表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
四季  作者: 葡萄鼠
4/4

~花吹雪~


 季節は巡り変わり また一年が始まろうとしていた


 今隣に君はいないけれど


 それでも世界は周るんだ



 巡り廻ってまたこの季節がやってきた


 蕾は花開き 色鮮やかな花を咲かせている


 香り高く薫るその匂い 香りと花弁を乗せた穏やかな風


 春の訪れを感じさせる様々な物が辺りに満ちている



 いつかの日 君の隣で見た夢にこの想い



 降りしきる桜のように 花弁のように


 咲いては舞い 落ちては積もるように


 重なり合ってできたいくつもの想い出は


 この春の柔らかな陽光のようにゆっくりと優しく


 ぽっかりと空いたこの心を癒してくれる



 隣に君はいないけれど それでも私は進むよ


 ゆっくりとだけど 確実に一歩ずつ


 私だけの路を歩んでいくよ



 君と過ごした日々はこの空のように明るく輝いている


 君から与えられたこの輝きは失くさないように


 いつか君に出逢えた時は


 変わらぬ輝きを携えたまま 微笑むよ


 そして「――――ありがとう……」と


 君にそっと言いたい



 感謝を、



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ