表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界マゼマゼ奮闘記  作者: ぷい16
第三章 4人、日本とインジスカン王国を行き来する
44/166

OSのアップデートは長い

 アカツキ領主邸の自室に戻ってみれば、アントネラが待っていた。



「アントネラ、今からインターネットするのか?」


「はい。このままでは日本の情報に付いて行けません」



 汲広(くみひろ)はハブを設置し、日本から送ったLANケーブルをハブに挿し、もう一本LANケーブルを出して自分のパソコンに繋いだ。


 パソコンを起動して、そのまま立ち上がるまで放置することにした。そして、



「アントネラ、LANケーブルは僕が引くからパソコンを起動しておいて」


「分かりました」



 アントネラは自室のパソコンを起動する為に自室に戻った。


 汲広(くみひろ)の部屋からアントネラの部屋にLANケーブルを引くのは、電気を通した穴があった(ため)、あまり手間取らずに済んだ。


 アントネラの部屋のパソコンにもLANケーブルを()(ころ)にはパソコンは起動していた。



「ログインして、まずはセキュリティソフトのアップデートだ」


「はい。分かりました」



セキュリティソフトのアップデートは程なく済み、



「次はOSのアップデートだ」


「はい。分かりました」



 汲広(くみひろ)も自室のパソコンのアップデートを開始する。アントネラの部屋に戻り、



「アップデート、時間がかかりそうだな」


「その(よう)ですね」



 パソコンを見ていても、アップデートの画面が、”1%終わりました”からなかなか進まない。



「こりゃ時間がかかりそうだな。インターネットは明日の朝からにしないか?」


「その方がよろしいようですわね」



 アントネラはパソコンをつけっぱなしにしながら寝室に戻り、汲広(くみひろ)は自室でWi-Fi親機を接続してから寝室へ向かい、睡眠を()るのであった。



     *



「お(はよ)うアントネラ」


「お(はよ)汲広(くみひろ)


 

 二人はそれぞれ自室のパソコンへ向かい、アップデート状況を見る。


 すると、アップデートは終わっており、使える状態になっていた。


 パソコンはログインしてそのまま放置することにした。身支度をしてから、



(アカツキ伯爵、今、大丈夫?)


(問題ない。何だ?)


(日本の僕の部屋に大きめのネットワーク・ハブを設置したので自由に使って下さい)


(この前能力をもらってもう準備したか。早いな。では、使わせてもらう)


(OSのアップデートは時間がかかりますから用心して下さい)


(分かった)


(あと、土のう袋の魔法にネットワーク・ハブとLANケーブルが入ってますので使って下さい)


(用意が良いな。分かった)



 アカツキ伯爵との念話を終え、部屋を出た汲広(くみひろ)はばったりとアントネラと会い、



「アップデート、終わっていたか?」


「はい。終わっていました。やっと使えます」



 同じく、身支度を済ませたアントネラは嬉しそうにそう答えた。


 顔を洗い、食事を済ませ、汲広(くみひろ)は、念のため、発電状況を調べに行った。調べるとは言っても、屋敷内の蓄電状況を知らせるモニタを見るだけである。



(まだ、余裕はありそうだな)



 ハーパヤの街は、電気が引かれるのを今か今かと待っている人が()る。


 配線工事も毎日進んでおり、今では半分の世帯まで電気を引けたとか。


 計算上は(まかな)える。でも、監視は忘れてはならない。全世帯に配線し終わっても。



 自室に戻ろうとしていた汲広(くみひろ)は、アントネラとバッタリ会い、



「OSのアップデートが終わったら、ソフトのアップデートが待ってたですぅ」


「ハハハ…」



 アントネラはキャラ崩壊する(ほど)落ち込んでいたようだ。


 アップデートは時間が()てば終わる。


 汲広(くみひろ)とアントネラは屋敷の庭を少し散歩することにした。



「アントネラは日本に行って変わったな」


「それは、(まわ)りになじまないといけませんから」


「あぁ、そうそう、Wi-Fiも付けたからスマートフォンもインターネットだけなら使えるぞ」


「本当ですか?それでは後で日本からスマートフォンを持って来ます」



 旧領主のハンサム伯爵の趣味だろうか?


 庭には色とりどりの花が咲き乱れている。


 その花を(なが)め、雑談しながら、ゆっくりと歩く汲広(くみひろ)とアントネラであった。



 そうして、暇を潰し終えた汲広(くみひろ)とアントネラ。


 アントネラは自室へ戻り、汲広(くみひろ)は執事を呼び止めた。



「あぁ、緊急の手紙とか書類は来ていないか?」


「今日は来ていないようで御座(ござ)います」



 汲広(くみひろ)は念のため、執務室へ入って書類を確認した。明日でも大丈夫なようだ。



「そういえば、スマホ」



 アントネラの部屋へ行くと、アントネラはスマホとにらめっこしていた。



「Wi-Fiに(つな)がりませんわ」


「設定するから貸して」



 汲広(くみひろ)はアントネラからスマホを(あずか)かると、自室へ戻り、Wi-Fiの設定をした。そして、アントネラに部屋へ行き、



「これで(つな)がったと思うけど、どう?」


(つな)がりましたわ!ありがとうございます」



 アントネラの部屋を出た汲広(くみひろ)は、自室へ戻り、日本の自室からスマートフォンを持って来て、自身でWi-Fiの設定をした。すると、



”OSアップデートがあります。更新しますか?”



 との画面が。



(こっちもかぁ)



 疲れる汲広(くみひろ)であった。



 追伸、汲広(くみひろ)は一度、OSアップデートの内容をチェックした。


 その中には”サーメイヤ語の新規追加”というものがあった。


 これで、自作ソフトを入れずにサーメイヤ語が使えるぞ!と喜ぶ汲広(くみひろ)


 早速、自作ソフトをアンインストールする。


 そして、サーメイヤ語の文書を開いてみた。通知通り、自作ソフトが無くてもサーメイヤ語が使えるようだ。


 言語番号も自作ソフトに合わせてくれているところが嬉しい。


 早速、アントネラの部屋の自作ソフトもアンインストールした。


 サーメイヤ語が使えることを確認した後、アントネラは、



「これで地球でも、サーメイヤ語が認められたんですね」



 と喜んでいた。


 ついでにアカツキ伯爵にもその(こと)を念話で伝えると、想像以上に喜んでいた。


 何でだ?かくして自作ソフトは不要となった。


 これでまた前進したと喜ぶ汲広(くみひろ)であった。

お読み下さりありがとうございます。


地球や日本、リアルな世界とこの話での世界観は同一ではありません。また、ぷい16が理想とする世界観でもありません。フィクションとして楽しんで頂ければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者を異世界から召喚することに成功しました!
家族ごと!
戦闘経験の無い勇者とその家族、さぁ、どうする?
i565261
仲良し家族、まとめて突然!異世界ライフ

よろしければお読み下さい。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ