生、2人(ほど)、声優を目指していたっけ。


 日本で声優という仕事を学び、将来地球の映画をサーメイヤ語で吹き替えるのが夢だと語っていたなぁ。



 そうこう楽しんでいると、映画も終わり、日本では深夜になっていた。


 次に、英語学校のパソコン教室で流したプレゼン資料を見てもらった。


 やはり、最後に映った悪魔の地が気になったらしく、



「何故、悪魔の地が映ったんだい?」



 と、聞かれたので、



「あの、物が燃えるのには力があり、動力として使えて、物を運ぶ道具に使えたり、電気を起こしたりできるんです」



 と、答えた。


 他にも質問が飛んだが、それに、真摯(しんし)汲広(くみひろ)は答えた。


 そうこうしていると思う夜中。


 もうこれ以上起きていると明日のスケジュールに差し障る。


 ここは無理にでも寝てもらおう。



 そうして皆を客室へ案内する。


 いくら大きいとはいえ日本の家屋。


 1人1部屋とは行かず、2人1部屋となった。

お読み下さりありがとうございます。


地球や日本、リアルな世界とこの話での世界観は同一ではありません。また、ぷい16が理想とする世界観でもありません。フィクションとして楽しんで頂ければ幸いです。

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