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プロローグ

「みーつけた」

後ろから聞こえてくる幼い声。


「みつかっちゃたか。今日の早希ちゃんは冴えてるね〜」


「あたりまえよ!私はあなたのお嫁さんになるのよ!将来の旦那さんの居場所は把握しているわ!」

小さな胸を叩き意思の強い瞳が僕を射抜く。


彼女の名前は森山早希。

僕の幼馴染にして将来の結婚相手。

そして、ハーレムの一人だった。
























































































































俺はそんな夢を見ていた。

あぁ、正夢になれば良いのに……

現在45歳独身貴族の独り言だった。



過去に戻れたらなら俺は立派な男になる自信があるのに!

人生なんて間々ならないもんだよな。


世界の波に呑まれ国の為に研究、会社の為に働き、

するといつの間にか人生50年と言われまであと数年。












ちょっと人生疲れたんで屋上行ってきます。









轟音を響かせある中年の男が自殺した。




◆◇◆◇◆◇


「おーい。俊、起きてるか?」

お父さんの声だ。


「起きたよ。お父さん」


「そうか。だったら、早く下に降りて来なさい」


「はーい」


僕は何時ものように横幅が狭く視界が暗い階段をゆっくり下って行った。

この階段はよく転んで痛いんだよね。


階段の淵からジュースの零れた痕跡に気付かずにそこに足をかけた。


ツルっ。


ズドドドドン。


大きな音が響き僕の視界が暗くなって来た。

お母さんとお父さんが何か言ってるけど聞こえない。






僕は階段から落ちた事でこの先、人生が変わるなんて気付かなかった。



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