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異世界マゼマゼ奮闘記  作者: ぷい16
第三章 4人、日本とインジスカン王国を行き来する
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英語学校開校

 平和協定ブームはインジスカン王国周辺国で、ほぼ全ての国で、平和協定が結ばれたことにより、収束した。インジスカン王国国民は、少し明るくなった気がする。



 日本語教室の方は、日本語学校に昇格し、元、日本語教室の面々が教師として活躍している。


 悠生(ゆうせい)がプリントを作ったり、授業内容を考えたりすることはあまりなくなった。


 その代わり、ステファニアが学長となったことで、教師から、授業内容について質問が度々あるらしく、忙しくしている。


 そんな中、元、日本語教室の生徒で、地球に留学していたナターシャ・フォン・クラベリンスキーが、アカツキ邸を訪ねてきた。



「先生、お(ひさ)しぶりです」


「お久しぶり。元気にしていたか?」



 ナターシャは、実家の援助を受けながら、日本へ渡ったこと、日本へ渡って日本語がマイナーな言語だと知ると、アメリカに渡って英語を勉強し、日常会話には不自由しない(ほど)、英語が堪能になったことを話し、



「”地球の言語を広めるための施策(せさく)”というのを最近聞きまして」


「英語教室でもやるつもりかい?」


「はい。そのために帰って来ました」



 ナターシャは、英語教室を開く気マンマンだった。



「それでは、僕も教師役をやろうか?」


「本当ですか!」



 現代の日本では、大学の英語科に通っても英語をしゃべれない人が多いと聞くが、この世界の日本では、中学校を卒業すれば、英語をそれなりに(しゃべ)れてしまうのである。



「それでは、教室を開く場所を探さないとなぁ。空きになっている建物を聞いてみるよ」



 それからしばらくして、悠生(ゆうせい)は廃校になった学校の校舎があることを聞きつけ、持ち主と交渉し、使わせてもらう許可が下りた。


 そこで、アカツキ邸の使用人を送って大掃除を命じた。


 アカツキ邸の使用人も慣れたもので、1週間も()てば使える状態になった。


 電気も使えるようにした。例のプロパンガスを燃料にした発電機である。


 そこで、国に英語学校の開設許可と、生徒の募集をお願いした。すると、国の内外から、97名の生徒が教わりたいとやって来た。


 それに、ステファニアの兄姉(けいし)の、シフォン、マイク、リサが、またやって来た。


 100人ともなると、一斉(いっせい)に教えるのも考え物である。ここは生徒を半分にするか、教師をもう一人用立てて3人にして3教室に分けるか。


 そこで、ふと思った。日本に余った人材が()ないかと。


 そこで、日本の汲広(くみひろ)にサーメイヤ語教室出身で、良い人材が()ないか探して(もら)ったところ、大崎健五郎(おおさきけんごろう)という人物が適任であろうという返事があった。早速、スカウトして健五郎にインジスカン王国に来てもらった。



「ここがインジスカン王国ですか」



 初めて来たインジスカン王国に、興味津々(きょうみしんしん)の健五郎に、悠生(ゆうせい)はあちこち連れ回した。王都の平民街を一通り案内すると、夕方になった。悠生(ゆうせい)と健五郎は、アカツキ邸へ戻り、再度健五郎に(たず)ねた。



「この地で、英語学校の先生をしてもらえないだろうか」


「やります」



 こうして、3教室の英語学校が開設できることが決まった。



 ナターシャと健五郎に、パソコンが使えるか聞いたところ、使えるという返事。


 そこで、5台パソコンを購入して、学校の職員室に3台設置し、アカツキ邸の客室2部屋に1台ずつ設置した。


 サーメイヤ語のインストールも忘れない。


 ナターシャと健五郎にはアカツキ邸に寝泊まりしてもらうのである。


 3人で授業内容を打ち合わせをした。


 あと、生徒が泊まれる場所を計算したところ、アカツキ邸の客間に2人1部屋で泊まってもらったら足りることがわかり、そのように手配した。


 あと、アメリカと日本に教材の買い出しに行って、準備が整った。



 生徒にインジスカン王国に集まってもらう。


 実家から通えない者はアカツキ邸に泊まってもらう。


 生徒が全員集まり、生徒を全員、校舎へ案内した。


 職員室に講堂、教室3部屋。


 まぁ、使うのはこれくらいだろう。



 一旦生徒を講堂に集め、前に悠生(ゆうせい)、ナターシャ、健五郎が(なら)び、悠生(ゆうせい)訓示(くんじ)を述べた後、



「英語学校、ここに開講します」



 英語学校が、ここに開校する運びとなった。

お読み下さりありがとうございます。


地球や日本、リアルな世界とこの話での世界観は同一ではありません。また、ぷい16が理想とする世界観でもありません。フィクションとして楽しんで頂ければ幸いです。

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