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三話 お金を稼ぐ為に頑張ってみよう

評価欲しいですね。

ハーレムを維持するには経済力が必要なのはお分かり頂けるだろう。

例えイケメンでも貧乏なら「ごめん、経済力ない方とは一緒になれない」。

例え肉体を鍛えて運動神経抜群でも「ごめんね、お金ないと生きていけないわ。 筋肉はお金の付加価値でしょ?」


この様にお金を持ってない人間は魅力的でも離れて行ってしまう確率が高いです。


僕は早いうちにお金を稼がなければいけません。

お金を稼ぐなら? 今でしょ!


未来知識チートで株とかでもいいけど、元でがありません。

両親に相談しても一蹴されそうで言えそうにないです。


他に稼ぐ方法……小説を書くしかない。

しかも、僕には未来に出版された本を読んでいる。

それを全部、コピペして応募すればいい。

黒い笑みを浮かべながら実行するために紙に書き起こした。


僕には前世の時から特別な能力が備わっていた。

それは、完全記憶把握能力バックアップと言われ色々な分野で活躍した。

一度、読み書きした内容を完全記憶するという受験生真っ青な能力。


こちらに転生してからもフル稼働させていたりする。


この能力を使い前世の知識を使って金を稼ぐ。

もっと簡単に金を稼ぐ方法は多々あるが、あえて小説に挑戦するのには訳がある。

僕のコピペした未来小説を読み、今世の小説業界の進化を早めようとした考えだ。

元々、僕は本が前世の頃から好きな部類の人間だから良い小説を発展させる事に決めた。

その際にお金も一緒に稼ぐと言う一石二鳥の作戦だ。



僕はこの為に父さんにPCを強請ったと気付いた猛者はどれくらいいただろう?

それから、父さんとの約束の一週間を肉体鍛錬に費やした。






◆◇◆◇◆◇


約束の日は曇り空の肌寒い風が吹いていた。


「ただいま〜」

何時もより、一時間は遅い帰宅。

その原因は言わずと知れたPC購入であった。


小走りで父さんを出迎えに行き、最初に放った一言。


「父さん、PC買ってくれた?」

興奮して喋り出す僕ははたからみたらキモかったかもしれない。


「おう。約束通り、ノートPC買ってきたぞー」


「やったー。早く早く貸してよー。もう、父さん邪魔」

父さんからPCを奪い取った僕は即座に自室に籠もった。


ふひひ。 起動起動!

うっし。 やるか、必要なソフトをインストール。


「インストール セット アップ。 早く早く、動いてよ! 動けー!」

シンジ君の真似をしてみた。

え?似てないって? 細かい事気にしないでよ。



………




……







ふぅ、全部完了。

取り敢えず、書けるだけ原稿書きまくるか。


カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ


書き連なってく、どんどん小説が出来上がっていった。



有名小説を10冊分は書き切った。

んじゃ、数出版社に割り振って送信した。

休憩がてら体を伸ばし改めて部屋を見ると三歳児の個室にしては贅沢なつくりなっている。

まず、はじめに目が付く木の香りの残る机はこの部屋の象徴だったりする。

本を読む時も絵を書く時もPC使う時もこの机だけは手放せない。

今の季節は肌寒く、この部屋にも床には暖房カーペットにガスファンヒーターなどを常備してある。

まぁ、寒くなったら肉体鍛錬をすれば自然と温まるからあまり利用していないのが現状だ。



「ふぅ、PCを手にいれ小説が書き終わり。 特にやる事がなくなったな〜 アニメでも見ようかな?」


あ、アニメといやー挿絵を書けばいいじゃん。

僕の前世の趣味はイラスト書きと風景画だったな。

それを書いて送れば、自分の小説の挿絵書けるかも。

前世と同じイラストにしてやる。


それから5時間、イラストを書き終わりこれもイラスト大賞に送った。

自信作だしいけるでしょ。

あまり、長くやっていると怒られるかも知れないから今日はこの辺で終わりにしとこう。







◆◇◆◇◆◇


それから、毎日鍛錬と小説執筆とイラスト書きの日々を送った。

ある日、各出版社から小説の賞を取った事がわかった。


ー結果ー

○○小説大賞受賞×2

○○小説新人大賞受賞

○○小説金賞×2

○○小説銀賞×3

○○小説審査員賞×2

○○イラスト大賞受賞×2

○○ユニークイラスト賞

○○イラスト新人大賞

○○イラスト金賞

○○イラスト銀賞



凄い……応募した作品全部受賞している。

これだけで数千万円の賞金……ボロ儲け。



とうとう、これは両親に介入して貰わなくてはいけなくなったな。


次の日の朝食時に切り出す事にした。


「父さん、母さん、銀行口座ください」

単刀直入に言ってやった。


「「はぁ?」」

案の定二人とも口を大きく開けて驚いた。


「だから、銀行口座をつくりたいんだけど」


「まてまてまて。 何で急に銀行口座が必要になったのか詳しく説明してくれ」


「PCの勉強で余った時間に物語を書いてたら夢中になってて、それを応募して読んでもらって評価される賞みたいのあるらしく応募したら小説の部門で10個とイラストの部門で7個受賞した。 合わせたら一千万円以上のお金入るからね」


笑いながら答えてやったよ。 自分自身もこんなにとって驚いてるもん。



「あなた、うちの子はどこまでいくの?」

「し、しらん。 俺も今回の事でやっと気付いた。 この子は普通という部分がないのかもしれない。 優秀過ぎて孤独にならなければいいが」


両親がこそこそ言い合ってるが僕には聞こえなかった。


「それじゃ、銀行口座の件よろしくね」

そう言いながら手を振って僕は自室に戻った。


その日の夕方にあるニュースが流れた。


『天才子供現る!?有名出版社各社が受賞者を発表した所、全部門を僅か三歳の子供が受賞した事が分かりました。 尚、各社のイラスト部門7つも賞取った模様、受賞者コメントには「取るべくして取った」と力強い言葉を頂きました。 こちらウジTVでもこの子供を追いかけていく所存です』




◆◇◆◇◆◇



朝は鍛錬をし、空いた時間に執筆活動とイラスト書きをしているという多忙な日々を送っていた。


ある日、母親から「公園に行かない?」を言われて僕は首を縦に振って肯定した。

母さんと手を繋ぎ公園までの道を歩く。

途中の横断歩道では白い白線の上だけに歩いていいルールを行使し、母さんに苦笑されながらも楽しく遊んだ。

これが、童心に還ったっていうのかもしれない。


公園に着き、辺りを見渡して見るとママさんゾーンや砂場で遊ぶ子供に遊具で遊ぶ大きな子供と別れていた。

もちろん、俺は遊具で遊ぶ子供の方に走って行った。


遊具の前に着き、こちらを伺う目がチラホラあった。


「おい。 お前は砂場にいってろ。 ここは俺たち南小のもんだ」

一番背の高い男の子が僕に向かって言った。

「ここは、公共物なので所有権はありません。 国のものです。 ですが、僕は大人なので今回は譲ってあげますよ」

ちゃんと諭してあげた僕は仕方なく砂場の方に向かった。


砂場には同い年くらいの女の子が二人と少し離れた場所に男の子が三人いた。


「ねぇ、僕もいれて」

僕は取り敢えず二人組の女の子方に行った。

「いいわよ!ただし、私のいう事聞くのよ」

勝ち気そうで強い意思を持っていそうなツーテルの可愛い女の子が答えた。

「私も大丈夫」

口数の少なそうなこの子は髪を団子にしている可愛い子。


「ありがとう。 僕の名前は東城俊也、3歳です」

取り敢えず自己紹介からはじめてみた。

「私の名前は佐伯凛、3歳よ。 絶対に覚えなさいよ! パパとママがつけてくれた可愛い名前なんだからね!」

うん。 忘れない。 凛はツンデレ要因だと。

「私は水野唯、3歳」

無口キャラですか。 可愛いから全然オッケーよ。




「見よ、安土城! どや?」

二人の顔を見合わせて尋ねた。

「凄い凄い、シュンやるわね! 次は私の番よ」

「……凄い」


そんなこんなで夕方まで遊んだ。


「じゃあね。 凛も唯もまた今度ね!」

「シュン絶対だからね」

「うん。 また今度」



それから、僕たち3人は頻発に共に遊ぶようになった。


気付いたら5歳になり幼稚園に通う事が決まった。




駄文ですいません。

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